花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

水耕イチゴ

2020年03月13日 | 環境システム科
大型水耕温室で植物探しをしています。
まず目に飛び込んでくるのは、この濃い緑色の葉。
ご存知、イチゴです。全国各地に観光イチゴ園がありますが
その多くがこのような温室で水耕栽培されています。
残念ながら品種名は表記がないのでわかりません。
名農で本格的なイチゴの水耕栽培を始めたのは
おそらく環境システム科が誕生してから。
栽培管理を学ぶ科目で育てたイチゴやトマトを
ビジネスを学ぶ科目でジャムやピューレに加工販売し、
ビジネスのノウハウを学ばせようと計画したからです。
後発のため、これといった名物のない環境システム科。
新鮮水耕野菜と加工品販売で農業学科としての立場を主張するはずでしたが、
なかなか軌道に乗りません。
そのため学科ができてからまだ一度も当初の計画は実現していません。
今年度から栽培作物を見直すようなので
ぜひ科目横断でダイナミックに学ぶ学習システムを実現させてほしいものです。
コメント

懐かしい水音

2020年03月13日 | 環境システム科
ここは名農が誇る大型水耕温室。
工業技術とともに、ガラス温室の環境制御や水耕栽培を学ぶ
環境システム科にとって、ここは工業実習棟とともに本丸に当たります。
一昨年は水質浄化と作物生産を同時に行うシステム開発のため
フローラが半年間借用しては、実験に明け暮れた馴染深い施設でもあります。
しかし環境班の後継者であるハンターズは
自分たちのベースキャンプである馴化温室で実験を行っているので
彼らにとってはちょっと入るのに敷居の高い温室かもしれません。
雪が溶けてきた先日。久しぶりに覗いてみました。
するとなんだか心地よい音がしています。
水耕栽培の養液が流れるせせらぎのような水音です。
どうやら栽培が行われているようです。
見渡せば確かに緑の葉があちこちに見えます。
外はまだ寒いのに、ここだけは春のよう。
窓が閉まらず中も氷点下になるハンターズの温室とは大違いです。
現在、名農のキャンパスは、元気な生徒の姿が消えてしまいました。
そこでちょっと温室の植物探検に出かけてみたいと思います。
コメント