皆様、こんにちは。 週末の日曜日、いかがお過ごしでしょうか。
今日の岐阜は、朝から澄み渡る青空が広がっています。
さて、3日から開催致しておりました「―高麗・唐津― 内村 慎太郎 陶展」も、本日大盛況のうちに最終日を迎えることが出来ました。
会期中は、連日多くの愛好家の方々に足をお運び頂くなど、本年度文錦堂企画展の最後を締めくくるに相応しい個展となりました。
この場をお借り致しまして、素晴らしい作品をご出展下さいました内村先生、並びに来場者の皆々様方に厚く御礼申し上げます。
それでは、今日も昨日に引き続き「私の一押し作品」と題して、選りすぐりの「ぐい呑」をご紹介していきます。
多種多様な酒器を作る内村先生ですが、古格を漂わせる作品群は多くの酒器党を唸らせました・・・。
先ずは、【奥高麗】2点から。
内村 慎太郎 作 「奥高麗ぐい呑」 H 5.0×D 7.6cm・・・・・(売約済)
内村 慎太郎 作 「奥高麗盃」 H 4.2×D 8.2cm・・・・・(売約済)
注)桃山時代の古唐津茶碗で、高麗茶碗の特徴を採り入れたものを「奥高麗」と呼ぶ。
この奥高麗の「奥」の所以は、唐津の向うの高麗、そのさらに奥の高麗で作られたという説や、「奥」は「古い」という意味で、古い高麗茶碗を写したものだからという説など諸説あって定かではないが、奥高麗の茶碗は古唐津の中でも一段格が高いとされ、古来より茶人に珍重されてきた。
続いて、【高麗】作品も。
内村 慎太郎 作 「茂三盃」 H 4.8×D 8.4cm・・・・・(売約済)
注)茂三(もさん)の名称の由来は、対馬藩藩士であった中庭 茂三が、寛永16年(1639)に朝鮮釜山の和館内に築かれた対馬藩宗家の御用窯「和館茶碗窯」に燔師(はんし)としておもむき、朝鮮陶工を指導して御本茶碗を焼かれたことによる。
特徴は見込みの細めの刷毛(鶴刷毛)と高台内の渦で、その中央に小さな兜巾を見せ、釉色は黄味・赤味・青味を交えた枇杷色。
総じて薄作りで、土は細かく、堅く焼き締まっており、鹿の子の窯変もほどよく見られる。
内村 慎太郎 作 「利休斗々屋盃」 H 4.2×D 8.0cm・・・・・(売約済)
注)高麗茶碗の種類の名称で、利休が所持した魚(斗々)屋からその名がある。
特徴は、一般の斗々屋よりも高台が広く低く、腰も横に広がっている。
また、釉調は通常は青と赤を織り交ぜたり青一色であったりするのに対し、相対的に赤く、窯変は見られない。
内村 慎太郎 作 「呉器盃」 H 5.7×D 7.6cm・・・・・(売約済)
注)高麗茶碗の種類の名称で、五器、御器とも記す。
特徴は、胎土が特に細かく、鉄分を含んでいるところから釉に赤味を帯びたものが多く見られる。
内村 慎太郎 作 「割高台ぐい呑」 H 5.5×D 7.8cm・・・・・(売約済)
注)高麗茶碗の種類の名称で、文字どおり高台が割られた作品を指す。
特徴は磁器質で堅く、その高台を豪快に十文字に割っている。 高台の割り方は、他にも三つ足を削り残したものや、星形などがある。
今日の岐阜は、朝から澄み渡る青空が広がっています。
さて、3日から開催致しておりました「―高麗・唐津― 内村 慎太郎 陶展」も、本日大盛況のうちに最終日を迎えることが出来ました。
会期中は、連日多くの愛好家の方々に足をお運び頂くなど、本年度文錦堂企画展の最後を締めくくるに相応しい個展となりました。
この場をお借り致しまして、素晴らしい作品をご出展下さいました内村先生、並びに来場者の皆々様方に厚く御礼申し上げます。
それでは、今日も昨日に引き続き「私の一押し作品」と題して、選りすぐりの「ぐい呑」をご紹介していきます。
多種多様な酒器を作る内村先生ですが、古格を漂わせる作品群は多くの酒器党を唸らせました・・・。
先ずは、【奥高麗】2点から。
内村 慎太郎 作 「奥高麗ぐい呑」 H 5.0×D 7.6cm・・・・・(売約済)
内村 慎太郎 作 「奥高麗盃」 H 4.2×D 8.2cm・・・・・(売約済)
注)桃山時代の古唐津茶碗で、高麗茶碗の特徴を採り入れたものを「奥高麗」と呼ぶ。
この奥高麗の「奥」の所以は、唐津の向うの高麗、そのさらに奥の高麗で作られたという説や、「奥」は「古い」という意味で、古い高麗茶碗を写したものだからという説など諸説あって定かではないが、奥高麗の茶碗は古唐津の中でも一段格が高いとされ、古来より茶人に珍重されてきた。
続いて、【高麗】作品も。
内村 慎太郎 作 「茂三盃」 H 4.8×D 8.4cm・・・・・(売約済)
注)茂三(もさん)の名称の由来は、対馬藩藩士であった中庭 茂三が、寛永16年(1639)に朝鮮釜山の和館内に築かれた対馬藩宗家の御用窯「和館茶碗窯」に燔師(はんし)としておもむき、朝鮮陶工を指導して御本茶碗を焼かれたことによる。
特徴は見込みの細めの刷毛(鶴刷毛)と高台内の渦で、その中央に小さな兜巾を見せ、釉色は黄味・赤味・青味を交えた枇杷色。
総じて薄作りで、土は細かく、堅く焼き締まっており、鹿の子の窯変もほどよく見られる。
内村 慎太郎 作 「利休斗々屋盃」 H 4.2×D 8.0cm・・・・・(売約済)
注)高麗茶碗の種類の名称で、利休が所持した魚(斗々)屋からその名がある。
特徴は、一般の斗々屋よりも高台が広く低く、腰も横に広がっている。
また、釉調は通常は青と赤を織り交ぜたり青一色であったりするのに対し、相対的に赤く、窯変は見られない。
内村 慎太郎 作 「呉器盃」 H 5.7×D 7.6cm・・・・・(売約済)
注)高麗茶碗の種類の名称で、五器、御器とも記す。
特徴は、胎土が特に細かく、鉄分を含んでいるところから釉に赤味を帯びたものが多く見られる。
内村 慎太郎 作 「割高台ぐい呑」 H 5.5×D 7.8cm・・・・・(売約済)
注)高麗茶碗の種類の名称で、文字どおり高台が割られた作品を指す。
特徴は磁器質で堅く、その高台を豪快に十文字に割っている。 高台の割り方は、他にも三つ足を削り残したものや、星形などがある。