それは10月22日の夕方だった。
ヨメから「大ニュース」の見出しでメールが届く。
一瞬、何かの間違いかとも思ったがどうやら本当みたい。
長女が何やら絵画コンクールで賞を貰い、東京で表彰式があるという。
翌日、子供の通う幼稚園に関係者が来て書類を置いていった。
関係者とはコンクール主催企業の加盟企業で、幼稚園がいつも絵を提出している会社の社長さんだった。
「25年出していて初めてのこと」と社長がとても感動していたそうだ。
応募総数567938枚のうち幼児6人に入ったとのことで家族だけでなく幼稚園も驚き。
年末にヨメが現代詩で賞を取り(市内応募)、自分が5月に写真で賞を取り(応募総数が二桁)
そして長女はこれでいきなり全国相手にとは…。
両親を軽くぶち抜いて行ったよ(笑)
その後、本部から色々と問い合わせやら何やらあり家族全員(ジジババ含む)の交通費が支給されることになる。
副賞がネズミの国のチケットということで、ついでに行こうと画策した。
しかし宿泊1ヵ月前を切った時点で6人が泊まれるようなところはなく、姉貴の家の近くに泊まることにしたのだった。
そして授賞式の行われる11月24日。
朝早くから電車に乗って移動開始。
子供にとって1時間でも長いだろうが、がんばれよ。
名古屋で新幹線に乗り換え。いつもトライで来るところまで15分かよ…
車内アナウンスが入るほど今日はよく見えた富士山。子供たちも喜んでいた。
東京駅に到着して乗り換え。
大きなスーツケースを持っているから大変だが、ジジババがついてきてくれたおかげで助かる。
最寄り駅まで着いたところで案内に従いタクシーに乗る。
残念ながらJPNタクシーではなかった。
会場に到着するや否や地元企業の社長が出迎えてくれる。
ここからのエスコートは社長がしてくれて少々焦ってしまった。
エントランスには入賞者の絵が飾ってあり、受付終了後に記念撮影を行う。
自分の絵の前でポーズ!
時間になり表彰式会場へと移動。
そこには主催企業からのお土産等がどっさりとあるのだった。
とりあえず席に着き、表彰等が始まる。
審査風景も動画であり、本当に応募された絵を全部しっかりと審査したんだな~、と感心してしまう。
審査員の講評の中であったのが…
「賞を取ったからと言って才能があるというわけではありません。
お父さん、お母さん、そのあたり間違えないように。」
そうですよね~(笑)
表彰式も終わり、受賞者集合写真を撮っている間に昼食が用意される。
13時過ぎており子供はお腹空いたの連呼だった。
お弁当形式だが…
子供用だが結構量はあるぞ?
いただきます! 好きな物からどうぞ
こちらは大人用。結構量もあり美味しかったです。
時間はあっという間に過ぎてもうお開きとなる。
受賞者も北海道から沖縄までいるから帰宅時間を考慮してというところだろうか。
関係者に見送られて会場を後にした。
ちなみに、うちらをエスコートしてくれた社長は車で来て車で帰ったそうな。
本当にありがとうございました。
新宿駅から小田急に乗って相模大野へと向かう。
電車に乗ってからすぐに大あくびしていた子供二人は…
速攻で落ちました(笑)
相模大野で降りてすぐにホテルにチェックイン。
皆、普段着へと着替えてから再びお出かけ。
姉貴家族が町田でお店を予約してくれたのだ。
小田急町田は「ぼくまいごになったんだ」の舞台になったとこじゃないのかな?と読んでいていつも思う。
東京近郊では駅からそのままデパートの中というのは当たり前かもしれないけど。
サンリオショップの前で待ち合わせをしており、しばらくしたら姉貴家族も到着。
明日の仕込みも受け取り何から何まで本当に助かった。
それでは今日のお店へとお願いします。
それは駅から歩いて数分の「
町田 井の上」という寿司割烹料理店。
長女のリクエストで「お寿司」を頼んでいたからだ。
子供向けに早めにお寿司を頼み、大人は単品料理を頼む。
この茶わん蒸し、本当に美味しかった。
子供は早々に食べ終わりバタバタし始める。
姉貴の長女のYちゃんがケーキを持ってきてくれた。
今日の為、バイト先の常連さんにお願いして作ってもらったそうだ
量産品ではなく、本当にパティシエが作ってくれたケーキ。
チョコ文字で長女向けのおめでとうと次女向けの誕生日おめでとうの両方のメッセージを入れてくれた。
おかげでケンカにならずに済んだよ。ありがとう、Yちゃん。
パクパク食べる二人。生クリームが苦手なヨメも「これなら食べられる!」と食べていた。
楽しい時間はあっという間に過ぎる。
子供たちの寝せる時間もあるから早い時間にお開き。
またゆっくりと呑みたいね。
相模大野駅には大きなクリスマスツリーが。地元じゃこんなの無いよ!
