きょう書店に足を運んだのだが、こんな本をみつけた。あー懐かしい!私もズッコケ世代である。シリーズ中盤くらいの時期だろう。卒業式でシリーズが終了したとは知らなかった。そんな昔のズッコケ3人組で育った大人たち向けに書かれた本。値段も1千円と手ごろ。買おうと思ったが、穴馬にお金を使ったのでやめておいた。
ここで、私が読んだ中でのベスト3を勝手に挙げてみる。
1位:うわさのズッコケ株式会社
文庫版で購入した。周囲に店のない漁港で釣り人相手に飲食物を売ってみる、という企画を思いつきクラスの皆で「株式会社形式」で資金を集めて取り組んでみる。最後は学園祭でラーメンを出品。小学生が知恵を出し合ってひとつ事業をしてみよう、というのは微笑ましいし面白い。クラスの面々が多く登場するのでそこもよかった。
2位:謎のズッコケ海賊島
シリーズでいちばん最初に手にした作品。小学校の図書館で借りた。冒険モノ。これにひきこまれなかったらこのシリーズを読むことはなかったというわけで、貴重な一冊。
3位:ズッコケ3人組の未来報告
これは家族で書店に行ったとき(まだ府中駅が改装工事中だった)ハードカバーで購入した。3人とも30歳くらいになったときの夢をみて、クラスのみんなで同窓会をする。覆面アーティストとなっていた同級生との話がメイン。将来幼馴染の誰と結婚してるか、どんな仕事をしているか、小学生のころぼんやりと考えそうなことにマッチ。
小学生が読む本といえば、私のころではズッコケ、アガサクリスティや怪盗ルパン、あとは歴史マンガというのが相場だった。小学校の図書室に歴史以外で唯一おいてあったマンガが「はだしのゲン」で、マンガだから読むけど刺激が強いものだったのを思い出す。
ここで、私が読んだ中でのベスト3を勝手に挙げてみる。
1位:うわさのズッコケ株式会社
文庫版で購入した。周囲に店のない漁港で釣り人相手に飲食物を売ってみる、という企画を思いつきクラスの皆で「株式会社形式」で資金を集めて取り組んでみる。最後は学園祭でラーメンを出品。小学生が知恵を出し合ってひとつ事業をしてみよう、というのは微笑ましいし面白い。クラスの面々が多く登場するのでそこもよかった。
2位:謎のズッコケ海賊島
シリーズでいちばん最初に手にした作品。小学校の図書館で借りた。冒険モノ。これにひきこまれなかったらこのシリーズを読むことはなかったというわけで、貴重な一冊。
3位:ズッコケ3人組の未来報告
これは家族で書店に行ったとき(まだ府中駅が改装工事中だった)ハードカバーで購入した。3人とも30歳くらいになったときの夢をみて、クラスのみんなで同窓会をする。覆面アーティストとなっていた同級生との話がメイン。将来幼馴染の誰と結婚してるか、どんな仕事をしているか、小学生のころぼんやりと考えそうなことにマッチ。
小学生が読む本といえば、私のころではズッコケ、アガサクリスティや怪盗ルパン、あとは歴史マンガというのが相場だった。小学校の図書室に歴史以外で唯一おいてあったマンガが「はだしのゲン」で、マンガだから読むけど刺激が強いものだったのを思い出す。
手を抜いて以前HPで書いたものからサルベージ。2004年12月14日のもの。
(2006年3月28日追記)
PCを探ってたらまた別に書いた感想文をみつけたのでアップしておく。
グレアム・グリーン『おとなしいアメリカ人』早川書房これを思い出したのは、同じ先生の別の授業で再びこの小説が推薦されたことによる。背景に歴史的事実があり、エドワード・ランズデールをアメリカ人のモデルに用いている。本当によくできた小説というものは、時代の空気を読み取り斬新な視点で切って、その底にある人間的な奥深さも加味して、設定した架空の人物たちにそれを語らせる。この間接的な示唆は作るのも読み取るのも一筋縄ではいかない作業だ。自分でも生涯続く勉強の総まとめとしていつか作りたい。
国際政治の授業で触れられたこの本を手にしてみた。舞台はインドシナ戦争。イギリス人の報道記者を語り手として物語は進む。実直そのもので(「フェアな」恋争いは笑わせる)著名な学者の主張を実践しようとするアメリカ経済使節団の若者。無邪気さが他人を傷つけることを実にシニカルに描きながらも、物語の中心はあくまでも「誰にも与しない」を貫く「reporter≠correspondent」の姿勢をとるイギリス人主人公の変化であると思う。時間を前後して書かれていて読みにくいな、と思いつつも第四部である種のどんでん返し(告白)があり、この構成に納得した。
