社会科塾講師☆ブログ~しゃかりき!~

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個性は潰してはいけない

2013年04月10日 23時38分39秒 | 教育者としてのつぶやき

なかなか更新できず,すみませんでした。

 

今年の春は,昔,受験指導をしていた元生徒さんたちが大学1年生になる年です。

 

もう,進学塾を辞めて6年経ったのだな~,とつくづく思いました。

あのころは,とにかく自分に自信がありませんでした

 

私は入社1・2年目のときの上司と,教育的価値観が全く違い,

その上司に自分のすべてを否定され続けました

教育方針だけならともかく,自分の性格,おいたち,趣味,などすべてを「ダメだ」と言われ,

毎日説教でした。

自分に自信がなくなり,それにより,また失敗し,またそれで自信がなくなり・・と。

 

何度もその塾を辞めたくてしょうがなく,よく泣いていました。

 

でも,すぐに辞めなかったのは,ひとえに,生徒さんのおかげでした。

 

入社1年目はともかく,2年目からは「先生の授業が好き!」とか「先生とお話するとホッとする」と

言ってくれる生徒さんがいて,

「上司からは認められなくても,この子たちのためにがんばろう!」と

歯をくいしばってがんばりました。

 

その塾を辞めて,その後,フリーで塾講師や家庭教師をしていくうちに,

あのとき,失われた自信と,自分らしい教育アプローチが戻ってきました。

 

6年経った今では,あの上司の言っていたことは,

「間違ってはいないけど,それが絶対ではない。彼の姿勢は,彼と同じ価値観でない人を潰すな。」

と思えてきました。

 

あの上司にとっては,

「トップレベルの私立中学に行き,理系の大学へ行く努力をする,常にまじめに頑張り,どんなひどい先生や子供に関心のない身勝手な親でも常に尊敬し,その人の言うことを聞く子」じゃないと,「良い人間」ではないのだな,と。

 

でも,そうじゃない子だってたくさんいて,その子たちも「良い人間」です。

というか,「良い人間」「悪い人間」と分ける方がおかしい。

 

だって,どんな人間でも,生きる権利があり,幸せになる権利があるでしょ!

 

先生は,子供の学力を伸ばすために厳しい姿勢をするのも大切だけど,

だからといって子供の個性を潰していいわけではないです。

 

だから,あの上司は,私にとっては,私の個性を潰した人で,それは教育者としてはどうかと・・。

 

この潰された個性を取り戻すのに,5年かかりました。

 

その塾を辞めて最初の3年は,「こんな指導したらいけないかもしれない」と常に怯え,

逃げの姿勢で授業や面談をしてしまっていました。

でも,だんだんと,だんだんと自分が正しいと思う指導方法をやり始めたら,

そちらの方が成功することが多くて,だんだんと自信を取り戻していきました。

 

今は,育児に専念中ですが,

娘の個性を潰さないようがんばります。

 

 

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