岐阜の画廊 文錦堂

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年末特別企画(1)!!

2016-12-18 13:46:31 | 工芸
皆様、こんにちは。
週末最後の日曜日、いかがお過ごしでしょうか。

今週は来年1月開催予定の「酒器展」の為に全国各地を飛び歩いていた関係で、ブログが更新出来ず大変失礼致しました。

さて、今年も残すところ10日あまりとなりましたが、皆様方に支えられて何とか良い年越しを迎えられそうです。
そこで、日頃の感謝を込めて「年末特別企画」と題し、今年1年文錦堂を盛り立ててくれた作家の逸品をご紹介していきたいと思います。

今日ご紹介する作品は、今年も圧倒的な画力で愛陶家を魅了し続けた池田 省吾さんの代表作「種子島粉引」「織部」による逸品です。
来年は、4月に「春爛漫」と題した個展も予定致しており、どんな省吾ワールドを見せてくれるのか今から開催が待ち遠しい限りです。

ご紹介致しました作品は、弊社ホームページ(http://www.bunkindo.com)にて販売させて頂きます。

先ずは、鉄分の多い種子島の土の特徴を活かした白化粧の器肌に、極細の筆を用いて藍色の呉須で巧みに描かれた「粉引」作品から。
雷神が情景たっぷりに描かれた作品は、白く美しい粉引の釉調とマッチして上品で味わい深い仕上がりになっています・・・。



   池田 省吾 作 「種子島粉引龍雷扁壺」 H18.0×D17.0cm・・・(売約済

 「粉引」作品の数あるモチーフの中でも特に人気の「龍」図。

 躍動感溢れる「雷神」図。

続いて、12年ぶりのゴジラ映画の続編として今年大きな話題となった「シン・ゴジラ」を描いた人気の「織部」作品を。 
時折、時事ネタをモチーフにされる省吾さんならではの作品です・・・。



   池田 省吾 作 「織部茶碗」 H 8.0×D13.5cm・・・(売約済
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次回展DMのお知らせ

2016-12-12 20:41:44 | 工芸
皆様、こんばんは。

いよいよ今年も残すところあと半月ばかりとなり、何かとご多忙のことと存じます。
文錦堂も先の「「―高麗・唐津― 内村 慎太郎 陶展」が閉幕し、平成28年の全ての企画展を無事に終えることで出来ました。
改めて、今年一年大変お世話になり誠に有難うございました。 来年も、何卒宜しくお願い申し上げます。
どうぞ良い新年をお迎えください!


さて、平成29年文錦堂第一弾を飾る次回展のDMが出来上ってきましたので、一足早く皆様にご紹介させて頂きます。
今回もまた例年以上に優品が集まっておりますので、乞うご期待です!!

 「酒器展 -2017-」 / 平成29年 1月14日(土)~ 22日() 会期中無休

若手人気作家の新作から物故巨匠作家の逸品まで。
やきもの愛好家にとって現在最も人気の“コレクターズアイテム”となった「酒器」を一同に揃えました。
また、初日にはご自慢のコレクションを持ち寄りながら、出展作家と共に【日本酒の会】も併せて催したいと思います。
是非、この機会に、皆様お揃いでご高覧賜りますようご案内申し上げます。

ー日本酒の会ー
日時: 2017 年  1月 14日(土) 17:00~  会場: 画廊 文錦堂 内
ご参加をご希望の方は、ご自慢の酒器をご持参ください。 お酒もご持参頂けると嬉しいです。

出品作家: 安倍 安人 / 池田 省吾 / 市川 透 / 各務 賢周 / 隠崎 隆一 / 加藤 孝造 / 鈴木 蔵 / 鈴木 都
深見 文紀 / 古谷 和也 / 古松 淳志 / 水野 しづ / 矢野 直人 / 山口 真人 / 若尾 経 他