(2006年3月28日追記)
PCを探ってたらまた別に書いた感想文をみつけたのでアップしておく。
国際政治の授業でこの小説は紹介されました。それは、アメリカ人が第二次世界大戦後の世界で発展途上国に対してどのように接していたかを感じるにはいい素材だ、ということでした。実際、amazonのカスタマーレヴューを見ても、いかにアメリカが無邪気に傲慢か、という内容が書かれています。
物語の舞台はインドシナ戦争。イギリス人の報道記者ファラウアを語り手として物語は進みます。「おとなしいアメリカ人」とは、彼の「親友」であるアメリカ経済使節団の若者であるパイル。彼は実直そのものでヨーク・ハーディングという(架空の)著名な学者の主張をベトナムにおいて実践しようと活動します。無邪気さが他人を傷つけることが、実にシニカルに描かれています。パイルはファラウアの愛人フウオング(ベトナム人)に一目ぼれし、「フェアに」恋争いをすると宣言。パイルは、言葉が通じないのでファラウアに通訳してもらいながらフウオングにプロポーズをします。この情景はいかにも奇妙で笑ってしまうでしょう。パイルはファラウアを「親友」と呼びかけますがファラウアは心の中で冷笑しています。
しかし、物語の中心はこのようなアメリカ批判ではないと自分は思いました。ただアメリカ人批判をするだけならば不必要と言える話が入っているように思います。ファラウアは「誰にも与しない」を貫き、reporterであってcorrespondentではない、との姿勢をとっていました。政府に操作された情報だろうと自分の主張なんて入れずにそのまま本社へ。ところが、「完全な中立なんてありえない。激情に駆られいつか必ずどちらかに与することになる」という作品中の言葉通り、結局彼はパイルの行動に対し激情を抱いてしまいます。このような主人公の変化が物語の中心だと思うのです。
最初パイルの死から始まり、回想、捜査官とのやりとり、など時間を前後して話が展開。読みにくいと思っていましたが、最後にこの構成を納得させる衝撃的な展開が待っていて、感服しました。
最後に、印象に残ったところを。「名前も知らないようなどこかの学者の話を展開することで相手に自分が傲慢に映っているのではないか、と心配する彼が気に入った」というファラウアの台詞。学歴にも共通するところがありますよね。ヘタに隠してもひけらかしても自分の価値観をさらけ出すことになり微妙で難しい問題です。
陸上競技を扱った青春マンガの部類かな、うん、中学生にはぴったりだね、というマンガ。教室に積んであったサンデーから読んでいた。在庫切れで最終巻を読んでいない状態。これだとやりきれないのでクピドの大ヒットをきっかけに再販だの文庫化だのしてほしい。以下記憶を頼りに少々ネタバレしつつ紹介。
1・2巻:死んだ兄の壁を超えるためのリレー
高校生、男主人公・雅斗には世紀の天才ランナーだった兄がいた。兄は交通事故で亡くなってしまったのだが、兄弟最後のレースは全中決勝のリレーで雅斗がバトンを落として失格、コンプレックスになってリレーを走れない状態だった。そこへ上京してきた超天然天才娘なぎさが、事情を知らず雅斗を無理やりリレーに出させてしまい、彼は兄のライバルだった黛などと摩擦を繰り返しながら最後は大会のリレーで勝利を収め、ひとつ克服する、という流れ。
3~8巻:高校1年夏の大会
雅斗は地区予選で敗退。コーチから兄とは違う種目へと転向を勧められる。一方なぎさはハチャメチャなレースで快進撃。コンディション管理など無縁で、雅斗と仲良くできれば調子がよくなるという単純構造。「1レース勝つごとにキスを1回」という恥ずかしい約束はこのころ(結局したのは1回だけ)。これは久米田マンガで散々ネタにされた。なぎさのライバルで、これまた優秀なランナーである兄をもつ宮里リエが、自分と境遇の似た雅斗に惹かれ、こちらの方面でもバトル。
