私は音楽は学生時代からソニーのウォークマンを中心に管理している。ノイズキャンセリング機能は、専用イヤホンのイヤーピースがぽろぽろ外れやすいものの、重宝している。moraで音楽も購入している。現在は2代目のS775が現役でばりばり活躍している。そんな中で先日、妻も携帯音楽プレーヤーがあったらというので検索してみた。すると最新のSシリーズが価格コムなどのレビューサイトで☆1つ台という恐ろしいほどの低評価の嵐となっている様子が目に入った。その内容をみて、自分でもふと帰りがけに家電量販店に寄って触ってみたら、低評価に納得した。画面、再生機能、本体の素材をはじめ各所に大幅なダウングレードがあり、それにもかかわらず値段が変わらない。個人的には、これなら6000~8000円台ならOKという感覚だ。さらにいつものように自宅のPCでウォークマン専用音楽管理ソフト「Xアプリ」を起動すると、ミュージックメディアセンターなる新ソフトへの移行を催促された。早速ページを見てみると、明らかにXアプリのダウングレード版である。ハイレゾの高価格帯だけ残して事業縮小というのが見て取れて暗澹たる気持ちになった。電子書籍もストアが倒れると資産が消えるというリスクがあるが、音楽でもそうなるとは、しかもこの分野のパイオニアであるソニーである。頼みもしない「囲い込みビジネス」に振り回されている。確かにアップルのiPodも縮小傾向であり、分野自体将来性が見込めないのかもしれないが、成長している格安スマホと相性がいいという側面もある(スマホはそこそこの製品にして、コンパクトで高音質な携帯音楽プレーヤーを所持すると効率が良い。)。しばらくはXアプリを使い続けて(1代目の機器は新ソフトでは対応していない)様子をみるが、抜本的に別の管理方法に移行することも考えている。moraで購入したもの以外はmp3で取り込んでいたのが救いだ。