花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

除草を楽にする方法

2018年06月24日 | 環境システム科
畑にずらりと並んでいるのは環境システム科の2年生。
いつもは水耕栽培温室で実習をしています。
しかし今年は畑を少し借りて商品販売ビジネスの
基本的なノウハウを体験を通して学ぶことにしました。
そこでまずは商品作り。
この畑ではトウモロコシを栽培することになりました。
2週間前に畝を作ったのですが、現在育苗中で
植えつけるにはもう少し時間がかかりそうです。
ところが畑では容赦なく雑草が生えてきました。
そういうわけでこの日は全員で除草を行いました。
除草といえば生えている草をホーで刈り取るという
イメージですが、彼らは草のまだ生えていないところも
ホーを使って土を少し削っています。
しかしこの一見、無駄なような作業が実は効果的なのです。
これをすることで土の中で発芽しようとしている種子が大きく動かされます。
すると不思議なことに発芽がちょっと遅れるのです。
つまり簡単な作業ですが、これを毎週定期的に行うことで
畑に草があまり生えてこないのです。
雑草が大きく育ってから除草するのは大変ですが、
こちらは積極的に攻めて守るという予防的処置。
サッカーではありませんが
攻めが最大の防御であることを学ぶ2年生です。
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どこのレタスを選べばいいの?

2018年06月24日 | 学校
水耕栽培ではいろいろ作物を育てることができますが
やはり一般的なのはレタスではないでしょうか。
早く育つので植物工場のイメージ野菜としても定着しています。
環境システム科は水耕栽培を通して農業と工業を学ぶ学科。
したがってレタスの水耕栽培に取組んでいる人たちがたくさんいます。
まずは管理技術を習得させるために教材として栽培している環境システム科。
たくさん栽培しているので収穫にいつも追われています。
次に3年生が自主的に生産販売に挑戦する学校設定科目「起業チャレンジ」。
3社が競っていますが、やはり栽培しやすいレタスはどの法人もチョイスします。
そして科目「課題研究」。実験しやすいので
研究材料にする班がときどきいます。
それぞれ栽培目的は違うとはいえ、
出来上がってくるレタスの利用法はただ一つ「食べる」こと。
そこで小さな名農の校内ではいろんなレタスが流通しています。
今日はどこのレタスを買おうか贅沢な悩みを抱える名農です。
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