9~12?巻:インターハイ後ロードレースまで
800メートルに転向した雅斗。合宿などで試行錯誤。一方才能だけでインターハイ優勝したなぎさが、自分が無邪気に走りすぎることで雅斗にプレッシャーを与えてしまっていないか、と感じてスランプに、走れなくなる。国体を辞退するに至ったが、県のロードレースで雅斗が態度をはっきりさせ、わだかまりが消える。
13?~:高校2年夏の大会・国体
なぎさは勝ちまくりで国際大会でも勝利。2人の仲もいい関係。雅斗も800メートルで結果を出すが、レースでの転倒の経験が身体に染み付いてしまい、ハンデを負ってしまう。一方なぎさの将来性を期待した学校が恋愛は不要と判断、ふたりを引き離そうとするが、なぎさは反発、国体を最後に陸上をやめると言い出すが…
この先は読んでない。ストーリーは王道。雑誌中での位置づけはいつ読んでもそれなりに面白い安定作品。当時はあの表紙のマンガを買うことすら恥ずかしいものだった(今買うにしても恥ずかしいけどね)。紹介される陸上の駆け引きテクニックは体育祭でも使いましたよしかも成功しましたよ(300Mのリレーだった)、そんな若い時代。ところでこのマンガのタイトルの元ネタは何なのだろう。
1・2巻:死んだ兄の壁を超えるためのリレー
高校生、男主人公・雅斗には世紀の天才ランナーだった兄がいた。兄は交通事故で亡くなってしまったのだが、兄弟最後のレースは全中決勝のリレーで雅斗がバトンを落として失格、コンプレックスになってリレーを走れない状態だった。そこへ上京してきた超天然天才娘なぎさが、事情を知らず雅斗を無理やりリレーに出させてしまい、彼は兄のライバルだった黛などと摩擦を繰り返しながら最後は大会のリレーで勝利を収め、ひとつ克服する、という流れ。
3~8巻:高校1年夏の大会
雅斗は地区予選で敗退。コーチから兄とは違う種目へと転向を勧められる。一方なぎさはハチャメチャなレースで快進撃。コンディション管理など無縁で、雅斗と仲良くできれば調子がよくなるという単純構造。「1レース勝つごとにキスを1回」という恥ずかしい約束はこのころ(結局したのは1回だけ)。これは久米田マンガで散々ネタにされた。なぎさのライバルで、これまた優秀なランナーである兄をもつ宮里リエが、自分と境遇の似た雅斗に惹かれ、こちらの方面でもバトル。
9~12?巻:インターハイ後ロードレースまで
800メートルに転向した雅斗。合宿などで試行錯誤。一方才能だけでインターハイ優勝したなぎさが、自分が無邪気に走りすぎることで雅斗にプレッシャーを与えてしまっていないか、と感じてスランプに、走れなくなる。国体を辞退するに至ったが、県のロードレースで雅斗が態度をはっきりさせ、わだかまりが消える。
13?~:高校2年夏の大会・国体
なぎさは勝ちまくりで国際大会でも勝利。2人の仲もいい関係。雅斗も800メートルで結果を出すが、レースでの転倒の経験が身体に染み付いてしまい、ハンデを負ってしまう。一方なぎさの将来性を期待した学校が恋愛は不要と判断、ふたりを引き離そうとするが、なぎさは反発、国体を最後に陸上をやめると言い出すが…
この先は読んでない。ストーリーは王道。雑誌中での位置づけはいつ読んでもそれなりに面白い安定作品。当時はあの表紙のマンガを買うことすら恥ずかしいものだった(今買うにしても恥ずかしいけどね)。紹介される陸上の駆け引きテクニックは体育祭でも使いましたよしかも成功しましたよ(300Mのリレーだった)、そんな若い時代。ところでこのマンガのタイトルの元ネタは何なのだろう。
http://tanakanews.com/f1124japan.htm
外交戦略としての靖国神社参拝を捉え、日本の外交担当者が先をきちんと考えているとすれば、この推測には説得力があるように思う。朝鮮系メディアのページをみてみると「東アジア共同体」とかなりの頻度で出てくるし、中韓政府は日本と歩調を合わせることを考えていたが、日本が嫌がって相手の世論も政府も怒ることをやっている、という感じ。
結局は、誰がどこまで先を読んでいるか、実際に生じてくる出来事についてどこまで想定の範囲内のことなのか、ということになる。
