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ホシアサガオ

 ヒルガオ科サツマイモ属の「ホシアサガオ(星朝顔)」。南アメリカ原産のつる性一年草で9~10月に1.8~2センチの小さな花を咲かせる。花冠は薄紅色の星形で中心部は濃紫色になる。戦後に渡来したとされ以前は稀に見られる程度だったが最近は全国に拡がっている。畑地に侵入すると作物の品質を著しく損なうため農家の方には嫌われている。これは東光寺第一緑地のもの。
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アキノウナギツカミ・2~奈良ばい谷戸

 奈良ばい谷戸の湿地で見られる「アキノウナギツカミ(秋の鰻掴み)」。タデ科イヌタデ属のつる性一年草で茎に下向きの短いトゲがあり、これを使えばウナギも掴むことができるということで名付けられている。同属のママコノシリヌグイに比べればユーモアたっぷりの命名ではある。草丈は0.5~1メートルになり7~10月に茎の上部や葉腋に頭状花序を付け直径2~3ミリの淡紅色の花を咲かせる。花はヤノネグサやママコノシリヌグイなどに似ているが葉は茎を抱くように付くので区別できる。春~初夏に畑地などに咲くのを狭義のウナギツカミとし、秋に湿地に咲くのをアキノウナギツカミとしているが現在は種内変異として同じものともされている。本ブログではまだ畑地型のウナギツカミを確認できていないのでこれはアキノウナギツカミとしておこう。
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ヤノネグサ・2~神明谷戸

 神明谷戸の水田に生えている「ヤノネグサ(矢の根草)」。タデ科イヌタデ属の多年草で水辺や湿地に生育している。9~10月にに茎頂と上部の葉腋から出す花序柄の先端に直径2~3ミリの小さな花を数個付ける。花弁のように見えるものは萼片で花弁は無い。葉は互生し長さは5~8センチ。アキノウナギツカミのように茎を抱かず矢尻のような形になるので名付けられている。
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