(・・・前回からのつづき)
さきに男がメスを見る視点は「愛玩的な姿」であると述べた。
しかし、この価値観には1つ反論を申し上げたい。
ただかわいいだけのヒロインで良いのか?
常々、わたしはそれは違うと思っている。
かわいく、なおかつカッコいいヒロインが好きだ。
なにかに真剣に取り組んでいる姿勢がカッコいいヒロインでもいい。
なにかの特殊技能をもって戦うカッコいいヒロインでもいい。
ただかわいいだけのヒロインはどこにでもいるではないか。
なにか1つくらいヒロインにもカッコいいところが欲しいと思わないだろうか。
カッコいいヒロインの代表例というと、やはり松本零士だろう。
やはりエメラルダスやメーテルはカッコいい。
そしてエメラルダスやメーテルには女のファンまでいる。
個人的な好みでいうと、かわいくてカッコいいヒロインでは変身後の赤夜モカ(@ロザリオとバンパイア)や緋鞠(@おまもりひまり)や紐緒結奈(@ときめきメモリアル)なんかが好きだな。
これらヒロインならば、男⇔女をひっくり返しても成りたちそうな気がする。
古代神話の時代から、男女の物語というものは
男「○○は俺が守る!!」
みたいなので作られるパターンが数限りなく多い。
キホン的に男とはそういうものなのだろう。
超極端なことを言うヤツだと、リビアのカダフィ大佐なんかは
「アラブでは妻は家具だ」
とか言ってるらしいが、いわゆるそういうところにある。
だが、わたしはそんな感覚があまり強くない。
どちらかというと、守るべき乙女というより、背中を任せて戦える相棒みたいなヒロインのほうが好きな気がする。
だから、ただ可愛いだけではなく、可愛くてなおかつ、なにか尊敬できるカッコいいステキなところがあってほしいのだ。
まあ、世間の男がオスとしての自意識が強すぎるから
男「○○は俺が守る!!」
みたくなるのか、はたまたわたしがオスとしての自意識が欠落しすぎているのか、それはどちらが正しいのかは何とも言えぬ・・・。
ヒーロー像にはそういうところはふんだんに盛り込まれている。
だからヒロイン像にも盛り込ませてほしいと思うのだが、そうはいかないものかね。
それこそが男女同権を実現する鍵だと思うのだが。