物故作家: 荒川 豊蔵 / 各務 周海 / 中川 自然坊 / 中村 六郎 / 藤原 雄 / 古谷 道生 / 三浦 小平二 他



 
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私の一押し作品!!≪酒器(ぐい呑3)編/内村 慎太郎 陶展より≫

2016-12-11 15:19:32 | 工芸
皆様、こんにちは。 週末の日曜日、いかがお過ごしでしょうか。

今日の岐阜は、朝から澄み渡る青空が広がっています。

さて、3日から開催致しておりました「―高麗・唐津― 内村 慎太郎 陶展」も、本日大盛況のうちに最終日を迎えることが出来ました。
会期中は、連日多くの愛好家の方々に足をお運び頂くなど、本年度文錦堂企画展の最後を締めくくるに相応しい個展となりました。
この場をお借り致しまして、素晴らしい作品をご出展下さいました内村先生、並びに来場者の皆々様方に厚く御礼申し上げます。

それでは、今日も昨日に引き続き「私の一押し作品」と題して、選りすぐりの「ぐい呑」をご紹介していきます。
多種多様な酒器を作る内村先生ですが、古格を漂わせる作品群は多くの酒器党を唸らせました・・・。

先ずは、【奥高麗】2点から。



   内村 慎太郎 作 「奥高麗ぐい呑」 H 5.0×D 7.6cm・・・・・(売約済



   内村 慎太郎 作 「奥高麗盃」 H 4.2×D 8.2cm・・・・・(売約済

注)桃山時代の古唐津茶碗で、高麗茶碗の特徴を採り入れたものを「奥高麗」と呼ぶ。
この奥高麗の「奥」の所以は、唐津の向うの高麗、そのさらに奥の高麗で作られたという説や、「奥」は「古い」という意味で、古い高麗茶碗を写したものだからという説など諸説あって定かではないが、奥高麗の茶碗は古唐津の中でも一段格が高いとされ、古来より茶人に珍重されてきた。

続いて、【高麗】作品も。



   内村 慎太郎 作 「茂三盃」 H 4.8×D 8.4cm・・・・・(売約済

注)茂三(もさん)の名称の由来は、対馬藩藩士であった中庭 茂三が、寛永16年(1639)に朝鮮釜山の和館内に築かれた対馬藩宗家の御用窯「和館茶碗窯」に燔師(はんし)としておもむき、朝鮮陶工を指導して御本茶碗を焼かれたことによる。
特徴は見込みの細めの刷毛(鶴刷毛)と高台内の渦で、その中央に小さな兜巾を見せ、釉色は黄味・赤味・青味を交えた枇杷色。
総じて薄作りで、土は細かく、堅く焼き締まっており、鹿の子の窯変もほどよく見られる。



   内村 慎太郎 作 「利休斗々屋盃」 H 4.2×D 8.0cm・・・・・(売約済

注)高麗茶碗の種類の名称で、利休が所持した魚(斗々)屋からその名がある。 
特徴は、一般の斗々屋よりも高台が広く低く、腰も横に広がっている。
また、釉調は通常は青と赤を織り交ぜたり青一色であったりするのに対し、相対的に赤く、窯変は見られない。



   内村 慎太郎 作 「呉器盃」 H 5.7×D 7.6cm・・・・・(売約済

注)高麗茶碗の種類の名称で、五器、御器とも記す。 
特徴は、胎土が特に細かく、鉄分を含んでいるところから釉に赤味を帯びたものが多く見られる。



   内村 慎太郎 作 「割高台ぐい呑」 H 5.5×D 7.8cm・・・・・(売約済

注)高麗茶碗の種類の名称で、文字どおり高台が割られた作品を指す。 
特徴は磁器質で堅く、その高台を豪快に十文字に割っている。 高台の割り方は、他にも三つ足を削り残したものや、星形などがある。
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私の一押し作品!!≪酒器(ぐい呑2)編/内村 慎太郎 陶展≫

