元サラリーマンの植物ウォッチング第6弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part6
トキホコリ
長沼公園"殿ヶ谷の道”で見られる「トキホコリ(時繁)」。イラクサ科ウワバミソウ属の一年草で山地のやや湿った場所に生育している。日本固有種で中部地方以北に分布し環境省の絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されているが、多摩地区では山地の山麓や谷戸などに点在している。以前、小山田緑地の水辺で見ていたがここでは初めて見た。草丈は15~20センチ。茎は斜上し葉腋に淡緑色の団子状の花序を付ける。葉は互生し左右非対称のアンバランスさが面白い。名前の“ホコリ”は“埃”や“誇”ではなく“繁”で、『時々、ところどころで繁茂する』という意味のようだ。
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