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順風ESSAYS

日々の生活で感じたことを綴っていきます

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法学部の学生時代から、日記・エッセイ・小説等を書いているブログです。
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走る

2007年01月01日 | 日記
時間を区切るというのはひとつの発明であると思う。画一的で各人のペースを無視して事が決められるという不便はあるけれども、特別な日が設定されてイベントがあるのは楽しいもので、素晴らしいことだ。今は道端のネコにとってみれば何でもない冬の一夜であるのだろうが、近くの神社からは鐘の音が鳴り、遠くから花火の音がきこえる特別な時間だ。

そんな2007年の始まり、私は何していたかというと、走っていた。除夜の鐘をきいて新年の訪れの瞬間を感じた。ブログを友人に紹介すると多くの方からこの記事に関連して「夜走っているの?」と尋ねられる。客観的に言えば「気が向いたときに家の近くを3キロくらい軽く走っている」だけなので、堂々と「走っているんだ!」とは答えづらい。とはいえ小学生のころから同じコースを走っている。小学3年生のころ、クラスメイトとその父親と一緒に3人で走るようになったのが始まりだ。当時と比べれば当然ながら距離が短く感じるようになった。しかし高校時代と比べると、最後のダッシュは昔のほうがスピードが出ていたように思う。

一緒に走っていたクラスメイトは5年生の終わりに引っ越してしまったのでそれ以降は一人だ。タイムを計るわけでもなく、距離をのばすわけでもない。競争相手もいない。その日の身体の調子に合わせて何周するか見積もって、翌日に疲れを残さない程度に走る。キツくなったときは止まるのではなくペースを落とす。しばらく耐えていればまた回復するものだ。自分のペースで進んでいく。目に映るのはいつも同じ景色であるが、季節が変われば空気の乾燥具合も違うし、きこえてくる虫の音も異なる。走ってみると色々なことに気がつく。その小さな変化が楽しいから、単純に身体を適度に動かすのが楽しいから、これからも続けていくだろう。

こうして幕開けた2007年、学習は専門の度合いが高まり、同じ土俵での競争相手というのはあまり観念できない。自分のペースで、決して止まらず諦めず、純粋な楽しみを忘れず、自分の少しずつの変化を楽しみにして走っていこうと思う。ブログは初心に返ってこの記事のように簡素な記事でもアップしていきたい。また、ホームページを作り直してログをきれいにまとめたい。今年もよろしくお願いします。
コメント
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