外交戦略としての靖国神社参拝を捉え、日本の外交担当者が先をきちんと考えているとすれば、この推測には説得力があるように思う。朝鮮系メディアのページをみてみると「東アジア共同体」とかなりの頻度で出てくるし、中韓政府は日本と歩調を合わせることを考えていたが、日本が嫌がって相手の世論も政府も怒ることをやっている、という感じ。
結局は、誰がどこまで先を読んでいるか、実際に生じてくる出来事についてどこまで想定の範囲内のことなのか、ということになる。
「風の旅人」私の好きな雑誌である。ジャンルとしては「グラフ文化誌」というものだそうだ。大きな判、きれいな装丁で中の写真も鮮やか。各巻地球や生命といった大きなテーマでまとめられ、ジャーナリズムとは違う性質をもっている。コラムもあり、これも新鮮な視点が詰まっている。以前一夫多妻制の話題を書いたときの着想はここからだ。
こんなステキな雑誌なのだが、何ぶん私はバイトもしておらず中高時代に貯めたお年玉をものすごい勢いで消費している学生であるので、1000円を超えるこの雑誌を買う余裕がない。社会に出て稼ぐようになってからバックナンバーから揃えようかな、と思っている。子供にも読ませてみようと思う、永久保存できる内容・装丁であるから。
ということで、私が所有しているのは父親が買ってきた創刊号のみ。この中の企画で印象的だったのは、チベットの生活を特集したもの、中央アジアの氷河の写真だ。前者は、鳥葬という習慣が衝撃的であり、後者は、真っ白な世界の中で自然の圧倒させる力を垣間見る感じがした。
昨年私はフォトジャーナリズムの授業を履修したこともあり、この雑誌を「DAYS JAPAN」との対比でみることもあった。DAYS JAPANは「写真1枚が世界を変えることもある」という歌い文句で権力を監視するメディアとしての役割を積極的に果たそうとする姿勢を前面に出している。一方で風の旅人は、チベットにしてもその生活が貧困に喘いでいて可哀相だとか、そういった価値観を背後に感じさせるものはない。ただただ見て、圧倒されて、モヤモヤと考える、そういう雑誌であると思う。
結局のところ今ある積極的なジャーナリズムからは、感情を揺さぶることはすれ、理性的に読者を納得させることができないものが多いだろう。背後から見てとれるのが、問題についての社会科学的な分析や緻密な哲学を基礎とした視点の提供がないまま「ナマの正義感」で突っ走る安易な善悪の判断では、一時の感情の揺れで終わってしまう。写真家の話をきいたときも、安易に「かわいそう」と使うことに戸惑いを感じた。
特に今では、感情を揺さぶろうとする刺激が多すぎて、読者に無力感を与え個別具体的な視線を失わせている傾向がある。風の旅人は、編集長のブログをみていても、そういうのとは一線を画す姿勢がみられる。
ホームページはこちら
ブログ「編集長だより」は毎日長文の論考が更新されるのでそのバイタリティに驚きながらも興味深く読ませていただいています。
こんなステキな雑誌なのだが、何ぶん私はバイトもしておらず中高時代に貯めたお年玉をものすごい勢いで消費している学生であるので、1000円を超えるこの雑誌を買う余裕がない。社会に出て稼ぐようになってからバックナンバーから揃えようかな、と思っている。子供にも読ませてみようと思う、永久保存できる内容・装丁であるから。
ということで、私が所有しているのは父親が買ってきた創刊号のみ。この中の企画で印象的だったのは、チベットの生活を特集したもの、中央アジアの氷河の写真だ。前者は、鳥葬という習慣が衝撃的であり、後者は、真っ白な世界の中で自然の圧倒させる力を垣間見る感じがした。
昨年私はフォトジャーナリズムの授業を履修したこともあり、この雑誌を「DAYS JAPAN」との対比でみることもあった。DAYS JAPANは「写真1枚が世界を変えることもある」という歌い文句で権力を監視するメディアとしての役割を積極的に果たそうとする姿勢を前面に出している。一方で風の旅人は、チベットにしてもその生活が貧困に喘いでいて可哀相だとか、そういった価値観を背後に感じさせるものはない。ただただ見て、圧倒されて、モヤモヤと考える、そういう雑誌であると思う。