2016-12-10 17:55:59 | 工芸
皆様、こんばんは。

今日の岐阜は青空が広がりましたが、風が冷たく寒い1日となりました。

さて、寒さが身にしみるこの季節、鍋料理をつつきながら日本酒を楽しみたいですよね。
最近、酒器をお求めになられる方がいつにも増して増えてきたように思います・・・。

それでは、今日も現在開催中の「―高麗・唐津― 内村 慎太郎 陶展」【~11日()】から、「私の一押し作品」をご紹介致します。
今日ご紹介する作品は、昨日に引き続き、逸品揃となった『ぐい呑(2)』です。

今展では魅力的な酒器が数多く出展されましたが、取分け人気が集中したのが「井戸」作品です。 
「高麗シリーズ」同様、こちらも会期早々に出展作品全てが “完売” となりました・・・。

酒器ながらも堂々とした存在感溢れる趣は、王者の風格を感じさせます。 今展では、3種類の「井戸」が出展されています。



   内村 慎太郎 作 「井戸盃」 H 5.0×D 8.2cm・・・・・(売約済



   内村 慎太郎 作 「古井戸盃」 H 3.8×D 8.0cm・・・・・(売約済



   内村 慎太郎 作 「山瀬井戸盃」 H 4.5×D 8.8cm・・・・・(売約済

明日は、井戸以外の逸品『ぐい呑(3)』をご紹介致します。 乞うご期待!!!



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私の一押し作品!!≪酒器(ぐい呑1)編/内村 慎太郎 陶展より≫

2016-12-09 16:00:57 | 工芸
皆様、こんにちは。

岐阜はお昼過ぎから天候が崩れはじめ、先ほどからが降り出してきました。

さて、早いもので現在開催中の「―高麗・唐津― 内村 慎太郎 陶展」【~11日()】も、残すところ今日を含めて3日間となりました。
今日も朝からお客様がいらしてくださるなど、県内外から連日多くのお客様方に足をお運び頂いております。
どうぞ今週末は、逸品揃となった内村先生の個展を、皆様お揃いでご高覧賜りますようご案内申し上げます。
呈茶用に内村先生のお茶碗をご用意して、皆様のご来廊をお待ち致しております。



それでは、今日も「―高麗・唐津― 内村 慎太郎 陶展」から珠玉の『酒器』をご紹介致します。
今日は、皆様お待ちかねの【ぐい呑編(1)】です。
今展では多種多様なぐい呑が多数出展されており、そのいずれもが酒器党の方々を唸らすほどの出来栄えです。
逸品揃でご紹介したい作品ばかりということもあり、今日から3日連続で【ぐい呑編】をお届け致します。

先ずご紹介する作品は、内村先生が大病を患われたのを機に初めて発表され、大きな“話題”となった「高麗シリーズ」から。
高麗茶碗や桃山陶からインスピレーションを受け形にされた作品は、今までの「使う」「育つ」という内村先生の作陶における信条を基軸としたコンセプトに現代を反映させ、鑑賞という観点も加えながら新たな世界を創り出されています。

今展では出展された作品全てが会期早々に “完売” となるなど、人気を集めました・・・。



   内村 慎太郎 作 「高麗酒盃 《I》」 H 5.4×D 7.0cm・・・・・(売約済



   内村 慎太郎 作 「高麗酒盃 《I》」 H 5.0×D 6.4cm・・・・・(売約済



   内村 慎太郎 作 「高麗酒盃 《I》」 H 4.4×D 6.5cm・・・・・(売約済



   内村 慎太郎 作 「高麗酒盃 《I》」 H 5.2×D 5.5cm・・・・・(売約済



    内村 慎太郎 作 「高麗酒盃 《I》」 H 5.6×D 5.6cm・・・・・(売約済

明日も引き続き、「酒器編(ぐい呑2)」をご紹介致します。 乞うご期待!!!
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