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岐阜の画廊 文錦堂

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私の一押し作品!!≪酒器(徳利)編/内村 慎太郎 陶展より≫

2016-12-08 09:14:46 | 工芸
皆様、おはようございます。

今朝の岐阜は、雲一つない青空が広がっています。

さて、寒さが増すこの時期、冷えた身体にはやっぱり温かい鍋料理と日本酒に限りますよネ。
ということで、現在開催中の「―高麗・唐津― 内村 慎太郎 陶展」 【~11日()】から、珠玉の『酒器』をご紹介致します。
今日の「私の一押し作品」は、逸品揃となった【徳利編】です。
お酒を注ぐ時に奏でる「トクトクトク」という音が徳利の語源という説もありますが、酒席でのあの音色は何とも心地良いものですよね。
今展には多種多様な徳利が数多く出展され、愛酒家を楽しませてくれています・・・。

先ずは、高麗青磁独特の翡色(ひしょく)と呼ばれる沈んだ深い青味を見せる器肌に魚紋の象嵌が施された「高麗青磁」から。



   内村 慎太郎 作 「高麗青磁象嵌徳利」 H13.9×D 9.0cm・・・・・¥22,680-

続いて、ぐい呑を含めて出展された酒器は全て完売となるなど人気の「井戸」を。



   内村 慎太郎 作 「井戸徳利」 H13.2×D 9.0cm・・・・・(売約済

本歌同様、今展では「鶏龍山」の徳利にも人気が集まりました。



   内村 慎太郎 作 「鶏龍山徳利」 H13.5×D 9.2cm・・・・・(売約済

赤みを帯びた朽葉色の器肌が印象的な「柿の蔕」による徳利も。



   内村 慎太郎 作 「柿のへた徳利」 H12.4×D 7.4cm・・・・・(売約済

最後は、ほんのりと赤味を帯びた鹿の子状の御本が色づく景色など上品な趣を醸し出す「御本」の徳利を。



   内村 慎太郎 作 「御本徳利」 H12.9×D 8.4cm・・・・・(売約済

明日は、大人気の「酒器編(ぐい呑1)」をご紹介致します。 乞うご期待!!!
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私の一押し作品!!≪茶碗 編/内村 慎太郎 陶展より≫

2016-12-07 09:43:14 | 工芸
皆様、こんにちは。

今日の岐阜は、爽やかな青空が広がっています。

さて、早いもので現在開催中の「―高麗・唐津― 内村 慎太郎 陶展」【~11日()】も中日を迎えております。
おかげ様で、平成28年の文錦堂を締めくくるに相応しい逸品が揃った個展会場には、連日多くのお客様方に足をお運び頂いております。

それでは、今日から「私の一押し作品」と題して、出展作品の中から選りすぐりの逸品をご紹介していきたいと思います。
今日ご紹介する作品は、炎芸術掲載作品を含めた「茶碗」です。
茶人からも高い評価を受ける内村さんですが、今展でも古格を漂わせる「茶碗」は多くの来場者を唸らせています。
今展では、多種多様な「茶碗」が数多く出展されました・・・。

先ずは、来年4月に阿部出版から発刊予定の「別冊 炎芸術 見て・買って楽しむ 茶器の逸品」に掲載予定の「鶏龍山茶碗」から。
白泥の釉肌に描かれた、ダイナミックでよどみない筆さばきが見所です。



   内村 慎太郎 作 「鶏龍山茶碗」 H10.2×D12.0cm・・・・・(売約済

王者の風格を漂わせる「井戸茶碗」。 枇杷色の器肌に、青みと白みの窯変が彩り風雅な味わいを呈しています。



   内村 慎太郎 作 「井戸茶碗」 H 8.4×D14.0cm・・・・・(売約済

 高台内と周りに生じた梅華皮による景色は、圧巻です。

利休好みの静かな無作の味があり、余情深い趣を放つ「斗々屋茶碗」の逸品も。



   内村 慎太郎 作 「斗々屋茶碗」 H 7.7×D13.5cm・・・・・(売約済

続いて、高麗シリーズと銘打たれた「高麗茶碗≪I≫」を。
内村先生の作品は、古陶磁を手本にした作品と、芸道での修業の段階を示す「守破離」の「破」にあたる作品の2種類に大別されます。
土や釉薬、焼成はそのままに、より造形を意識された「高麗シリーズ」は、今展でも大きな注目を集めています。



   内村 慎太郎 作 「高麗茶碗≪I≫」 H 9.0×D11.6cm・・・・・(売約済



   内村 慎太郎 作 「高麗茶碗≪I≫」 H 8.0×D11.5cm・・・・・(売約済

 炎芸術124号/2015 冬(阿部出版)に掲載されています。

明日の「私の一押し作品!!」は、皆様お待ちかねの「酒器編」をご紹介致します。 乞うご期待!!

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「―高麗・唐津― 内村 慎太郎 陶展」会場奥風景!!

