花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

Trio The FLORA

2022年12月27日 | 研究
仙台駅で昼食をとった名農研究班御一行様は、駅からすぐの会場へ移動しました。
何を食べたか聞いてみると女子は元気に「ラーメン」と答えます。
寒い時期なので、ラーメンにひかれたかもしれません。
さて発表会は、東北地区の環境系活動をしている高校生を讃えるもの。
審査はすでに書類で行われ、結果も発表されています。
つまりこの日は、授賞式と受賞した活動の発表会なのです。
そんなことでみんなピリピリしていません。
FLORA HUNTESは全員で6名。今までは数ある研究から1つ選び、
全員一丸で大会に望む場合が多かったのですが、今回は違います。
FLORA本来の姿は一人一研究。そこで個人研究の中から
面白い結果が出たものも応募して、評価してもらったのです。
その結果、応募した3つがすべて入賞。みんな大喜びです。
面白いことにお笑いでいえばトリオ、コンビ、そしてピン。
みんな人数が違うのです。この大会で名農1番の好成績をあげた
草花班の発表の後は、いよいよFLORAの出番。
まず最初は3人組の「Trio The FLORA」。
沖縄の赤土流出抑制活動について3名がリレーしながら発表しました。
3人ともオンライン発表やポスターセッションの経験はありますが
聴衆者の前で発表する経験はコロナのため今までありません。
きっと緊張したと思います。しかし発表後はたくさんの拍手。
ほっとしているのがよくわかります。
次はピン芸人の登場です。
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オリエンタリスの故郷

2022年12月27日 | 学校
一昨日ご紹介した真っ白の花が眩しいヘレボルス・ニゲル。
この花だけが、ヨーロッパではクリスマスローズと呼ばれています。
ではこの花は何でしょう。これはヘレボルス・オリエンタリス。
通称レンテンローズです。原種ではなく、いろいろなヘレボルスの交雑種。
花が赤や黄などとても華やかなのですが、レンテンローズという名前は
日本人にピンとこないので、業者はこの花もクリスマスローズとして売り出しました。
10数年前、日本では1鉢数万円で取引されるという
大クリスマスローズブームが起きましたが、その正体はこの花です。
青森の開花時期は春先。温室でも2月です。
これはフローラが勝手に校内に作ったクリスマスローズガーデンに
入学式の頃に咲いた写真です。深い紅色がきれいです。
皆さんは純白のニゲルと華やかなオリエンタリスのどちらがお好きですか。
ところでオリエンタリスとは何のことでしょう。
もちろん東方という意味ですが、それはどこなのでしょう。
残念ながらバラと違って中国やアジアにはヘレボルスの原種はありません。
答えはヨーロッパの中の東側。
なんと今、たいへんな事態におかれているウクライナ周辺です。
たくさんの原種がウクライナやトルコ、ジョージアなどで交雑され、
誕生したのがヘレボルス・オリエンタリスなのです。
クリスマスローズの花言葉は「私の不安をやわらげて」。
今はリーズナブルになっているので、ぜひ庭に植えてみてください。
紛争が落ち着き、オリエンタリスの咲く春が
希望の春になっていることを心から祈ります。
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