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タカオヒゴタイ・6~花

 キク科トウヒレン属の「タカオヒゴタイ(高尾平江帯)」。関東地方の山地に生育する多年草で日本固有種。高尾山で最初に発見され明治42年(1909年)に命名された。個体数はさほど多くなく、当地では高尾山の他、片倉城跡公園や東光寺第一緑地などで見られる。草丈は40~60センチで9~10月に茎の上部に数個の頭花を付ける。頭花は筒状花だけからなり花冠の長さは13~15ミリ。柱頭は2裂しカールしている。
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アズマヤマアザミ・2~花

 高尾山系で良く見られる「アズマヤマアザミ(東山薊)」。キク科アザミ属の多年草で山地の沢沿いや林内に生育している。同属のヤマアザミが九州や四国に分布しているのに対して本種は関東地方に多いことから名付けられた。草丈は1~1.5メートルで大きなものは2メートルにもなる。花期は9~11月で茎に付く葉は細長く羽状に裂けて鋭く尖る。
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ノハラアザミ

 キク科アザミ属の「ノハラアザミ(野原薊)」。陽当たりの良い山野に生育する多年草で草丈は40~80センチ。葉は羽状に裂け縁にはトゲがある。ノアザミの花期が5~8月なのに対してノハラアザミは8~10月に花を咲かせる。頭花は筒状花だけからなり総苞は粘らない。アザミは種類が多く特徴を覚えても翌年には忘れてしまう。そのうち花を見つけても素通りすることが多くなっている。基本に立ち返って一から勉強し直そう。
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