平成26年7月9日に南木曽町で発生した土石流災害。
1名の方が亡くなり、中央線や国道19号が寸断されたため経済的・観光的にも打撃があった。
国道等のライフライン復旧工事は早急に行われた。
しかし、根本的解決をしなくてはいけない南木曽岳近辺の工事については昨年中は調査でほとんど行われなかった。
そして年度も変わり山の雪も解けてきたころ工事開始の情報が入る。
情報は新聞記事に載っており、ノザワヤさんが知らせてくれたのだった。
その記事にはピューマが何かを荷揚げしている写真が掲載されていたのだ。
それを受け、こちらは現地確認を開始した。
とりあえず、まずは現場を見に行くことに。

現場の前にまずは地図で確認。googleマップは被災後の写真だった。

そしてこちらが現地の最下流の堰堤の様子。完全に土砂で埋まっている。

大きい岩等を粉砕するためか、発破作業も行われるようだ。
ここで近くで田んぼ作業をしている方がいたので話を聞く。
ヘリでの作業は夕方6時頃まで行われていた日もあったとか。
撮影するなら小学校の上の方から撮ると現場も良く見えるとアドバイスをいただく。
ヘリについては「どこかからかぐるっと回って来る」とのことで場外に関してははっきりとしたことが分からなかった。
そうはいっても離発着し、物輸の荷物も置いておくとなるとそれなりのスペースが必要だ。
掲載されていた写真もかなり広いことがうかがえた。
スマホで地図とにらめっこしていると1ヵ所該当しそうなところを見付ける。

現場とはかなり離れているけど、ようやくヘリポートを発見。

土場は2ヶ所あるようで、ヘリポート近くのところにも山積み。
休憩していた土場で作業されている方から話を聞く。
ここに積んである木は今回の工事前に伐採されたもので、中には土石流で倒れたものもあるとか。
1本直径50センチは超えるような木がいっぱいあり、その威力に身震いする。
これらも有効活用されるということで何だか一安心。

今年も山歩きが多くなりそうなのでクマ避け鈴を購入。ちょっとは安心かな。
この日、午前中いっぱい待ったがヘリは来ず。
次の日に蒼い鳩さんも張り込んだそうだが結果ハズレだったそうな。
その後、自分ももう一度行ったがハズレ。
もう一度行ってダメなら諦めようと考えた。さすがに仕事がね…。
28日
仕事を徹夜や夜業で片付けて何とか一日休む。
今日、ハズレならゴールデンウィーク前の作業はたぶん無しと考えた。

8:08 AY79 OH-LTR FL150
現地に到着。
すると今日は作業されている人が数人おり、ロープ等準備している。
これは期待できそう!

標高は1050メートルほどの場所。山桜が満開を迎えていた。どこかからキツツキの打音も聞こえる。

燃料屋さんも作業終了。燃料の量からして今日で作業が終了ってことはなさそう。

今日運び上げるのはバックホウ1台分、10回を予定しているとか。
関係者にお話を伺った所、11時頃にヘリが到着するのとのこと。
今日は重機の荷揚げだけだが、今後はがれきの荷下ろしで100回以上は飛ばさないといけないとか。
じゃあ、がれき荷下ろしと重機の下ろしで今後何度も飛ぶってことだね。

9:56 GTI4512 N718BA FL130

10:25 ヘリが出発したとの連絡が来たのか、ヘリポート周辺に散水開始。

10:39 JA025N AS350B3 中日本航空 来たと思ったけどちょっと小さい。名古屋方面へ。
関係者に連絡が入る。
一度、現場を下見してから着陸するとのこと。
耳を澄ませてエンジン音がするのを待つ。

10:53 インサイト!てか唐突に現れる。

JA9660 AS332L 中日本航空 間もなく着陸…てこりゃイカン!
ヘリポート周辺の砂はなこの辺りの砂で花崗岩質の風化したもの。
粒子が細かく、一瞬ホワイトアウトする。

ちょっとホバリングして砂を飛ばしてから着陸。

砂煙が落ち着き、クールダウンしてからエンジンカット。機内の荷物をすべて出して身軽にする。

皆、準備ができた所で本日の作業の確認を行う。
ようやく主役の登場。
久しぶりのピューマの現場でうれしいが先ほどの着陸で砂嵐との戦いになることが予想される。
作業は午後からということで皆さん昼食。
自分もお昼ご飯を食べて本戦に備えよう。
後半へ続く。

