社会科塾講師☆ブログ~しゃかりき!~

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社会科講師におススメの映画①

2009年09月08日 13時26分16秒 | 先生としての姿勢・やり方・豆知識
昨日も200以上のアクセスがありました。ありがとうございます!!


私は、古き良きアメリカや1900年以前のアメリカやヨーロッパが制作した映画が好きです。

古いものだと、世界恐慌のアメリカ農民を描いた「怒りの葡萄」、裁判員制度(陪審員制度)を描いた「12人の怒れる男たち」、盲目の少女と家庭教師の愛と教育を描いた「奇跡の人」、南北戦争をモチーフにした壮大な物語「風とともに去りぬ」や、広大な農業から工業中心に変わっていくアメリカ社会と人種差別描いた「ジャイアンツ」など・・。

最近の作品は、観ることは観ていましたが、どちらかというと、感動作や考えさせれるものというよりはエンターテイメント性の高い映画ばかり観ていました。(エンターテイメントが悪いわけではありません。私も大好きです♪)

しかし2006年に公開されたとある映画で、ひさびさに感銘を受けました。
それは、「ナイロビの蜂」という作品。

この作品は、アフリカのケニアのナイロビに在中する外交官が主人公で、正義感の強い勝気で行動的な妻が殺されたことにより、妻の死の真相を探っていくうちに、薬物実験・アフリカの辛さという大きな社会の闇に気づくという壮大サスペンスです。(アカデミー賞ノミネート&助演女優賞受賞作品です)

この物語が言いたいことが、現代社会の大きな闇です。

現在私たちが「安全」だと思って打っている予防注射も、多くの方々の犠牲によって成り立っていると感じました。私たちは、油断すると自分たちの住んでいる身近な世界しか考えていません。しかし、それは私たちの世界は多くの方々によって支えられているのです。
ですので、それを感謝して、少しでも多くの方に、自分ができる範囲で還元できることをしたいと思いました。

「ナイロビの蜂」はイギリスの作品ですが、イラク戦争でイギリスが加担したことも痛烈に批判し、白人優位な考えも批判しています。

社会的な問題をサスペンス仕立てに描き、ラストも読めずにずっとドキドキしてみます。最後の部分は、「してやったり!」という感じで、気持ちよくなります。

「ナイロビの蜂」は、小中学生には難しいですし、性的描写もあるので(過激ではないので、そこまで問題視するほどではありませんが・・)、大学生以上の方がご覧になられることをお勧めします。

とくに、社会科を教えられている先生(これから社会を教えたいと思っている方)には、お勧めです!!


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