結局のところ今ある積極的なジャーナリズムからは、感情を揺さぶることはすれ、理性的に読者を納得させることができないものが多いだろう。背後から見てとれるのが、問題についての社会科学的な分析や緻密な哲学を基礎とした視点の提供がないまま「ナマの正義感」で突っ走る安易な善悪の判断では、一時の感情の揺れで終わってしまう。写真家の話をきいたときも、安易に「かわいそう」と使うことに戸惑いを感じた。
特に今では、感情を揺さぶろうとする刺激が多すぎて、読者に無力感を与え個別具体的な視線を失わせている傾向がある。風の旅人は、編集長のブログをみていても、そういうのとは一線を画す姿勢がみられる。
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久しく間を空けてしまいました。色々と目まぐるしい生活だったので。再開の話題として軽めのものを。私が毎週読んでいる雑誌はこれ。コンビニの入荷量などをみてると明らかに他誌に劣る人気であるのがわかるが、正統派が多いので。他誌読まずにこれだけ読むというのは珍しいだろう。以下、連載作品を紹介。
クピドの悪戯/北崎拓
ベテランで絵がきれい、ストーリーもよく練っていて、安定した内容。展開としても読者の予想をいい感じで裏切りつつ、盛り上がるところは盛り上がって、落ち着いたところは落ち着く。「なぎさ」読んでいた世代だから、馴染みもある。今後は親の零細工場で手伝いをしていた主人公が、甘ちゃんのお前に工場は継がせないと言われ、身の振りに迷うという展開。登場人物はみんな他人の気持ちに敏感。単行本3巻の帯の言うとおりに★★★★★とつけておこう。
Dr.コトー診療所/山田貴敏
ドラマ化して国民的マンガに。最近休載が多い。編集部酷使しすぎだろう。15巻くらいからだろうか、複数のストーリーを同時並行で進めていくかたちになった。これはちょっと読みにくい。これまでのように、2・3回で終わるショートの話と5・6回使うロングの話が単行本のなかで上手くまとまるのがシンプルで個人的には好き。
クロサギ/黒丸
今後ドラマ化するだろうと予想する作品。絵はまとまっているほう。詐欺師を詐欺してやっつけていく主人公。最近よく社会問題になる詐欺のパターンを取り上げていく。巧妙な手口が紹介されるので読むほうとしても、実際の生活で騙されないような知識が得られる。読み落としがあるかもしれないが、個人的には「エウリアン」をやっつけてほしい。
ソラニン/浅野にいお
作者の名前から「山花いくお」(元衆議院議員)がなぜか思い出される。フリーターについて正面から扱った作品。どこぞやの少女マンガみたいに剣道が上手ければインターハイ制覇・頭がよければ全国トップ・歌が上手ければ大ヒット歌手・文章が上手ければ文学賞といった日本代表が集まる学園モノなどとは似てもつかず、救いがない、実に現実的(今のところ)。バンドの夢を描くがレコード会社からは拾ってもらえず。働く決意をするがバイク事故。今後の展開が読めない。登場人物の思考が詳細に描かれる。絵は手書きのタッチが特徴的。
「都立水商」や「日本一の男の魂」も一応面白い。他は特に読んでいないので割愛。
クピドの悪戯/北崎拓
ベテランで絵がきれい、ストーリーもよく練っていて、安定した内容。展開としても読者の予想をいい感じで裏切りつつ、盛り上がるところは盛り上がって、落ち着いたところは落ち着く。「なぎさ」読んでいた世代だから、馴染みもある。今後は親の零細工場で手伝いをしていた主人公が、甘ちゃんのお前に工場は継がせないと言われ、身の振りに迷うという展開。登場人物はみんな他人の気持ちに敏感。単行本3巻の帯の言うとおりに★★★★★とつけておこう。
Dr.コトー診療所/山田貴敏
ドラマ化して国民的マンガに。最近休載が多い。編集部酷使しすぎだろう。15巻くらいからだろうか、複数のストーリーを同時並行で進めていくかたちになった。これはちょっと読みにくい。これまでのように、2・3回で終わるショートの話と5・6回使うロングの話が単行本のなかで上手くまとまるのがシンプルで個人的には好き。
クロサギ/黒丸