2016-12-06 18:06:37 | 工芸
皆様、こんばんは。

今日の岐阜は日中晴れ間が広がりましたが、夕方からかなり冷え込んできました。

さて、連日多くのお客様に足をお運び頂いております「―高麗・唐津― 内村 慎太郎 陶展」【~11日()】。
『 炎芸術 2015夏 NO.122 』/『 炎芸術 2015冬 NO.124 』の掲載作品が出展されるなど、今展も話題の多い内容となっています。

本日21:00~ 弊社ホームページ(http://www.bunkindo.com)でも今出品作品を順次掲載し販売させて頂く予定です。

それでは、昨日に引続き、「―高麗・唐津― 内村 慎太郎 陶展」の会場風景をご紹介致します。



会場奥に進むと、茶道関係の方や業者をも唸らせる出来栄えの茶碗・花器類が整然と並びます。



 絵画は、高山 辰雄(1912-2007 文化勲章・文化功労者)4号「二日月」。

茶碗と共に、「朝鮮唐津」「黒高麗」による魅力溢れる花入類が来場者の目を楽しませてくれます。



続いて、違い棚を飾るのは「高麗シリーズ」と銘打った独自作品。 酒器は、会期早々に完売となるなど人気を博しています。



最後は、人気の「酒 器」コーナー。 今展でも逸品揃の多種多様な酒器が出展され、多くの酒器党の方々を悩ませていました・・・。



明日からは、多くのお客様方から大好評頂いている「私の一押し作品!!」を作品別にご紹介していきます。 乞うご期待!!
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「ー高麗・唐津ー 内村 慎太郎 陶展」開幕です!!

2016-12-05 17:29:22 | 工芸
皆様、こんばんは。

今日の岐阜は、朝方濃い霧に覆われて街全体が真っ白となりましたが、午後からは青空が広がり穏やかな1日となりました。

さて、本年度文錦堂企画展の大トリを飾る「―高麗・唐津― 内村 慎太郎 陶展」 【~11日()】が、いよいよ始まりました!!

2年ぶりの開催となった今展でしたが、天候にも恵まれ、横浜や大阪、京都など全国から多くの愛陶家の方々に足をお運び頂き、閉店時までお客様が途切れることのない大賑わいの初日・二日となりました!?
福岡から来岐された内村先生生も二日間在廊され、お客様の応対に大忙しでした・・・。

明日6日(火)21:00~ 弊社ホームページ(http://www.bunkindo.com)にて、今出展作品を順次掲載し販売させて頂く予定です。
どうぞ、そちらの方もお楽しみ下さい。

それでは、逸品揃となった「―高麗・唐津― 内村 慎太郎 陶展」の会場風景をご紹介致します。





入り口正面を飾る作品は、炎芸術掲載作品の3茶碗。 
真ん中の「鶏龍山茶碗」は、来年4月に阿部出版から発刊予定の「別冊 炎芸術 見て・買って楽しむ 茶器の逸品」に掲載されます。



床の間を飾る作品は、優美な趣を漂わせる「玉子手花入」
掛軸は、岐阜県の名産「富有柿」を描いた、土屋 禮一 画伯(日本芸術院会員・日展副理事長) 作 「富有柿」。



使い手に器が育つ楽しさを感じてもらいたいとの想いが強い内村先生。
今展でも絵唐津/粉引/朝鮮唐津/斑/蛇褐/山瀬・・・など、使い勝手が良くいかにも育ちそうな食器群が多数出展されています。





水指や茶碗など茶道具類が整然と陳列されて、会場を引き締めます。



明日は、画廊奥の会場風景をご紹介致します。乞うご期待!!
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DM作品紹介

2016-12-02 17:41:07 | 工芸
皆様、こんにちは。

12月に入り、今年も残すところ1ヶ月となりました。

さて、明日から平成28年文錦堂企画展の大トリを飾る「ー高麗・唐津ー 内村 慎太郎 陶展」【3日(土)~ 11日()】を開催致します。
先ほど、会場設営も無事に終わり、明日の初日を待つのみとなりました。
荷物から出す度に「ウォ~」と叫んでしまうほどの逸品が揃い、明日の開催が待ち遠しい限りです。
明日は、内村先生ご夫妻も福岡から来岐されます。 皆様のご来廊を心よりお待ち申し上げております!!

それでは、開催を前にDM掲載作品をご紹介致したいと思います。
内村先生より今展のDM用に数碗送って頂いた中で、最も品格さを感じさせる「茂三茶碗」を選ばせて頂きました。

茂三茶碗(もさんちゃわん)の名称の由来は、対馬藩藩士であった茂三が、寛永16年(1639)に朝鮮釜山の和館内に築かれた対馬藩宗家の御用窯「和館茶碗窯」に燔師(はんし)としておもむき、朝鮮陶工を指導して御本茶碗を焼かれたことによります。
「茂三茶碗」の特徴は、見込みの細めの刷毛(鶴刷毛)と高台内の渦で、その中央に小さな兜巾を見せています。
釉色は黄味・赤味・青味を交えた枇杷色で、鹿の子の窯変もほどよく見られます。
総じて薄作りで、土は細かく、堅く焼き締まっています。

内村先生もお気に入りの作品で、塗箱・仕覆・風呂敷付による特別仕様となっています。





   内村 慎太郎 作 「茂三茶碗」 H 7.4×D13.5cm (売約済
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