花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

私を忘れないで

2022年12月14日 | 学校
ご覧ください。12月も中旬になったのに雪が積もっていません。
そのためヘレボルス・ニゲル、
つまりクリスマスローズがまだ雪に埋もれていないのです。
ニゲルは原種。数ある通称クリスマスローズの中でも
この花だけが、クリスマスの時期に花を咲かせます。
純白の花はまさに「冬の貴婦人」。
バラではなくキンポウゲ科の宿根草ですが、本当にきれいです。
かつて園芸科学科時代のTEAM FLORA PHOTONICSは
初代メンバーが播種したクリスマスローズをずっと増やし育てていました。
そして卒業時には、好きな花の鉢を1つ差し上げていました。
なぜなら花言葉は「私を忘れないで」。
そんなメッセージを込めていました。
さて11月から蕾をつけ始めるのですが、まもなく開花という時にいつも降雪。
結局、雪に埋もれてしまい、クリスマスに雪の中で咲くクリスマスローズを
今まで一度も見たことがありません。
クリスマスまでもう少し。今年こそはと期待しているのですが
天気予報では、今日明日大荒れ。20cmもの雪が降るとのことです。
そこで今回は花の上に何かを被せて、
雪が積もらないようにインチキすることにしました。
もう雪が降っても大丈夫です。
そういえば絵本作家であり園芸家のターシャテューダーの絵本の中に
こんな言葉がありました。
「クリスマスにバラはいりません 五月に雪がいらないように」
確かに不自然なバラはいりませんが、クリスマスローズは必要です。
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3年で3人

2022年12月14日 | 研究
研究した成果を秋冬に開催されるコンクールに応募して
客観的に評価してもらうことで、実力と自信をつけてきたFLORA。
なかでも大臣賞となると別格の重みがあります。
2009年に結成したFLORAは2代目が結成3年目にして初の文部科学大臣賞を受賞。
その後も文部科学大臣賞を何度かいただきましたが
不思議に環境大臣賞には縁がありませんでした。
それは園芸科学科から環境システム科に移籍してからも同じ。
いただくのは文部科学大臣賞と総理大臣賞ばかりです。
環境研究に取り組みながら環境大臣賞をいただけないのは
まだまだ活動が不十分なのだといつも反省していました。
ところがどうでしょう。こちらにある3つの賞状をご覧ください。
いずれも異なる大会で環境研究班がいただいた環境大臣賞です。
実は2018年にTEAM FLORA PHOTONICSが解散した途端、
後輩であるTreasure HuntersとFLORA HUNTERSが受賞し始めたのです。
それもそれぞれ別の研究や活動に対して。FLORAは1人1研究が流儀です。
いかにさまざまな研究活動を同時に行なっているかが分かります。
今までなぜもらえなかったのかわかりませんが
最近、こんなにも立て続けに受賞し始めている理由もわかりません。
しかし念願の環境大臣賞を受賞できたので、大いに喜びたいと思います。
さて面白いのはここ3年間でいただいた賞状に記載されている
環境大臣のお名前がみんな違うこと。
気がつきませんでしたが、こんなにも早いスパンで大臣がかわっています。
社会は想像以上に激しく変化しているようです。
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