花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

草のようで木

2020年03月06日 | 学校
まだ雪はありますが、次第に量は減ってきました。
すると雪の中から、いろいろなものが顔を出してきます。
この細い葉の植物は雪で倒れていますが、緑の葉をつけています。
この植物がなんだかわかりますか?
これは北海道で有名なラベンダー。
ポプリやエッセンシャルオイルでお馴染みのハーブです。
リラックスできるとか、眠りにつきやすいなどの効能があるので
昔から根強い人気があります。
栽培は簡単で、風通しが良く、日光がよく当たる場所ならどんどん増えて行きます。
ところでラベンダーはサルビアなどの草花と同じシソ科ですが
分類はバラと同じで木の仲間になります。
そういえば緑でかわいい葉をつけているリンゴンベリー も低木。
このように草花のように見えて樹木という植物があります。
皆さんも探してみてください。




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救世主

2020年03月06日 | 研究
研究活動に欠かせないのが記録写真。設定した区の結果比較はもちろんですが、
活動を重視する農業クラブでは活動している彼らの姿が必要不可欠なのです。
ハンターズは専用の防水防塵の小型デジカメを持っていますが
日頃の記録写真はもっと手軽なiPhoneが中心。
下手なカメラよりずっとよく写るからです。
しかし現在、今までとは毛色の違う新研究に取り組んでいるハンターズ。
そこで懐かしの一眼レフデジタルカメラが登場する機会が増えています。
大きくて重いので機動力こそありませんが、写った画像は大違い。
深い色合いと描写力はスマホとは比べものになりません。
30年以上も前、PCがなかった当時の農業クラブの発表はスライドが主流。
したがって先生は生徒が紙に書いた図表をいかにきれいに撮影できるかが大事で、
そのため農業の先生に採用されたら、モータードライブを装着した
高価な一眼レフカメラを購入するというのが当たり前でした。
現在、発表はPCになったので図表を撮影することはなくなりましたが
活動写真の必要性は今も変わらず、実習の度に写真を撮影してきました。
するとある時、問題が発生しました。フィルムカメラから
デジタルカメラに移行したらフィルムカメラ時代の古いレンズが使えないのです。
なぜなら古いカメラのピント合わせは手動式。
オートでピントが合う最新デジタルカメラのマウントに合わないからです。
長年愛用したレンズが使えない。これは本当にもったいないことです。
おそらくベテランの先生の押入れにはまだ使えるレンズが眠っているはず。
数年前、そんな古いユーザーの悩みに応えるため
古いアナログレンズを装着できるデジタルカメラが登場しました。
おかげで押入れで眠っていた、たくさんのレンズに命がまた吹き込まれました。
全国のユーザーは間違いなく大喜びだったと思います。
優れた製品を作るには今までの技術に囚われない新発想が必要といいます。
新設計で作った方が新たなユーザーも開拓できるのに、
このカメラのようにベテランユーザーの古いレンズを使えるようにする逆転の発想と
その企画にGOサインを出したメーカー幹部には頭が下がります。
一見、時代に逆行しているように感じますが
これも優れたイノベーションではないでしょうか。
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