人気絵本シリーズの4作目です。
くまざわくんは、たからものにしていた石をいつの間にか落としてしまいました。
石はいぬうえくんにひろわれて、ひもがつけられました。
くまざわくんは石を返してほしいのですがうまくいえないうちに、いぬうえくんに「しばらく」貸すことになってしまいました。
くまざわくんが「しばらく」を待ちきれなくて、何とか返してもらおうとしますがうまくいきません。
逆に、いぬうえくんに「いぬうえくんのなまえ」を貸してもらい、ますます困惑します。
最後は、いぬうえくんに無事に石を返してもらえますが、それまでのやりとりは気のいいくまざわくんらしく、読者はやきもきさせられます。
この作品でも、おっとりしていて気のいいくまざわくんと、しっかり者で少しずうずうしいいぬうえくんの個性の違いが、すれ違いを生み、お話をおもしろくさせています。
大事な物を共有すること、目に見えない宝物もあることなど、幼い読者にいろいろな大事なことがらを教えてくれます。
やはり教訓臭さが拭えないのですが、どうやらそれは、いぬうえくんの上から目線のしゃべり方や態度にあるようです。
この作品の場合、主人公はくまざわくんなので、読者はくまざわくんの気持ちに寄り添って本を読みます。
その場合、いぬうえくんは先生や親のようというよりは、ちょっと生意気な優等生の友達という趣です。
そういう友達がありがた迷惑なことが多いのは、現実と変わりません。
くまざわくんは、たからものにしていた石をいつの間にか落としてしまいました。
石はいぬうえくんにひろわれて、ひもがつけられました。
くまざわくんは石を返してほしいのですがうまくいえないうちに、いぬうえくんに「しばらく」貸すことになってしまいました。
くまざわくんが「しばらく」を待ちきれなくて、何とか返してもらおうとしますがうまくいきません。
逆に、いぬうえくんに「いぬうえくんのなまえ」を貸してもらい、ますます困惑します。
最後は、いぬうえくんに無事に石を返してもらえますが、それまでのやりとりは気のいいくまざわくんらしく、読者はやきもきさせられます。
この作品でも、おっとりしていて気のいいくまざわくんと、しっかり者で少しずうずうしいいぬうえくんの個性の違いが、すれ違いを生み、お話をおもしろくさせています。
大事な物を共有すること、目に見えない宝物もあることなど、幼い読者にいろいろな大事なことがらを教えてくれます。
やはり教訓臭さが拭えないのですが、どうやらそれは、いぬうえくんの上から目線のしゃべり方や態度にあるようです。
この作品の場合、主人公はくまざわくんなので、読者はくまざわくんの気持ちに寄り添って本を読みます。
その場合、いぬうえくんは先生や親のようというよりは、ちょっと生意気な優等生の友達という趣です。
そういう友達がありがた迷惑なことが多いのは、現実と変わりません。
くまざわくんのたからもの (きたやまようこの幼年どうわシリーズ) | |
クリエーター情報なし | |
あかね書房 |