花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

旅立ちの日

2020年03月01日 | 学校
3月1日は県下ほとんどの高校の卒業式。
昔、名農は3月3日、桃の節句が卒業式と決まっていましたが
いつしか入試改革の影響で、早まってしまいました。
本日卒業するのは100名弱の3年生ですが
その半数がお隣の町である八戸市出身です。
つまり地元南部町の生徒より多いことになります。
南部町出身者なら、優しい姿の名久井岳、
雄大な馬淵川、そして緑に包まれた
名農のキャンパスはいつでも見ることはできますが
八戸市出身者はそう簡単にはいきません。
自動車で30分ほどで南部町に来ることはできますが
仕事でもなければ、こちらに足をのばす機会は激減すると思われます。
したがって南部町ならではの景色を眺めるのも今日でしばしお別れ。
残念ながら今日は来賓も後輩もいませんが、
ともに学んだクラスメートやお世話になった恩師の顔とともに
教室からの絶景をぜひ心に刻んで欲しいと思います。
暖冬の今年、もう帰り支度をしているのか空を見上げると白鳥が飛んでいます。
名農で学んだ「緑育心」を忘れず、
植物のような優しさとしなやかな強さで活躍してほしいものです。
グッドラック!
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最後は自分たちのために

2020年03月01日 | 園芸科学科
先日覗いた園芸科学科の温室です。
数えきれないほど、たくさんのサイネリアが咲いています。
もちろんこれは名農名物「花の卒業式」を飾るためのもので
よく地元紙やテレビで春の風物詩として取材を受けています。
管理しているのは園芸科学科の生徒たち。
残念ながら今年の入試から募集停止になりますが、
閉科までの2年間で、同じ施設園芸を学ぶ環境システム科によって
この技術は引き継がれる計画です
名農といえば「緑育心」というほど環境緑化が盛んな学校。
地域分会をはじめとするこれらの活動は内閣総理大臣賞を受賞するほどで、
まさに名農のアイデンティティーでもあります。
その活動を牽引してきたのが園芸科学科であり、
彼らによって育てられたこれらの草花です。
自分たちで育てているからこそダイナミックな緑化活動ができるのです。
さてこの1年間、園芸科学科は縁の下の力持ちとして
地域のために草花を育て植栽してきましたが、今日は違います。
なぜなら今日は卒業式。この日だけは自分たちのためだけに
思う存分ステージを花で飾ることができるのです。
名農生によって名農生のためだけに作り上げる絶景。
これでもかと花で飾られたステージをみると、皆さん驚きますが
残念ながら卒業式のため一般公開はしていません。
コロナウイルスによって在校生のいない変則的な卒業式になりますが
園芸科学科が果たしてどんなステージに仕上げるのか楽しみです。
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