花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

あなたもレジェンド

2022年12月09日 | 研究
12月最初の週末、フローラハンターズの代表2名は
東京の発表会に出場していました。
大会は普及啓発部門と研究専門部門の2つがあり
全国から選ばれたそれぞれ6校が出場します。
フローラハンターズは研究専門部門の4番手として登場。
ご覧のように担当した塩害抑制と赤土流出抑制について説明しました。
2人は国際大会や農業クラブでそれぞれ質問されるのは経験済み。
こちらは留守番なので、晴れ舞台に立ち会うことはできませんでしたが
日頃の練習の成果を発揮して、なんとか無難にこなしたようです。
面白いことに普及啓発部門の6校は普通高校ですが、
研究専門部門と変わらないぐらい活発で優れた活動をしていたとのこと。
研究専門部門に出場した農業高校も大いに刺激されたと思います。
さて結果はなんと環境大臣賞。第2位に当たる快挙です。
かつて環境システム科初代のTEAM FLORA PHOTONICSは
初出場、そしてバイオエンジンのデビュー作でいきなり内閣総理大臣賞。
このビギナーズラックには驚かされました。
その後、Treasure Huntersが2020年に環境大臣賞を受賞。
彼女たちは別大会ですが今年1月に環境大臣賞、4月に文部科学大臣賞。
そして今回はまたまた環境大臣賞。大会サイトをぜひご覧ください。
とうとう環境班のレジェンドたちと並び殿堂入りです。
大いに自信を持ったハンターズは、週末の最後の戦いに臨みます。
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Final Mission

2022年12月09日 | 研究
2017年のTEAM FLORA PHOTONICS。
最後の課題研究で初代メンバーから引き継いで育ててきた
たくさんのクリスマスローズを隠れて職員室前の木の下に植えました。
翌年の春になると、いつの間にか木の周りがクリスマスローズガーデン。
寺院の壁に落書きするのはいけませんが、
花で自分たちの思い出や存在を残すあたり、農業高校らしい愉快犯です。
さてここは名農の中庭。かつてはテニスコートでしたが
今は芝が張られた静かなスペースとなっていますが
先日の雪で芝が真っ白です。
実はFLORA、愉快犯第2段をこっそりと計画しています。
それは学校玄関をLEDのクリスマスイルミネーションで飾ろうという計画で
以前からFLORAが企んでいたものです。
数年前、環境システム科では職員玄関と生徒玄関の間の木を
同じようにクリスマスツリーにしましたが、ちょっと問題がありました。
それが電源コード。電源は名農の太陽光パネルで発電した
自然エネルギーなので、電気の無駄使いという問題はありませんが、
その専用コンセントが学校内にあるため、電源をとるのが難しかったのです。
さらに自分たちでオンオフしなければならないので面倒です。
今、FLORA HUNTERSが考えているのはソーラー式。
さらに自動点灯できるものなので、管理が楽です。
まもなく修学旅行。その前になんとしても決行したいFLORA。
Final Missionの日が近づいています。
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生物季節

2022年12月09日 | 環境システム科
ヘレボルス・ニゲル、つまり通称クリスマスローズの脇に
白く大きな蕾が顔を出してきました。
これは昨年とほぼ同じ時期。特別早くも遅くもありません。
順調に季節が流れ、植物が成長していることがわかります。
このように気候変動の指標や季節の便りとして
長年愛されてきたのが、サクラの開花を代表とする気象庁の「生物季節」。
かつて名農気象班でも名農でのサクラの開花などオリジナルの
生物季節を発表しては、今年は例年より早いとか遅いとか
皆さんを楽しませたものです。
ところが気象庁は、人員不足などの理由で大幅見直し。
令和3年1月からセミの初鳴き、カエルの初見など動物の観測を全廃し
さらにタンポポの開花など植物の大部分も廃止してしまいました。
残されたのは、アジサイの開花、イチョウの黄葉・落葉、
ウメの開花、カエデの紅葉・落葉、サクラの開花・満開、
そしてススキの開花だけ。なんだか寂しくなってしまいました。
ただ長年調査してきたものを打ち切ってしまってはもったいないと
気象庁や環境省、国立環境研究所などが協力しあって
また再開しているといいます。ポイントは市民参加型。
みんなで協力して継続しようという試みです。
さあ自然、環境の大切さを学んだ全国の農高生やOBたちの出番です。
詳しくは国立環境研究所の生物季節モニタリングの
調査員募集をご覧ください。
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