花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

パンドラの箱

2020年03月16日 | 研究
そろそろ誕生1周年を迎える環境システム科の新生環境班。
正式なニックネームはTEAM FLORA PHOTONICS トレジャーハンターズといい
先代のフローラの名前も引き継いでいます。
1年前、彼らが初めてフローラの本拠地であった馴化温室に足を踏み入れた時
温室にあるたくさんの資材に驚きました。
特に引き出しの中に入っている水質分析などの機器は
今まで見たこともないものばかりで、これを操った先輩に憧れも感じたはずです。
これらの分析機器は5年ほど前、環境システム科の1回生によって購入されました。
価格は20万円以上。学校や県に頼んでも導入してもらえるはずなどありません。
それに必要なのは今すぐ。そこで当時、蓄えていた賞金をはたいて購入したのです。
しかしそのおかげで3年かけて水質浄化システム「BIO ENGINE」が完成し、
2018年の国際大会出場につながったのですから、あの決断は正解だったと思います。
ただ先輩たちは、この機器で大きな成果を手に入れるのと引き換えに
分析にかかるとんでもない時間を奪われることになります。
1回の分析に3時間以上。放課後4時から始まりますが
部活動や進路で成果が必須の3年生にとって、これは苦しみでもありました。
その機器がこのコンテナの中に収納されているのです。
もしかしたら災いをもたらす開けてはいけないパンドラの箱かもしれません。
そんな箱を今、ハンターズが新研究のために開けようとしています。
憧れの先輩と同じ機器を使える嬉しさと同時に、不安もあります。
とんでもないお宝となるかもしれないし、彼らを飲み込んでしまう災となる可能性もあります。
神話ではパンドラの箱から、たくさんの災いが出てきます。
気がついた時はもう遅く、世界中に災いは広がっていきましたが
最後に何かもうひとつ出てきたそうです。
それが「希望」だといわれています
「いつかは幸福が手に入る」という希望が残っため
人間は絶望せずに生きていける」のだそうです。
これから始まる波乱万丈の物語。ハンターズ一丸となって試練を乗り越えて欲しいものです。
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雪に咲く桜

2020年03月16日 | 学校
春は三寒四温。
暖かさとと寒さを行き来しながら、少しずつ春の階段をのぼっていきます。
このような小刻みな変化の原因は移動性高気圧。
冬はどっしりした西高東低の冬型の気圧配置が特徴ですが
春になると偏西風が強まり、高気圧も低気圧もどんどん動き出すからです。
日本海にある高気圧が太平洋を抜けるまで3日半。
「春に3日の晴れなし」というぐらいです。
そんな理由からか、昨日はこのようにまた雪が降りました。
気の短い人は先週あたり、夏タイヤに交換したそうですが
まだまだ気が抜けない日が続きます。
十分ご注意ください。
さて今日は先日行われた高校入試の合格発表。
青森県では学校掲示とホームページの両方で公開予定です。
なごり雪の中、受験生の皆さんに
一足早い桜が咲くことを祈っています。

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