起床後、社員食堂で朝食セットの洋を食べてから出発準備。
訓練開始までに空港を一周してロケハンできるかと思いきやANAのB63がすでにtaxy to R/W35。
慌ててランウェイエンドに向かって車を走らせる。
青いサンゴ礁の海の色をお腹に映して着陸進入する旅客機・・・そんな景色とは正反対。大荒れの海で風は強いときで26ノット。消波ブロックに当たった波がしぶきとなって飛んでくる。
そのままではカメラも、レンズもいかれてしまうので車を風除けにして撮影。それでも風が強くて上体が揺れてしまう。後で見たらぶれのひどい写真ばかりだった。
ANAの飛行機が何回かタッチアンドゴーを繰り返し、離陸してすぐに機体を水平にさせてスロットルを絞る。
おや?と思ったらエアバンドから日本語で鳥がぶつかった旨の連絡が入る。いわゆるバードストライクだ。
写真データを見ると小型の海鳥の群れが機体の前方を横切っていた。ランウェイ上では作業車が滑走路で何かを拾っていた。
R/W17エンドに移動してどんな写真が撮れるか考えていた。
ANAはフルストップしてしまいいつ訓練を再開するかはわからない。そんな中、海上保安庁の最新鋭機JA720A(DHC-8-300)が飛来。慌ててR/W35エンドに向かう。
こちらもタッチアンドゴーの訓練を開始するが2回目くらいに「バードストライクの可能性が・・・」ということでこちらもフルストップの模様、をいをい・・・。
海保は問題が無かったようでそのまま管制塔前を通過してランウェイエンドへ。ANA機も目視点検では問題なかったようで訓練を再開した。
間もなくJALのB38が訓練に参加。3機が同じフレームの中に納まるなんて写真も撮れた。
さすがにヨメも飽きたようでうとうと始める。自分も場所を変えようと思っていたところだったので空港近くにある「通り池」に行くことにする。
ここは昔鍾乳洞だったのが地殻変動で海中に水没して出来た地形だそうだ。深い青色が神秘的なところだった。
でもそんな風景の中をJAL機がショートファイナルで通過して行く。気になってしょうがない(笑
R/W17エンドで撮影していると地元のおばさんが来てコンデジで撮影していた。こちらは初めて下地島に来たにもかかわらずどのようなアングル、場所で撮ったら格好良く飛行機が撮れるか聞かれるが困ってしまう。
しかも自分がエアバンドを聞いていたのが珍しかったのか、いろいろと聞かれた。「ホームセンターとかでも買える」と知るとどうしようかな…なんて言っていたが英語で交信と知ると尻込みしていた。
ANAのセカンドレグの2回目のアプローチを撮影してからフェリー乗り場に向かう。
サトウキビ畑が延々と続く風景。収穫が始まっているようで10人くらいの人が一つの畑で収穫していた。1本1本手で刈り、余分なところを刈る。そして山と積まれたサトウキビを重機でつかみ、10トンダンプの改造したものに積載していく。結構ダイナミックなのね。
フェリー乗り場の売店でお昼ご飯を買う。自分は沖縄のおにぎりとしてはポピュラーな具材のスパムと卵焼きをはさんだ物を買う。マヨネーズソースがおいしく、ボリュームが有り1個でお腹いっぱいに。
フェリーに乗り込むが波が高い。ちょっとした絶叫マシン状態。乗り物に弱い人はすぐ酔っただろうな。
フェリーから降りたらすぐにお土産屋さんに向かう。ヨメが空港にいる際にレンタカー屋でもらったチラシの中から三線を取り扱っているお店を見つけたのだ。
港からレンタカー屋に向かう道沿いにあったから時間のロスもなし。その店では本体、ケース、換えの弦、テキスト等のセットで2万を切るものが売られていてこれを購入。調律してもらい店を後にする。
空港に到着し、自分たちの乗るシップを見るとJA355K。昨日乗ったシップでビックリ。さすがにクルーまでは同じではなかったが…。
降機する際にサプライズが。「ご結婚おめでとうございます!」と言ってクルーがちょっとしたプレゼントをくれたのだ。フライトログに「ハネムーン4日目、下地島帰り」とメモ書きしてあったのを見つけたようだ。ありがとうございます!クルーの人達と記念撮影してらいました。
今日の宿泊は東横イン美栄橋店。那覇空港からゆいレールで向かう。ゆいレールに乗るのも目的の一つだったり…。
駅には日本最西端の駅ということで記念碑があった。
車両に乗り込んで笑えたのが運転席、助士席の後ろの席はかぶりつき席となっていること。車内はロングシートなのに。そんなわけでかぶりつかせてもらう。
車両製造は川崎と日立があるようだ。運転はATOでレールにもペイントしてあった。ワンハンドルマスコンでワンマン運転。運転士は大変そうだったけど、2両編成だからまだいいか。そんなことを思っているうちに美栄橋駅に到着。
チェックインしてすぐに夕飯をどこに食べに行くか調べる。近くでどうせなら沖縄料理を食べれるところがいい。
そしてみつかったのが「ゆうなんぎい」という店。有名なようで予約がないと大変らしいが行ってみることに。
18時20分頃に店に到着。ちょうど席も空いておりすぐに座れた。何を頼もうか迷っていると店員さんに「(沖縄)初めて?それならコースがいいよ。」と勧められる。確かに、品数も7品で全て沖縄の代表的料理らしい。ご飯もお代わりできるとのことでこれを頼む。さらに自分はオリオンビール、ヨメはシークワァーサージュースを頼む。
するとすぐにテーブルに品が並び始める。料理の説明を店員さんがしてくれたけど個々に書くのは面倒なので割愛させていただく。知りたい人は「ゆうなんぎい、Aセット」で検索すれば出てくるはず。
評判どおりおいしい!壁には処狭しとサイン色紙が張ってある。テレビの取材だけでなくプライベートで来た有名人もいるようだ。
昼食が少なかったせいか、ちょっと物足りない。そしてここでもソーキそばを頼むことにする。それから海ぶどうも。
このソーキそばが今回一番おいしかった。女将さんが「そりゃ他には負けんよ~」と笑っていた。ソーキは骨付きのものが2個。でも全然くどくない。するっとお腹に入っていってしまう。もう1杯いい?とヨメに聞くとヨメもうなずく。しかしここで女将さんが「焼きそばもおいしいからそっちにしてみない?」と言う。確かに。どうせなら品数をこなしたほうがいい。
こちらもおいしい。女将さん、アドバイスありがとう。また沖縄に来ることがあれば必ず寄りたい店だった。