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虫・22~アカスジキンカメムシ幼虫

 今年はカメムシが全国的に大発生しているようだ。農林水産省は9月13日に『令和5年度病害虫発生予報』を発表しており農作物への被害を注意喚起している。我が家でも洗濯物に付いたり雨戸の開け閉めの間に部屋に入り込んだりして虫嫌いのカミサンはそのたびに悲鳴を上げている。
 写真はカメムシ科キンカメムシ属の「アカスジキンカメムシ(赤筋金亀虫)」の幼虫。カゴノキを観察しているとその葉に付いていた。頭部、胸部、腹部が黒褐色になり腹部の周辺部に環状の白い斑がある。これを見ると私は"ちびまる子ちゃん”が大笑いしている姿を思い浮かべてしまう。アカスジキンカメムシは成虫になるとその姿は一変。金属光沢のある緑色に赤い筋が入る美しい色彩になる。
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アケボノソウ・10~南高尾

 先日、当地の森で2株の開花を確認したので、今度はもっと株数が多い高尾山系の自生地まで足を延ばした。「アケボノソウ(曙草)」はリンドウ科センブリ属の二年草で北海道~九州の山地の沢沿いなど湿った場所に生育する。この日は南高尾の細い登山道を進むと小さな沢沿いにたくさんの株が伸びていた。これを見ると山道を登ってきた疲れが吹き飛ぶ。
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バクチノキ・3~開花

 バラ科サクラ属の「バクチノキ(博打の木)」。関東以西に分布する常緑高木で絶えず古い樹皮が剥がれ落ちる様子を、博徒が負けて着ぐるみ剥がされた姿に見立てて名付けられている。9~10月に長さ3~4センチの花序を出し直径6~7ミリの小花を多数咲かせる。花の様子はイヌザクラウマミズザクラに良く似ている。果実は翌年の5月頃に熟す。
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