エッセイ「なぜ私は社会科塾講師になったのか?」
第21回 大学時代6
前回は,大学1年のときの能楽部でのお話をしました。
今回は,同じく大学1年の能楽部での「マンガ」に関するお話をしたいと思います。
能楽部に入ってびっくりした1つに,部員さんの多くが,普通に「マンガを読んでいる」ということでした。
以前お話したように,小5でのいじめで「まだマンガ読んでいるんだ,子供だー。」と馬鹿にされた私は,
それ以降,隠れてマンガを読むようになりました。
近所の本屋では決してマンガを買わず,
遠くの本屋でマンガを買う時も,ノートや参考書などでマンガをサンドして購入していました。
高校までは,「マンガが好きな高校生は私だけなんだろうな。」と思っていました。
しかし,大学での能楽部でのみなさんは,「マンガを読んでいる」ことに関し,
全然恥じることがない。「マンガを読む」ことが,あたりまえかのよう。
しかも,自分が好きな作品について公言する子も。
「え?マンガ好きって恥ずかしいことでもないし,悪いことでもないの?!」
と私には衝撃的でした。
しかし,そのときには,まだイジメのトラウマがあり,
自分がマンガを読まない,という嘘はつかなかったけど,
積極的に自分がマンガ好きだとは言えませんでした。
今,思えば,部員のみんなは,そんなこと(私がマンガを読むこと)で馬鹿にするような心の狭い人ではないのにね。
そして,さらに衝撃的なことが!
なんと,部員さんの何人かが,マンガ絵を描き,それを他人にも当たり前かのように,見せているんです!
私は,小学生のころに自分の絵を馬鹿にされ,とくに,マンガ絵が下手だと蔑まれてきました。
なので,「自分がマンガ絵を描く」ことは一生ありえない,と思ってました。
しかし,部員さんたちのマンガ絵を描いて幸せそうな顔を見ると,自分も描きたくなりました。
たまたま,授業(希望者のみ)でHPの作り方講座を受けたので,
自分で描いたマンガ絵をHPにアップしてみよう!と一大決心をしました。
その決心した同時期に,「西洋美術史」の授業を受け,「西洋史」にハマったので,
西洋史の人物をマンガ絵で描く形に。
初めて描いたマンガ絵はこちら。(2000年秋)
どの人物かは決めていないんですが,西洋史っぽい人物ってことで描きました。
その後,「ナポレオン」と「ダヴィッド」にハマったので,彼らを中心に描きました。
どちらもナポレオンですね。
こちらは画家ダヴィッドですね。
HPでキリ番イラストを始めると,キリ番イラストリクエストをして頂けるお客様も増えました。
おかげで,いろんな人物を描けました。
大学2年ごろまでは,主にイラスト中心で描いていました。
それが,自分でマンガを描くようになる転機が訪れます。
それはまた後日。
次回は,大学2年生の秋のときのお話。
大学2年の秋は,いろんな決断をしなきゃいけなくて,
その決断により,現在の私が形成される第一歩となります。
ようやく本題「なぜ私は社会科塾講師になったか?」の真相(?)がだんだんと明らかになっています。
一応,色々な伏線がはってあるので,お気づきの方もいらっしゃかもしれません。(笑)
ーーーーーーーーーーー
ランキングに参加しています♪押して頂けると嬉しいです。
ランキングの順位があがると,なんかうれしくなり,更新も楽しくなります。