今後ドラマ化するだろうと予想する作品。絵はまとまっているほう。詐欺師を詐欺してやっつけていく主人公。最近よく社会問題になる詐欺のパターンを取り上げていく。巧妙な手口が紹介されるので読むほうとしても、実際の生活で騙されないような知識が得られる。読み落としがあるかもしれないが、個人的には「エウリアン」をやっつけてほしい。
ソラニン/浅野にいお
作者の名前から「山花いくお」(元衆議院議員)がなぜか思い出される。フリーターについて正面から扱った作品。どこぞやの少女マンガみたいに剣道が上手ければインターハイ制覇・頭がよければ全国トップ・歌が上手ければ大ヒット歌手・文章が上手ければ文学賞といった日本代表が集まる学園モノなどとは似てもつかず、救いがない、実に現実的(今のところ)。バンドの夢を描くがレコード会社からは拾ってもらえず。働く決意をするがバイク事故。今後の展開が読めない。登場人物の思考が詳細に描かれる。絵は手書きのタッチが特徴的。
「都立水商」や「日本一の男の魂」も一応面白い。他は特に読んでいないので割愛。
同じサイトからもうひとつスゴい映像を。2000年のレースみたいです。
ttp://yonehan.blog30.fc2.com/blog-entry-856.html
ディープインパクトもびっくりな勝ち方!?私は競馬については小学生のとき「ダビスタ3」を少々やったくらいですね。そのときは繁殖牝馬ハニーカステラにクリスタルグリッターズを交配させてファルシオンという牝馬が産まれ、彼女はそれなりに勝って、引退させてノーザンテーストと交配させて産まれた子供(ファルシテーストと安易な名づけ)に2億の値がついてびっくり、というところで終わっています。こういうシミュレーションは色々考えちゃって、後戻りもできないし、なかなか思い切った決断ができず停滞するという悪循環で、私には向いてないなぁと思いました。
ttp://yonehan.blog30.fc2.com/blog-entry-856.html
ディープインパクトもびっくりな勝ち方!?私は競馬については小学生のとき「ダビスタ3」を少々やったくらいですね。そのときは繁殖牝馬ハニーカステラにクリスタルグリッターズを交配させてファルシオンという牝馬が産まれ、彼女はそれなりに勝って、引退させてノーザンテーストと交配させて産まれた子供(ファルシテーストと安易な名づけ)に2億の値がついてびっくり、というところで終わっています。こういうシミュレーションは色々考えちゃって、後戻りもできないし、なかなか思い切った決断ができず停滞するという悪循環で、私には向いてないなぁと思いました。
メーカーサイト
梅ジュースは飲むと疲れが取れる感じがします。この商品は最近知ったのですが昨年から発売されていたみたいですね。今は値段を下げて自動販売機で120円で売られています。ダイドーの自動販売機は運がいいともう一本おまけがつくことがあります。私はまだ1回しかこの好運にめぐり合っていないのですが。
梅ジュースは飲むと疲れが取れる感じがします。この商品は最近知ったのですが昨年から発売されていたみたいですね。今は値段を下げて自動販売機で120円で売られています。ダイドーの自動販売機は運がいいともう一本おまけがつくことがあります。私はまだ1回しかこの好運にめぐり合っていないのですが。
最近は個人のブログを発端にする事件が多い。
私が知っている限りでは次のようなものがあった。
ホットドッグ屋のバイトが客を軽蔑→会社が謝罪
FC東京サポーターが自身の不正入場を暴露→FC東京公式ページに掲載
ジュビロ~(上に同じ)
大学4年生が器物破損行為を自慢→内定取り消し?
元雑誌編集者がバス会社とのトラブルの腹いせに相手の個人情報を公開→閉鎖
軽い気持ちで書いたことがネットユーザー全体から非難の対象となる。
威力を発揮しているのが検索サイトの「キャッシュ」機能。
ネット空間では全世界に情報が発信されていることを意識しておかなくては。
私が知っている限りでは次のようなものがあった。
ホットドッグ屋のバイトが客を軽蔑→会社が謝罪
FC東京サポーターが自身の不正入場を暴露→FC東京公式ページに掲載
ジュビロ~(上に同じ)
大学4年生が器物破損行為を自慢→内定取り消し?
