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マルバフジバカマ・2~花

 キク科ヒヨドリバナ属の「マルバフジバカマ(丸葉藤袴)」。北アメリカ原産の多年草で明治29年(1896年)に観賞用に日本に持ち込まれ、大正5年(1916年)に箱根強羅の植物園から逸出しているのが確認されその後各地に拡がっている。私は以前箱根山中を走っている際に道端で良く見掛けたが、多摩ニュータウンではなかなか見つからない。5年前に都立大学キャンパスの林縁で見たり昨年は長沼公園で見たがいずれも翌年には消滅した。『由木の植物目録2022』には"長池公園の一時的な発生が確認されたが、現在は消滅”と記載されている。多摩ニュータウンは相性が良くないようだ。この界隈では20キロ離れた深大寺付近の野川沿いなどで見られる。
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ハンショウヅル・6~果実

 由木西小学校付近の小道でヤダケに絡んでいる「ハンショウヅル(半鐘蔓)」。キンポウゲ科センニンソウ属のつる性落葉木本で5~6月に下向きに咲く花を"半鐘”に見立てている。果実は痩果で長さは6~7ミリ。花後に花柱が伸びて長さ3センチほどの羽毛状になる。
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