花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ワイルドスピード

2020年03月07日 | 学校
先日、雪ではなく一時的に雨が降りました。
そのおかげで雪が溶け、中からいろいろなものが顔を出してきました。
前回発見したのはラベンダーですが、こちらはイチゴです。
とちおとめなどの栽培種は死んではいませんが、葉は茶色に枯れています。
ところがこれは野生種に違いホワイトディライト。緑の葉をつけています。
小指の爪ほどの小さく真っ白い実をつける白イチゴです。
野生、つまり原種に近いほど強いといいますが、栽培種との明らかな違いに驚きます。
今年は暖冬のため、ものすごいスピードで桜前線が進むといいます。
青森県で最も有名な弘前城の開花は、なんと4月14日。
10年前までは5月のゴールデンウィークにぴったり開花が重なること、
リンゴの選定技術によってたくさんの花をつけることから
全国各地から観光客が押し寄せていました。
ところがこんなに早くなったら連休の恩恵を受けられないので大変。
コロナウイルスの感染拡大も加わり関係者は頭を抱えているのではないでしょうか。
北国に住んでいると、いかに温暖化が加速度的速さで進んでいるのか、
そして時には暴力的に進行しているかが日々の暮らしから感じとれます。
さて南部町では、温室栽培のサクランボの人工授粉がもう始まりました。
今年正式に全国デビューする大粒品種の「ジュノハート」も開花しているそうです。
普通に栽培しても、とんでもなく高価な品種。
ハウスで促成栽培したら、いったいどんな価格がつくか気になります。
もしかしたら今年は、イチゴやササクランボの結実も早くなるかもしれません。
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決死隊ハンターズ

2020年03月07日 | 研究
新型コロナウイルスによる休校が各地で始まっています。
青森県は3月2日から。名久井農業高校では2日、3日が
土日に行われた卒業式等の振替休日となるので正式には4日からが休校です。
その休校措置がとられる直前、
ハンターズ5名がお馴染みの土肥実験室に全員集合しました。
目的は2月から取り組んでいる実験のためです。
おかげさまで青森県ではコロナウイルス の発生はなく
ハンターズのメンバーもみんな元気です。
しかし今思うと、たくさんの人が集まる集会に先月2度も参加していました。
1回目は2月に東京で行われた環境系の大会。
1泊2日で参加して来ました。そしてその1週間後に2回目。
なんと大阪の表彰式にも2泊3日で参加しているのです。
もしかしたら感染してしまったかもしれないと心配しましたが、
嬉しいことに潜伏期間をとうに過ぎても全員異常なし。
決死隊ハンターズは、この日もマスクで予防しながら元気に頑張っていました。
おかげさまで準備の手際も良くなっており、
以前より作業スピードもアップしています。
もちろん長居は無用。作業を終えたら、さっさと撤収しました。
早く安心し活動再開できるよう終息することを願っています。
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