雑話「白いリンゴ」

これが白いリンゴ。
いろいろなメディアから写真提供を依頼されると
必ずこの１枚を差し上げています。
2009年に初代Apple Girlsが開発に用いたこの品種は「つがる」。
また彼女たちは古い品種ですが「祝」という青リンゴも白く変えました。
その後、２代目Apple GirlsやTEAM FLORA PHOTONICSが
さまざまな品種でトライ。「シナノゴールド」、「ふじ」、
「王林」などみんな白いリンゴに変えています。
白いリンゴは品種ではなく栽培法の工夫で誕生したもの。
だったらいろいろな白いリンゴを並べて
利き酒ならぬ利きリンゴをやろうと盛り上がったのを覚えています。
ただ最初に誕生した際の白いリンゴは糖度が低く
決して美味しいものではありませんでした。
しかし２代目Apple Girlsが袋のまま収穫した白いリンゴを
冷蔵保存しておくと糖度が高くなってくること、
さらに袋のまま真空パックに入れると2ヶ月経っても
白いままであることを発見。2010年の農芸化学会の
高校生発表会でSSHを抑えて最優秀を受賞しています。
また園芸科学科時代のFLORAは、文化祭で作った白いリンゴの
試食会を5年間継続。皆さんに喜んでもらったものです。
白いリンゴはFLORAにとって最初で最大の成功体験。
いろいろな思い出があります。
もし2010年11月25日の天声人語を読めたらぜひご覧ください。
Apple Girlsの話が載っています。
昨日は驚くことに朝から夜まで雨。雪がとけました。

Stollen

こちらは２学期最後の課題研究の様子。
結成時からちょっとしたクリスマスらしい終わり方をしています。
なぜなら園芸科学科時代のFLORAはほとんどが女子メンバー。
男子に比べ、いつも元気でした。その元気がFLORAの活躍を
支えているのですから、これには感謝しなければなりません。
そんなことでケーキを食べたり、ジュースを飲んだりと
楽しく締めくくったものです。
しかし環境システム科に移籍してからは男女比が逆転。
男子が多くなりました。さらに今年は
生クリームやチョコレートが苦手というメンバーが多く
以前のように積極的にケーキを食べる機会が減っています。
とはいっても何かするのが FLORAの流儀。
そこで今年はシュトーレンを食べることにしました。
シュトーレンは12月に入るとクリスマス当日まで
少しずつ切って食べるドイツのお菓子。
このようにクリスマスが来るのを楽しみにしながら
待つという海外の文化をちょっと紹介し、みんなで食べてみました。
みんな初めてだったようで興味津々。
日持ちさせるため水分をあまり含んでいない硬めのケーキですが
なかなかのお味でした。
最後に質問。このお菓子の名前は？
答えは「シュトーレン！」全員即答です。
味覚と一緒に学習すると、すぐ覚えてしまいます。
名農は今日から冬休み。3年生の修学旅行団も本日帰ってきます。