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ノダケ・6~花糸

 セリ科シシウド属の「ノダケ(野竹)」。山野の林内や林縁に生育する多年草でシシウド属の中では珍しく暗紫色の花を咲かせる。ノダケは雄蕊の花糸と花盤の両方とも暗紫色のものと、写真のように淡緑白色になるものがある。
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キバナアキギリ・2~高尾山4号路

 高尾山頂付近の"4号路”で咲き始めた「キバナアキギリ(黄花秋桐)」。シソ科アキギリ属の多年草で低山のやや木陰に生育している。草丈は30~40センチで同属のアキギリに似た黄色い花を咲かせる。キバナアキギリの雄蕊は4本あるが花の上唇近くに弓なりに伸びているものが完全な雄蕊で花粉の付いた葯がある。下唇の基部には退化した紫色の仮雄蕊がある。ポリネーターの虫が潜り込んで仮雄蕊を押すと完全な雄蕊が下がり虫の背中に葯の花粉が付く仕組みになっている。写真は上唇が開いて雄蕊や雌蕊が見えるが普段は雄蕊を包んで閉じている。実際に指先で仮雄蕊の辺りを押すと上唇が左右に開いて中から葯が付いた雄蕊が出てくる。
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ノササゲ・4~開花

 マメ科ノササゲ属の「ノササゲ(野大角豆)」。本州~九州の山野に生育するつる性多年草で8~9月に長さ1.5~2センチの淡黄色の花を咲かせる。ノササゲの楽しみは何といってもその果実。莢が紫色種子は藍色になる。これは中山中学校付近の野道のもの。
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