社会科塾講師☆ブログ~しゃかりき!~

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なぜ私は社会科の塾講師になったのか?第21回 大学時代5 能楽部を退部しようと・・

2013年08月11日 21時58分59秒 | 私自身のヒストリー

ひさしぶりの,連載再開です。更新が遅くなってしまい失礼いたしました。

 

 エッセイ「なぜ私は社会科塾講師になったのか?」 

 

第20回  大学時代5 

 

前回は,大学1年のとき,友人と趣味と出会ったことをお話しました。

今回は,そのときの同時期での部活での出来事です。

 

以前お話したように,私は大学1年の前期(4~7月)に,自分に趣味がないこと,友人ができなかったことから,

部活に入ろう!」と決めました。

せっかく日本文化学科に入ったので,それに関する部活に入った方がいいかな?と思いました。

当時は,「日本文化を好きにならなきゃ!」と思いこんでいたので・・。

 

そこで,入部したのが,「能楽部(部活名は違います。)」です。

 

「能楽は,室町時代に観阿弥・世阿弥が大成した芸術」という知識しかなく,

何もわからない状態で入部しました。

 

当時の能楽部は,四学年合わせて8人(私を含んで)でした。

そのうち,同学年の大学1年生は4人(私を含んで)。つまり,部員のほぼ半数!

 

人数も少なく,ほとんどの部員が女子だったので,気は楽でした。

意地悪な人もいないし,自分の苦手な派手な子もいないし・・。

 

ただ,私は,当時,どうしても「能楽」の良さがわからなかった。

 

他の同級生は,好きな演目(能楽の作品のこと)があったり,舞や謡い(能楽での踊りのようなものとコーラスのようなもの)を

することを楽しんだりしていました。

 

でも,私は,好きな演目もないし,練習も楽しくなかった。

「私はなんで,この部に入ったのだろう?」と。

「自分はこの部にいちゃいけないんじゃないか?」と。

 

それで,夏休みの練習のときに,部活を辞めようと先輩に言おうとしました。

まさに,言おうとした瞬間のことです。

となりにいた同級生の1人が「先輩,私,部活を辞めたいのですが・・。」と。

 

「えー!うそーん!」私は心の中で叫びました。

 

「あの私も・・。」とそのときは言いだせず。

なぜなら,まるでその子と話し合ったかのように見られると,その子にも悪いし,

夏の発表会前に一度に2人も辞めたら,残った部員さんたちが大変だろうし・・。

 

・・ということで,冬の発表会が終わったら,「辞める」と言おうと決心。

ただ,冬の発表会の直後に言うのは,さすがに気が引けました。

先輩たちの発表会をやり遂げた達成感に満ちたときに,「私,部活辞めます」と言ったら,雰囲気ぶちこわしだろ!と。

 

なので,大学2年の最初の練習のときに,退部のことを言おう,と思いました。(冬の発表会のあとは部活は休みだった。)

 

しかし,そこでも,思わぬことが!!!

 

 

前にお話したように,私は大学1年の秋学期の,「体育」「西洋美術史」で仲良くなった友人がいました。

私は,その子に一目ぼれして,もっと仲良くなりたいと思っていたのですが,その子があまりにドライな子なので,

授業以外での交流がなかなか出来ずにいました。

 

大学2年の最初の部活動の日。

その部活前の授業で,その友人もたまたま一緒になりました。

 

授業が終わり,「よし!部活に行って,退部の意向を伝えよう!」といきこんだ私にその友人が話しかけてきました。

 

「ねえ,萬火さん(←私のこと)って能楽部だったよね?私も能楽部に入りたいと思って。

 萬火さんがいるので,入りやすいし。」と。

 

「えええええええー!!!」とまたしても心の中で私は叫びました。

 

 

「部活は辞めたい・・・,

け・・けど,

この子ともっと仲良くなれるチャンスをみすみす逃すのはもったいない!」と。

 

それで,

その子と部活内で仲良くなって,部活を辞めても,その子との仲が続くような状態になったら部活を辞めよう!

