完全燃焼！

夏休みに入る直前、体育祭が開催されました。
今年は野球の全校応援などもあり
例年より準備が遅れていましたが短期集中で練習した結果、
無事、今年も大盛り上がりで終了することができました。
これは騎馬戦です。
危険だという理由から行わない学校もありますが
名農ではまだ行っています。
それどころかこの中に女子もいるのです。
小さな学校は生徒数も少ないため
一人で何種目を出ることになりましが、
それだけに充実感、達成感は大きいと思います。
適度な気温の曇り空の下、名農生は３年生をリーダーに
最高のパフォーマンスを見せてくれました。
みなさん、お疲れさまでした！

もやしもん

チームが使わせて頂いている順化温室。
実は利用しているのは３分の１で、
半分以上は現在、環境システム科の研究斑が利用しています。
他斑のエリアのため、なかなか奥に行くことはないのですが
先日、ちょっと探ってみました。
すると何やら面白い鉢をみつけました。
いったいこれは何でしょう？
よく見ると貝割れダイコンのような植物が育っています。
もしかして「もやし」の研究しているのかもしれません。
そういえば数年前、農業大学を舞台としたユニークなアニメ
「もやしもん」が人気になったことがあります。
名農生の発想もそれに負けず柔軟でユニーク！
研究発表で結果が公開される日が楽しみです。

水耕ベッド発見！

環境システム科が使っている温室をさらに
奥の方へ進んでいくと今度は水耕ベッドを発見しました。
それもちゃんと動いていて水が循環しています。
今度は野菜の苗を育てているようにみえます。
もしかしたら新型の水耕温室に植えるための
野菜苗をここでも育てているのではないでしょうか。
今月下旬は名農の体験入学。
今年もたくさんの中学生に
授業をほんの極一部ですが体験してもらいます！
その際は、ぜひ自然エネルギーを活用した
新型温室を見学してもらいたいものです。

南高梅

ウメの最高品種といえば「南高梅」。
販売されている漬物のパッケージをご覧下さい。
誇らしげに南高梅を使っていることを明記しています。
南高とは和歌山県の南部（みなべ）高校の愛称。
農業クラブ全国大会にもよく出場する名門校です。
町がウメの産地で、ウメ農家の後継者が多く学んでいます。
南高梅はそんな南高の生徒と先生方で開発した品種です。
全国の農業高校では課題解決学習を長年行っていますが
南高梅はおそらく最も成功した例のひとつだと思われます！
こちらは南部町（なんぶちょう）、あちらはみなべ町と
読み方は違いますがどちらも同じフルーツの里。
南部高校のように名農○○という品種が開発できたなら
どんなにすごいことでしょうか。
憧れであり夢ではありますが、
いつの日か名農生が歴史に残る成果を
あげる時がくるかもしれません。
実は夢を現実にするためにすでにチームは動き出しています。

鈴なり

南部町といえば「八助」という大きな杏を
梅と同じように加工することで有名ですが
これ一般的な「豊後」（ぶんご）というウメです。
それにしてもびっしり実がついています。
ウメは一般に摘果しないのでこのように
まさに鈴なりとなっています！
ウメやリンゴなど主な果樹はサクラと同じバラ科の植物。
したがって春は見事な花を咲かせます。
しかしサクラと違って花の後、
こんな豊かな恵みをくれるのが果樹の魅力です。
フルーツの里では秋まで収穫が続きます。
今日は名農の１学期終業式。
待望の夏休みといっても部活動や課題研究、
さらにアルバイトと何かと嘘がしい名農生。
鈴なりの成果をもって学校に戻ってきてほしいものです。