岐阜の画廊 文錦堂

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「~太田 梁を偲ぶ~ 恒梁会」会場風景

2016-08-01 20:37:04 | 工芸
皆様、こんばんは。

今日も岐阜は、朝から太陽が照りつけ最高気温が35度を超すなど猛暑日となりました。(

さて、先週末7月30日(土)から始まりました「~太田 梁を偲ぶ~ 恒梁会」展 【 ~ 7日()】。
おかげ様で天候にも恵まれ、初日は開店前から整理券を配布するなど、連日県内外から大勢のお客様に詰めかけて頂いております。
太田さんがお亡くなりになられた年に、松坂屋名古屋店で開催された「恒梁会」
3回忌を迎え再び開催致すこととなりましたが、改めて太田さんに対する愛陶家の期待が高かったことを再認識する機会となりました。(驚)
また、閉店後には梁さんを偲ぶべく集まった陶芸家仲間やお客様と共に、「太田 梁さんを偲ぶ会」が盛大に開催されました。

明日20:00~弊社ホームページ(http://www.bunkindo.com)でも、今出展作品を順次掲載させて頂く予定です。

それでは、「~太田 梁を偲ぶ~ 恒梁会」展の会場風景をご紹介致します。
今展では太田さんと親交の深かった12名の陶芸家仲間が集い、生前に太田さんが手掛けた作品をそれぞれが再現するという初の試みです。
黄瀬戸や志野、織部など、美濃焼を中心に多岐にわたり制作された太田さんを偲ぶに相応しい企画となりました。
また、展示では仲間に囲まれるように各作家の間ごとに太田さんの作品が陳列されています・・・。






玄関正面は、常滑急須の祖である杉江 寿門の末裔となる常滑焼期待の若手陶芸家 渡辺 敏史さんの【銀彩】作品です。
渡辺さんは、太田さんが修業時代に勤めていた愛知県瀬戸市の窯元 霞仙陶苑での弟弟子にあたります。



床の間中央には、太田さんの「黄瀬戸花入」にアザミが活けられ、凛とした静寂感の漂う空間を作り出しています。 
軸は、清水公照 師(1911-1999 第207・208世華厳宗管長)と杉本 健吉画伯(1905-2004 洋画家)合作による画賛「夢」。
 


続いて、太田さんから大きな影響を受け、次代の美濃焼を担う若きお二方の作品を。
陶芸家のご両親を持ち、岐阜県恵那市を拠点に穴窯と登り窯で、自らも美濃染付・瀬戸絵を中心に作陶する須賀 文子さんは【瀬戸黒】を。
太田さんが生前最も期待を寄せた鈴木 都さんは【美濃唐津】に、それぞれ挑戦されました。



最後は、太田さんの代名詞ともいうべき【黄瀬戸】に果敢にも挑戦された深見 文紀さんと、【赤絵】で新境地を開いた寺田 鉄平さんの作品を。



明日は、画廊奥の会場風景をご紹介致します。 乞うご期待!
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