と決心。

 

・・ということで,大学2年の春は始まりました♪

このあとも,部活でのエピソードはあるんですが,それはまだ後日。

 

次回は,またしても同時期での部活内でのマンガに関するお話です。

 

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悩んでいるときに相手に言われて嫌だった言葉

2013年08月11日 21時54分20秒 | 近況報告

更新が止まってしまってすみませんでした。

更新が止まっている間に,やっと娘が一人で立つことができました

 

娘は,現在1歳8カ月なので,立つのは,かなり遅いです。

(1歳前後で立つ子が多く,ほとんどの子が1歳6カ月までに,一人で立って歩けるようになります。)

 

なぜ,娘が,平均よりも,立つのが遅めだったのかは, 身体的な問題ではなく

精神的な問題,でした。

 

記憶力がよく,一回ひどい目にあったことは忘れない。

なので,二度と同じ失敗は繰り返さない努力をする,慎重な子です。

 

それって,良いことだとは思うんですが,悪く言うと,「臆病」なんです。

 

0歳10か月ころに,つかまり立ちをしているときに手を離そうとしてコケそうになったときがありました。

それからは,絶対,手を離そうとしませんでした。私たちが手を離そうとすると,すぐに足をつく。

 

・・ということで,約1年,一人で立つ気配がまったくありませんでした。

 

  

娘と長い時間過しているメンバー(私と旦那,次いでばーちゃん)は,

娘がなぜ立たないか?の理由は,

全員同じ意見で,「慎重な子だから(悪く言うと,臆病な子だから)」でした。

 

 

 

しかし,娘のことをよく知らない人たちの中には,

 

「すぐ抱くからだわ。(抱っこするからだわ)」

と私たちの育児方法を見たこともないのに,

私たちに落ち度があるような言い方をする方が何人もいました。

 

 

その人たちの子供(や孫)は,平均的な時期に子供(孫)が立ったのでしょう。

彼らは,「それが自分たちの育児方法が正しいから,子供は立った」と言いたいのでしょうか?

 

たぶん,そうではないとは思います。

彼らのほとんどは,他意はないでしょう。

おそらく,「抱き癖をつけるといけない」という古い考えがそのまま残っているのでしょう。

 

 

・・でも,本気で悩んでいる私たちには,そう聞こえるんです。

私の被害妄想だと言われればそうなのですが,

親しい友人たちは,決して,そのような言葉を言いませんでした。

 

「成長は人それぞれだからね。」とか「私の知り合いの子も2歳になって歩いた,と聞いたよ」とか,

私が傷つかないような言葉を考えて言ってくれました音譜

 

 

「すぐ抱くからだわ。」と返答した人は,

少なくとも,私の心を考えるほど,私のことを気にかけてくれるわけではなかっただろうし,

すぐに人を責めるタイプの人間なんだ,と。

 

 

「すぐ抱くことで,立たない」

ということが,もし正しいことなら,

お医者さんが言うはずだし,本にも書いてあるはず。

 

 

しかし,

 

1歳6カ月検診で,お医者さんに相談したら,そんなこともおっしゃられず。

育児書にも,そのような事実は見当たらない。

 

 

根拠のない説で,人に説教しないでほしい,と思いました。

 

 

 

 

また,「一緒に歩いたらいいじゃない?」とかアドバイスを言う人もいました。

その人としては善意で言っているのでしょうが,

「私が何も努力してないとでも,この人は言いたいのだろうか?」とも思ってしまう。

 

その人に言われる前から,そういうことはしていました。

しかし,それでも歩かないから,困っているのに!

 

 結果,よく抱っこしていた状態で,時に任せていたら,1歳7か月~8カ月で急にやる気になり,

ある日,突然,前振りもなく立ちました!

 

「よく抱っこしてるから立たない」という説は,合っているわけではないと,証明できました。

 

 

 

 

今回は,育児に関する事でしたが,これって色んなところで言えることです。

 

人が,うまくできないことで落ち込んでいるときに,

「○○だから,××できないのよ。」とその人のことをよくも知らないのに,その人の態度などを責める言い方をしたり,

「●●したら?」というアドバイスは,

相手に失礼にあたる場合があるのです。

 

 

相手が,悩んでいるときは,相手の状況を聞いたうえで,お話すべきだ,と。

 

「勉強ができない」「成績があがらない」「この科目(内容)が苦手」と,

生徒に言われたときに,その子がどういう勉強をしているか聞きもしないで

「努力が足りないからだわ」とか「教科書をよく読んで」など,自分勝手な意見を言ってしまう人がいますが,

私もそういう風な無神経なことはしないように気をつけなければ!と思います。