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トキホコリ

 長沼公園"殿ヶ谷の道”で見られる「トキホコリ(時繁)」。イラクサ科ウワバミソウ属の一年草で山地のやや湿った場所に生育している。日本固有種で中部地方以北に分布し環境省の絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されているが、多摩地区では山地の山麓や谷戸などに点在している。以前、小山田緑地の水辺で見ていたがここでは初めて見た。草丈は15~20センチ。茎は斜上し葉腋に淡緑色の団子状の花序を付ける。葉は互生し左右非対称のアンバランスさが面白い。名前の“ホコリ”は“埃”や“誇”ではなく“繁”で、『時々、ところどころで繁茂する』という意味のようだ。
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ジュウガツザクラ

 十月頃に咲くことから名付けられている「ジュウガツザクラ(十月桜)」。バラ科サクラ属の落葉高木で秋と春の二季咲きの性質がある。フユザクラ(冬桜)も同じように二季咲きだがフユザクラは一重になるのに対して本種は八重になる。エドヒガンマメザクラの交雑種とされ江戸時代後期から広く栽培されていた。
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