フライパンで焼いているのはお餅。
青森県津軽地方の郷土料理で「がっぱら餅」といいます。
作り方は簡単。餡と米粉と砂糖を混ぜ、水で練ってフライパンで焼くだけ。
写真は前任校時代に撮影したもので、津軽出身の先生が教えてくださいました。
先生がいうには、昔からおやつとして食べられていたとのこと。
津軽は米どころであるのはわかっていますが「おやつ」とは驚きです。
なぜなら私たちが住む太平洋側の南部地方は、低温多湿の偏東風「ヤマセ」によって
冷害が多発する地域。したがって米はとれず、主食はアワとヒエ。
それにコムギとソバを加わえて雑穀文化を育ててきました。
お米やお餅は、お盆、農仕舞い、年取り、正月やその他の神事じゃないと
食べられませんでした。そのため郷土料理はお米を使わないものばかり。
お米の美味しさを知っている今食べると、決して美味しいものではありませんが、
雑穀をいろいろな方法で食べる先人の知恵に驚きます。
さて明日は大晦日。皆さんは、年越しそばを食べ
お正月は盛大にお節料理を楽しむかと思いますが、近年までこちらは違いました。
まず年越しとはいわず「年取り」。そして大晦日は、あっさりおそばではなく
たくさんのお膳を並べ盛大に祝うのです。逆にお正月は、お餅はありますが
今のようなお節料理ではなく昨日の残りものでした。
陽が沈むとその日が終わりと考えていた先人。したがって大晦日の夕食は
すでに新しい年神様がやってきているとのことから盛大に祝うのです。
大晦日を盛大に祝う当時の風習は、近年までは変わらずありましたが
今は関東からお節や年越しそばの文化が入っているため混在しています。
ただ年取りの夜は豪華に、お正月もお節料理で華やかにならいいのですが
年取りの夜はおそばだけ、お正月は普段と変わらずという家も増えてきました。
祖父母と一緒に暮らしていないため文化が継承されていないのかもしれませんが
少し残念です。皆さんの大晦日とお正月の食卓事情はどうですか?
青森県津軽地方の郷土料理で「がっぱら餅」といいます。
作り方は簡単。餡と米粉と砂糖を混ぜ、水で練ってフライパンで焼くだけ。
写真は前任校時代に撮影したもので、津軽出身の先生が教えてくださいました。
先生がいうには、昔からおやつとして食べられていたとのこと。
津軽は米どころであるのはわかっていますが「おやつ」とは驚きです。
なぜなら私たちが住む太平洋側の南部地方は、低温多湿の偏東風「ヤマセ」によって
冷害が多発する地域。したがって米はとれず、主食はアワとヒエ。
それにコムギとソバを加わえて雑穀文化を育ててきました。
お米やお餅は、お盆、農仕舞い、年取り、正月やその他の神事じゃないと
食べられませんでした。そのため郷土料理はお米を使わないものばかり。
お米の美味しさを知っている今食べると、決して美味しいものではありませんが、
雑穀をいろいろな方法で食べる先人の知恵に驚きます。
さて明日は大晦日。皆さんは、年越しそばを食べ
お正月は盛大にお節料理を楽しむかと思いますが、近年までこちらは違いました。
まず年越しとはいわず「年取り」。そして大晦日は、あっさりおそばではなく
たくさんのお膳を並べ盛大に祝うのです。逆にお正月は、お餅はありますが
今のようなお節料理ではなく昨日の残りものでした。
陽が沈むとその日が終わりと考えていた先人。したがって大晦日の夕食は
すでに新しい年神様がやってきているとのことから盛大に祝うのです。
大晦日を盛大に祝う当時の風習は、近年までは変わらずありましたが
今は関東からお節や年越しそばの文化が入っているため混在しています。
ただ年取りの夜は豪華に、お正月もお節料理で華やかにならいいのですが
年取りの夜はおそばだけ、お正月は普段と変わらずという家も増えてきました。
祖父母と一緒に暮らしていないため文化が継承されていないのかもしれませんが
少し残念です。皆さんの大晦日とお正月の食卓事情はどうですか?