「鉄道に飛び込むと遺族に高額の損害賠償が請求される」という通念があるようにみえるが、本当なのだろうか。あまりに高額なら遺族は相続放棄して債務を免れるのが普通である。また、基本的に列車遅延は鉄道会社側が保険で自衛できる。毎回事故が起こるたびに個別に請求して損害を填補しようというのは非効率的だ。判例検索システムに「鉄道 自殺」をかけてみたが、鉄道会社側からの損害賠償請求事件は見当たらなかった。インターネットで検索してみると、運転士へのインタビューの記事があったが、ここでも「滅多なことがない限り請求しない」と述べられている。
なぜこんな通念が出来上がってしまっているのか。むしろそちらのほうに興味がある。
なぜこんな通念が出来上がってしまっているのか。むしろそちらのほうに興味がある。