元雑誌編集者がバス会社とのトラブルの腹いせに相手の個人情報を公開→閉鎖
軽い気持ちで書いたことがネットユーザー全体から非難の対象となる。
威力を発揮しているのが検索サイトの「キャッシュ」機能。
ネット空間では全世界に情報が発信されていることを意識しておかなくては。
今日古本チェーンに行ったのだが、そこでこんな本をみつけた。立ち読み。
松岡修造著『テニスの王子様勝利学』集英社インターナショナル、2003年
テニスの王子様といえば、少女漫画の如く隙のない美男子たちが並び、物理学を超越したワザが繰り出されたり、審判が瞬間移動したり、指が6本に増えたりというマンガで、どちらかといえば中学生、女の子向けの作品である(私はキャラクターの顔が斜めを向く場面で奥にある片目を省略する画が嫌いである)。しかしこんなマンガも松岡修造氏にかかれば実に真面目な本ができあがる。リョーマが英語を披露する場面をとりあげ「これからはテニスをやっていくにも英語が大切」ともっともな教訓が出てくる。「あのワザも絵空事ではない」と実際可能なワザの解説もある。マンガの絵も登場するので、テニプリをきっかけにテニスに興味をもった方にはいい本ではないでしょうか。
ちなみに、このブログはアフェリエイトはしていません(できません)。
松岡修造著『テニスの王子様勝利学』集英社インターナショナル、2003年
テニスの王子様といえば、少女漫画の如く隙のない美男子たちが並び、物理学を超越したワザが繰り出されたり、審判が瞬間移動したり、指が6本に増えたりというマンガで、どちらかといえば中学生、女の子向けの作品である(私はキャラクターの顔が斜めを向く場面で奥にある片目を省略する画が嫌いである)。しかしこんなマンガも松岡修造氏にかかれば実に真面目な本ができあがる。リョーマが英語を披露する場面をとりあげ「これからはテニスをやっていくにも英語が大切」ともっともな教訓が出てくる。「あのワザも絵空事ではない」と実際可能なワザの解説もある。マンガの絵も登場するので、テニプリをきっかけにテニスに興味をもった方にはいい本ではないでしょうか。
ちなみに、このブログはアフェリエイトはしていません(できません)。
少しずつFF9を進めているのだが、いろいろ書きたくなってしまった。今はイプセンの古城というところにいる。レベルはジタン・ガーネット51、ビビ46、エーコ41、その他30台といったところ。差がありすぎて困ってしまう。エーコの魔石力が悲しいくらい少ない。ジタンはトランスしないかぎりイマイチ。サラマンダーはオールマイティ。でも性格上「なげる」はもったいなくて使っていない。
実のところ、これまでのRPGの中でいちばん満足しているゲームである。反則的裏ワザがない、敵が強い、戦闘がノロノロしている、アイテムやカードを完璧にこなすのが無理、装備にかかる金が半端じゃない、無駄なトランスが多すぎる、チョコボのミニゲームが大掛かりすぎてストーリーが止まる、終盤はFFらしくガイアとかテラとかわけわからんよ、とマイナス点も少しあるが、キャラクターの魅力が強い。特にガーネットはゲームの作品中で一人のキャラクターがここまで成長するか、と驚くほどだ。短髪にした後のメニュー画面での表情がキリっとしていて気に入ってしまった。フライヤのエピソードは容量の関係でカットされた模様。
ガーネットの名前、途中で短剣をみて「ダガー」と名乗ることになるのだが、ええ?ダサいよそんな名前、と思ってオリジナルで名づけた。ストーリー的に武器に使う言葉で女性っぽいものということで「スレイヤー」とした。語感的になかなか成功だと思う。あとで辞書を引くと「slayer:殺人者(=killer)」とあった。・・・。まぁ武器に使うにはぴったりだが、この王女様に殺人者とは、かなり意味深な名前になったというものだ。
実のところ、これまでのRPGの中でいちばん満足しているゲームである。反則的裏ワザがない、敵が強い、戦闘がノロノロしている、アイテムやカードを完璧にこなすのが無理、装備にかかる金が半端じゃない、無駄なトランスが多すぎる、チョコボのミニゲームが大掛かりすぎてストーリーが止まる、終盤はFFらしくガイアとかテラとかわけわからんよ、とマイナス点も少しあるが、キャラクターの魅力が強い。特にガーネットはゲームの作品中で一人のキャラクターがここまで成長するか、と驚くほどだ。短髪にした後のメニュー画面での表情がキリっとしていて気に入ってしまった。フライヤのエピソードは容量の関係でカットされた模様。