1名の方が亡くなり、中央線や国道19号が寸断されたため経済的・観光的にも打撃があった。
国道等のライフライン復旧工事は早急に行われた。
しかし、根本的解決をしなくてはいけない南木曽岳近辺の工事については昨年中は調査でほとんど行われなかった。
そして年度も変わり山の雪も解けてきたころ工事開始の情報が入る。
情報は新聞記事に載っており、ノザワヤさんが知らせてくれたのだった。
その記事にはピューマが何かを荷揚げしている写真が掲載されていたのだ。
それを受け、こちらは現地確認を開始した。
とりあえず、まずは現場を見に行くことに。

現場の前にまずは地図で確認。googleマップは被災後の写真だった。

そしてこちらが現地の最下流の堰堤の様子。完全に土砂で埋まっている。

大きい岩等を粉砕するためか、発破作業も行われるようだ。
ここで近くで田んぼ作業をしている方がいたので話を聞く。
ヘリでの作業は夕方6時頃まで行われていた日もあったとか。
撮影するなら小学校の上の方から撮ると現場も良く見えるとアドバイスをいただく。
ヘリについては「どこかからかぐるっと回って来る」とのことで場外に関してははっきりとしたことが分からなかった。
そうはいっても離発着し、物輸の荷物も置いておくとなるとそれなりのスペースが必要だ。
掲載されていた写真もかなり広いことがうかがえた。
スマホで地図とにらめっこしていると1ヵ所該当しそうなところを見付ける。

現場とはかなり離れているけど、ようやくヘリポートを発見。

土場は2ヶ所あるようで、ヘリポート近くのところにも山積み。
休憩していた土場で作業されている方から話を聞く。
ここに積んである木は今回の工事前に伐採されたもので、中には土石流で倒れたものもあるとか。
1本直径50センチは超えるような木がいっぱいあり、その威力に身震いする。
これらも有効活用されるということで何だか一安心。

今年も山歩きが多くなりそうなのでクマ避け鈴を購入。ちょっとは安心かな。
この日、午前中いっぱい待ったがヘリは来ず。
次の日に蒼い鳩さんも張り込んだそうだが結果ハズレだったそうな。
その後、自分ももう一度行ったがハズレ。
もう一度行ってダメなら諦めようと考えた。さすがに仕事がね…。
28日
仕事を徹夜や夜業で片付けて何とか一日休む。
今日、ハズレならゴールデンウィーク前の作業はたぶん無しと考えた。

8:08 AY79 OH-LTR FL150
現地に到着。
すると今日は作業されている人が数人おり、ロープ等準備している。
これは期待できそう!

標高は1050メートルほどの場所。山桜が満開を迎えていた。どこかからキツツキの打音も聞こえる。

燃料屋さんも作業終了。燃料の量からして今日で作業が終了ってことはなさそう。

今日運び上げるのはバックホウ1台分、10回を予定しているとか。
関係者にお話を伺った所、11時頃にヘリが到着するのとのこと。
今日は重機の荷揚げだけだが、今後はがれきの荷下ろしで100回以上は飛ばさないといけないとか。
じゃあ、がれき荷下ろしと重機の下ろしで今後何度も飛ぶってことだね。

9:56 GTI4512 N718BA FL130

10:25 ヘリが出発したとの連絡が来たのか、ヘリポート周辺に散水開始。

10:39 JA025N AS350B3 中日本航空 来たと思ったけどちょっと小さい。名古屋方面へ。
関係者に連絡が入る。
一度、現場を下見してから着陸するとのこと。
耳を澄ませてエンジン音がするのを待つ。

10:53 インサイト!てか唐突に現れる。

JA9660 AS332L 中日本航空 間もなく着陸…てこりゃイカン!
ヘリポート周辺の砂はなこの辺りの砂で花崗岩質の風化したもの。
粒子が細かく、一瞬ホワイトアウトする。

ちょっとホバリングして砂を飛ばしてから着陸。

砂煙が落ち着き、クールダウンしてからエンジンカット。機内の荷物をすべて出して身軽にする。

皆、準備ができた所で本日の作業の確認を行う。
ようやく主役の登場。
久しぶりのピューマの現場でうれしいが先ほどの着陸で砂嵐との戦いになることが予想される。
作業は午後からということで皆さん昼食。
自分もお昼ご飯を食べて本戦に備えよう。
後半へ続く。