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クロヤツシロラン・14~目覚め

 "よこやまの道”の竹林で開花した「クロヤツシロラン(黒八代蘭)」。ラン科オニノヤガラ属の多年性菌従属栄養植物で開花期の草丈は3〜4センチ。同属のアキザキヤツシロランより更に小さく花色は暗褐色で地面スレスレに咲くのでなかなか見つけにくい。果実期には背丈が10センチ以上になるので冬になるとその存在に気付く。これは3年前の冬、ランニング中に偶然見つけたもので普段は人がほとんど通らない場所だが最近はこの時期に良く人を見掛けるようになった。この近くではもうしばらくするとナギナタコウジュの小群生が見られる。
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アカバナ・3~谷戸

 図師町の谷戸の入口の水田脇に咲いていた「アカバナ(赤花)」。アカバナ科アカバナ属の多年草で山野のやや湿った場所に生育している。草丈は30~50センチで7~10月に直径1センチほどの淡紅色の4弁花を咲かせる。花色は真っ赤ではないがその名前は秋に紅葉することに由来するという。当地では寒暖差がさほど大きくないのでアカバナの紅葉は中途半端になる。去年までこの隣の谷戸の湿地にアカバナの群生が見られたが、そこは今年は水田になり今は稲穂が垂れていた。残念ながらアカバナは全て除去されてしまった。
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ニセシマニシキソウ・3〜果実

 トウダイグサ科ニシキソウ属の「ニセシマニシキソウ(偽島錦草)」。アメリカ大陸原産の一年草で今世紀になってから各地で確認され始めた比較的新しい帰化植物。シマニシキソウよりも小型のようだが当地ではシマニシキソウはまだ見ていない。写真は果実で直径1~2ミリ。稜の間に白い毛が密生している。
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