花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

あおもり留学

2023年09月18日 | 学校
名久井農業高校は来年創立80周年を迎えます。
80歳は人間でいえば「傘寿」。
長生きのお祝いをする節目です。
そんな伝統のある三八地区唯一の農業高校が
今また新しいチャレンジをしています。
それが県外からの生徒の受け入れ。「あおもり留学」です。
現在、数ある青森県の高校の中で
全国どこからでも入学できるのは、わずか5校だけ。
名農は、その珍しい1校に選ばれているのです。
募集は昨年始まったばかりなので、
全国に認知されるには、まだまだ時間が必要です。
それでも昨年、関東から入学された方がいます。
緑のキャンパス、ほのぼのとしたフルーツの里での暮らし。
都会育ちの若者にはとても新鮮なようで、
地元生徒以上に実習や部活動に積極的に励んでいます。
普通高校と違い、刺激だらけの専門高校。
今年も新たな仲間ができるのを心から待っています。
他県での高校生活を考えている方には、
いろいろな紹介イベントが催されています。
あおもり留学については県のホームページがあるので
興味がある方はぜひ覗いてみてください。
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待ったなし

2023年09月17日 | 研究
科学系、ビジネス系など高校生向けにいろいろなコンクールが行われています。
ここ数年ぐんと増えてきたのが、SDGs系。
達成目標である2030年が近づいてきたからかもしれません。
実はFLORA、今まで一度だけ挑戦したことがあります。
それが外務省管轄のジャパンSDGsアワード。
なんと総理官邸に出向き、官房長官賞を当時の茂木官房長官から
直々にいただきました。最初のチャレンジで
こんなビッグタイトルを受賞したので、その後はおとなしくしていました。
しかし今年、Jr.を出場させる手頃な大会がないので
思い切って2年とJr.の合同チームで応募してみました。
すると応募30数校から上位10校に選出され、
昨日開催されたオンライン審査に出場してきました。
ノートPCの左右に座るのが2年生。PC操作と質問を一気に引き受けました。
後列がJr.の3名。モニターにはJr.だけが映し出されています。
質問練習を数時間続ける2年生、発表練習をするJr.。
待ったなし。いよいよFLORAの番となりました。
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閉店ガラガラ

2023年09月17日 | 研究
日本土壌肥料学会のポスター発表会が月曜日を持って終了となります。
会場に行って発表した高校生は、9月12日だけ頑張れはいいのですが
オンライン参加のFLORAは約10日間という長い間公開されているので
ちょくちょくサイトをチェックしては、
寄せられた質問に回答することになります。
これは先週の課題研究。前回は質問が少ないと嘆いていましたが
今回はたくさん届いています。
今大会、FLORA HUNTERSは4チームに分かれて出場しています。
したがって用意されたMacのノートパソコンも4台。
どうすれば思いが伝わるのか、みんなじっくりとMacに向かいながら
言葉を探していました。ポスター発表の醍醐味である
専門家と相対してのディスカッションができなく、少し残念ですが
それでも自分の研究に博士たちが興味を持ってくださり
パソコンを通してですが、やりとりできるのは非日常。
ちょっぴり研究者気分を楽しむことができました。
シャットダウンする際、メンバーたちが、
なぜ他校よりもFLORAに質問がたくさん来るのだろうと話していました。
彼らの出した答えは、FLORAは間違いだらけでツッコミどころ満載だから。
これにはみんな苦笑い。でも残念ながら納得です。
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助太刀いたす

2023年09月16日 | 研究
放課後、土肥実験室に集まったのは、FLORA  HUNTERS & Jr. の5名。
オンラインで行われるSDGs関係の大会で
発表することになったので練習に取り組んでいます。
出場目的は、Jr.3人に発表を体験してもらうこと。
そのため無理やり3人全員を発表者にしたのですが、
決められた画角の中で3人がパフォーマンスするのは想像以上に厄介。
そこでいかにするとZoomの画面の中でスムーズに発表できるか、
立ち位置を変えながら何度も試していました。
その度に助太刀を買って出た2年生のお兄さん、お姉さんからもアドバイをもらい、
なんとかフォーメーションが決定。
ほっとひと息つきたいところですが、もう本日が大会。
時間を見つけて最後のチェックをして臨みたいと思います。
やるからには精一杯。あたって砕けてもいいんです。
天下御免の向う傷、それがJr.の勲章になります。
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地中レーダーが欲しい

2023年09月16日 | 環境システム科
みんな研究が終わって一段落しているのに
馴化温室に今も通っているメンバーが一人います。
彼が育てているのはナガイモ。
丁寧な管理もあって1株も枯れることなく育っています。
ところでナガイモの追肥は8月中旬まで。
それより後に肥料を施すと変な形になってしまうのだそうです。
栽培マニュアルを見ながら育てている彼。
8月に東京で行われたボランティアアワードに参加する直前に
ちゃんと最後の追肥を終わらせています。
では現在、ナガイモはどんな状態になっているのでしょうか。
彼のマニュアルによると、8月下旬からがイモの肥大期。
つまり今、土の中でどんどん大きく育っているというのです。
掘ってみたいのですが、根が切れてしまうのでできません。
魚群探知機のような地中レーダーがあったらどんなに便利でしょう。
新しいアイデアは不便さを感じた時に生まれます。
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