教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

ドマッシュノのない人生

2009-07-31 00:02:17 | 経済/経済/社会
そもそもわたしはあまりヨーグルト食べないのだが、にもかかわらずスーパーにいって売っていたら必ず買うヨーグルトがあった。
明治の「ドマッシュノ」というヨーグルトである。(※1)

最初に買ったのはホントに何となくだった。
単に値引きシールがついていたから買っただけだった。
あんまり期待はしていなかった。

食べてみた。
「こんなに美味いヨーグルトがあったのか!?」
と驚愕した。

それ以来、スーパーにいったらあれば必ず買うようになってしまったわけである。

そもそもにおいて、わたしはコクがあって味わい深いモノが好きな傾向にある。
たとえば紅茶でいえばアッサムよりセイロンが好きだし、スタバでいえばスラウェシみたいなのが好きだし、酒はあまり飲まないがスーパードライよりモルツのほうが好きだし、プロセスチーズは買わないが白カビがもっさりしたチーズは時々買っている。

さてヨーグルトはどうか。

キホン的にスーパーに売っているヨーグルトのほとんど全てはアッサリ系だ。
コクがないし、味わい深いモノは出てはいない。
砂糖や果物をマゼてごまかしているような気がする商品も多いし、かといってプレーンの無糖のものはイヤなすっぱさが出ててそれはそれでおいしくないものが多い。
値段だけはドマッシュノよりはるかに安い。

ドマッシュノは既存のナニモノとも違った。
無糖なのにイヤなすっぱさが出てないし、何よりコクがあってまろやかで、他の商品とはレベルの違う芳醇さを具えていた。
食べて驚愕したヨーグルトは後にも先にもドマッシュノだけである。

けっこう値段が高いにもかかわらず、わたしはしょっちゅうドマッシュノを買っていた。
しかし、ドマッシュノはもうない。
別の商品をてあたりしだい試してみたものの、ドマッシュノのあの感動はもう戻ってはこない。

いつしか、わたしはヨーグルトを買うのをやめた。
「やめた」というより「あきらめた」に近かった。
もとのヨーグルトを食べない生活に逆戻りした。

今でもときおり、あのドマッシュノの味を懐かしく思い出すのである。
「あれはうまかった・・・」
と。



【※1 ドマッシュノ】
http://www.meijibulgariayogurt.com/doma/
↑公式サイト