ガーネットの名前、途中で短剣をみて「ダガー」と名乗ることになるのだが、ええ?ダサいよそんな名前、と思ってオリジナルで名づけた。ストーリー的に武器に使う言葉で女性っぽいものということで「スレイヤー」とした。語感的になかなか成功だと思う。あとで辞書を引くと「slayer:殺人者(=killer)」とあった。・・・。まぁ武器に使うにはぴったりだが、この王女様に殺人者とは、かなり意味深な名前になったというものだ。
紹介記事がここ10件以上ないので思い出を漁って書いてみる。
「封神演義」中学2・3年の頃、マンガ・文庫・ゲームといった色々な媒体で楽しんだ物語。マイブームだったものだ。マンガについては全巻集めるほど根気がないので9巻でストップ。原作の文庫は上中下3冊を一気に読んだ。2学期の英語の課題でこの物語について発表した。当時のノートは棄ててしまったがページ数を書き入れる部分に1ページずつキャラクターの名前が書き込まれていたはず。
数え切れないくらいキャラクターが登場しては死んでいく話であるが(文庫版では登場した6ページ後には魂が飛んでいる、なんてこともしばしば)、お気に入りのキャラクターは楊ゼンと竜吉公主だった。文庫版と光栄のゲームではこの2人は深い関係になるのだがマンガ版はそういう話はなかったはず。太公望と聞中はマンガ版でやたらに強くなっていた。原作では人間は所詮人間で仙人との力の差は歴然としたものがあった。
文庫版の序文で西遊記などと同じような中国の昔話なのに日本まで伝わっていない理由として儒教と対立するところがあって儒教の人によって悪評が立てられたためというのがあって興味深い思いをした。
「封神演義」中学2・3年の頃、マンガ・文庫・ゲームといった色々な媒体で楽しんだ物語。マイブームだったものだ。マンガについては全巻集めるほど根気がないので9巻でストップ。原作の文庫は上中下3冊を一気に読んだ。2学期の英語の課題でこの物語について発表した。当時のノートは棄ててしまったがページ数を書き入れる部分に1ページずつキャラクターの名前が書き込まれていたはず。
数え切れないくらいキャラクターが登場しては死んでいく話であるが(文庫版では登場した6ページ後には魂が飛んでいる、なんてこともしばしば)、お気に入りのキャラクターは楊ゼンと竜吉公主だった。文庫版と光栄のゲームではこの2人は深い関係になるのだがマンガ版はそういう話はなかったはず。太公望と聞中はマンガ版でやたらに強くなっていた。原作では人間は所詮人間で仙人との力の差は歴然としたものがあった。
文庫版の序文で西遊記などと同じような中国の昔話なのに日本まで伝わっていない理由として儒教と対立するところがあって儒教の人によって悪評が立てられたためというのがあって興味深い思いをした。
マンガは1冊の単価は安いもののシリーズがずっと続くので結果的にコストは大きい。私はこれまでシリーズを全巻集めたことはほとんどない。いつも8巻くらいで挫折する。こんな私でもこのシリーズは16巻まで揃っている。17巻が発売中であるが、買うかどうか思案中である。
このマンガは1巻が発売されたころ本屋でみかけて買ってみた。今ではドラマ化されて大人気、雑誌でもメインを張る作品になった。作者が個人でホームページを運営していて、読者と積極的に交流をしており、作品を身近に感じることができる。
ドラマがあったことで原作のマンガのほうも影響されてしまった部分があると思う。最初はみんな助かる、「美味しんぼ」のような予定調和の微笑ましい話が多かった。実写であるドラマは嫌でも現実的になるが、これに引きづられてか、生々しい話が多くなった。私としては予定調和が好きだったので、最近の展開は読んでいて疲れる感じもある。といっても、離島医療という題材からして長期連載するためにはしょうがない面もある。第二部開始となったが、これからさらに長期連載となるとサブキャラを中心にした話、タケヒロの医学生生活とかが展開されていくのだろう。ひとつ作品世界が出来上がる感じだ。
このマンガは1巻が発売されたころ本屋でみかけて買ってみた。今ではドラマ化されて大人気、雑誌でもメインを張る作品になった。作者が個人でホームページを運営していて、読者と積極的に交流をしており、作品を身近に感じることができる。
ドラマがあったことで原作のマンガのほうも影響されてしまった部分があると思う。最初はみんな助かる、「美味しんぼ」のような予定調和の微笑ましい話が多かった。実写であるドラマは嫌でも現実的になるが、これに引きづられてか、生々しい話が多くなった。私としては予定調和が好きだったので、最近の展開は読んでいて疲れる感じもある。といっても、離島医療という題材からして長期連載するためにはしょうがない面もある。第二部開始となったが、これからさらに長期連載となるとサブキャラを中心にした話、タケヒロの医学生生活とかが展開されていくのだろう。ひとつ作品世界が出来上がる感じだ。