先日、書店で「インプット大全」、「アウトプット大全」という本を見かけた。学習する際にインプット・アウトプットという用語がよく出る。過去の記事でも書いたが、私は学生時代このような言い方が好きではなかった。話を聞きながらノートで文章や論理だてて整理するなど、人がやることは両方が合わさっているものだという考えがあった。
だが、上記の本の内容をみてみると、「インプットとアウトプットは表裏一体」など共感するものばかりであった。また、生活上のヒントなどがわかりやすくまとまっていて、色々と参考になるように感じた。さっそく両方とも購入して読んでいる。私の課題は体力気力の関係であまり精力的に動けないところなので、少しずつ高めていけたらいいなと思っている。
この本の著者は精神科医で、下記のYouTubeのチャンネルも運営している。私も一昨年にメンタルヘルスマネジメント検定2種・3種を取得するなどして、この分野に興味があるので、最近よく見ている。
学士会報という雑誌に4月に施行される債権法改正に関わられた学者の先生の話があった。今回の改正内容は学界から評判がよくない、実務的必要性を中心とした改正となった、実務界は法学を軽視している、法学者は改正法対応が花盛りの実務界を冷めた目で見ている、という。改正法対応を好んでしている人は少ない。私も普段の仕事で一杯なのにこの関係の資料作りなどで汲々としている。改正すると国で決まったら、どんな形でも改正まで進まなければならない。その動き出しをする前に学界案を出して実務界での蓄積も促して出発したらよかったのではないか。私はこの先生が大学を去られるときの最終講義も聴講したのだが、残念に感じた。