ホテルに着いてからひと騒動。
子供二人を風呂に入れてヨメと一緒に寝かしつけ。
大人の時間…と言いたい所だったが缶ビール一本飲んだら寝てしまったのだった。
25日
宿泊したホテルセンチュリー相模大野。
ここの「グリルキッチン ボン・ロザージュ」朝食バイキングは宿泊者だけでなく、外部からも可能。
見送りがてらと姉貴家族も来てくれた。
全品制覇しないと気が済まないお義兄さんは平常運転。
この人の胃袋、本当にどうなってるんだか…。
ちなみに、昨日別れた後は姉貴夫婦と長女Yちゃん3人で2軒梯子したそうだ。
うちの子二人はバイキング方式はほぼ初めて。
「よつばと!」で予習していた長女は上手にできたが次女はそうはいかず自分と回る。
しかしまあ見事に肉系ばかりだった。
お腹もいっぱいになり、時間も来たところで駅のホームまでお見送り。
また来年の夏にでもおいでよ~!
さて、昨日受け取ったのは某所のチケット。
割安に入手することに命を賭けていると言っても過言でもないお義兄さんが動いてくれたのだ。
本当に感謝!
目的地の駅に着き、電車から降りるともう既にそこの世界の一部に入り込んでいるよう。
電車から降りる人の中にはもうすでにそこの住人の一人になっている方もいた。
駅からその場所までの間もその世界観に倣っているのかな。高いビルは同じネコ科でもまた別物の子のところ。
あちこちにあるキャラクターのモニュメントに絡みながらだから時間はかかったがようやくゲートが見えてきた。
話には聞いていた猫屋敷。さて、どうなっているのか…
というわけで、やって来たのはサンリオピューロランド。
これ、意外と東海地方の人は知らないようで…。
会社にお土産を持って行ったが施設名を言っても「そんなのがあるんだ~」という人がほとんどだった。
荷物をコインロッカーにしまってようやく身軽になる。
ジジババはゆっくり中を見て回るというので子供二人のさせたいようにする。
しかし、大体のアトラクションが30分から60分待ち。
ナガ〇マのようなライドがあるかもと期待していた長女はがっかりした様子だった。
恋人の聖地100選のうち一つだそうで。次女の首には今月の誕生月の人がもらえるカード。
会場内にアナウンスが響く。
入場時に貰った今日の催し物を確認するとどうやらこれからパレードみたい。
係員の案内に従うまま近くの通路脇へと座る。
なんだかハイテクなライトの販売も。こうやって搾し…もとい営業をするんだね。
パレードが始まる寸前、会場内は真っ暗になる。
暗いのが苦手な次女は半泣き状態。
でも始まったら口が半分開いていた。
パレードにはサンリオキャラクターが出てくるが「あ、そういえばいたね」というキャラも。
出ました、この館の主。
単なるパレードではなくストーリー仕立て。そのためにあのライトを売っていたのか。
めでたしめでたしでパレードは終わる。
時計を見ると結構いい時間。
お土産を選んでいるうちに出発予定時間となってしまった。
子供たちに帰るよ、と言うとあっさりと帰るという。
長女に聞いたら「ジェットコースター無い…」
次女に聞いたら「くらいのやかみなりはやだ」(パレードの演出でフラッシュ的なのがあった。)
かわいいところで、と思ったがそれは彼女たちの琴線に触れるものではなかったようだ。
この調子だとネズミの国ではどうなるかな。
帰りは中央線で。
とりあえず立川に出る…ていうか立川素通りですか(泣)
多摩モノレールに乗るのは初めて。
眼下に見える景色を楽しみつつ、あっという間に立川駅に到着。
中央線に乗り換える前に駅弁を見てきてもらうが特にいいのはなかったとのこと。
親父に荷物の番をしてもらって自分が見てこればよかった…。
子供たちとヨメはパンを、ジジババは適当にお弁当を買ってきた。
自分は車販で買うか…。
今回の旅の楽しみでもあった新型車両E353「スーパーあずさ」に乗る。S111編成
乗ってすぐに車販が来たのでお弁当とスゴクカタイアイスを購入。1個じゃないよ!
新型車両ということで座席回りにコンセントがあったり静寂性が上がったりはいい。
しかしこういう使い方をあまり想定していないのか、座席を向かい合わせにすると狭い。
シートもなんか薄く、自分にはしっくりとこなかった。
まだ車両が新しいこともあり、多目的トイレはきれいで助かった。
子供たちはお腹がいっぱいになると寝てしまった。
ヨメもじいちゃんも寝たし、起きているのは自分とお袋だけ。
この「中央東線回り」はお袋の秘めた願いでもあったそうだ。
あちこち旅行しているが中央線で東京へ行くことはやっていなかった。
まあ普通は乗り換え面倒だし、高速バスで1本で行けるしね。
気が付けば八ヶ岳の横を通り過ぎて茅野へ。
岡谷を出発したところで降りる準備。
塩尻で今度は「しなの」に乗り換え。
時間はあるけど、自分はここでミッションがある。
食べてみたかった塩尻駅の駅そば「葉わさび蕎麦」
お隣さんのブログを見てていつか絶対に食べたいと思いつつ、なかなか果たせなかった。
確かにこの量なら2杯はいけるかな。
そして葉わさびの香りも楽しめた。
ご馳走様!
そしてやってきたのは383系「しなの」A2編成でした。
こちらは座席を向かい合わせにしても膝同士が10センチは開く。
シートもこちらの方が心地いい。
こっちはデビューしてから24年。
振り子制御が古いため乗り心地はこっちの方が若干揺れるか…
ただ単にこっちの方が曲線がきついのか(笑)
定刻通りに最寄り駅へと到着。
色々とあった一泊二日でしたがいい思い出となるかな?
姉貴家族や社長さん、本当にありがとうございました。