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受験成功には「努力の見積もり能力」は必要

2013年02月18日 23時41分20秒 | 入試全般について

今回は

目標に向かってがんばって成功する人ってどういう人なんだろう?

というお話。

 

私としては,こういう結論を出しました。(私の意見が絶対的な意見ではありません。)

それは

 

自分の能力や性格を真正面から向き合える人」であり,

かつ

目標までの努力の見積もりができる人」

 

だと思います。

 

これは,よく遅刻をしてしまう人を例にするとわかりやすいかな,と思います。

遅刻をしてしまう人に遅刻した理由を聞くと,

「寝坊した。」

「電車が遅れた。」

「思ったより,準備に手間がかかった。」などあります。

 

たしかに,もっともな理由です。

そこには

 

「いや,ちゃんと約束の時間には着くつもりだったんだけど,想定外のことがおこってね・・。」

 

ということなのでしょう。

 

たしかに,想定外のことってあります。

 

今まで一度も寝坊したことはないのに,その日だけは寝坊してしまった,とか,

事故で電車が1時間停まってしまったとか,

準備をしようとした瞬間,入れるバックが壊れてしまい,買いに走った,とか。

 

でも,おそらく、たいがいの方は、そうではないでしょう。

そういう理由を言う人の多くが、

時々寝坊する人が寝坊したり,電車でも10~20分の遅れなど普通です。(もちろん全員ではありません。)

 

だから,「自分は寝坊する可能性がある」という自分の能力(性格)をわきまえ,

アラームを何回か鳴らすなどの寝坊対策をするべきだし,

10分程度の遅れは想定して家を出るなどはした方が良いでしょう。

自分の周りの環境がすべて順調に進むとは思うのは危険です。

常に,小さな何かはあると想定して,それに対処できる程度の動きは予めしておく,ということです。

 

また,準備の遅れも

「自分では5分で出来ると思っていた」しかし「実際には15分かかった」

ということでしょう。

本人としては,「5分でできたことある」という経験上からそのように言っていたりもします。

 

でも,これって,「時間の見積もりや,待ち合わせの時間を逆算して考えたりする能力が欠けている」

 ということなのでは?と

私は思います。

 

また,「準備に時間がかかるタイプ」だと自分の性格を把握しておけば,

「15分くらいは見積もっておこう」とも

できるはずです。

 

 

このように,その性格や能力が良い悪い、というわけではなく,

「時間に間に合う」という目標を達するには,

自分の能力や性格を把握していなかったり,時間の見積もりが

でいなきゃ無理だということです。

 

また,もし「別に遅れても良いと思うし」という人は,

遅れてきた自分が責められることで腹をたててはいけない

と思うんです。(相手の言い方があまりにひどい場合は別ですが・・)

「私には明確な理由があるのに!」と思って「遅れないようにしよう」と反省しなければ,

いつまでも「遅刻魔」のままですので。

 

また,あきらかに無理な待ち合わせ場所・時間の場合は,拒否する必要があります。

たとえば,明確な理由もないのに朝6時に電車で2時間かかる場所で,など。

どう考えても体力ももたないです。朝3時には起きなきゃいけないし,始発の電車でも間に合わないかも・・。

 

 

 

受験で目標の学校に合格することも

それと一緒です。

 

自分の現在の能力(偏差値)と,

目標とする学校の偏差値にどれだけがあるかを把握します。

もちろん、データに基づいて!

 

そして,その学校の偏差値に近づくにはどのように努力するべきかの「努力の見積もり」が

必要なのです。

努力の見積もりとは

 

何を捨て,何を重要視するか(たとえば部活は引退して勉強一色になる,とか)」,

 

どれほどの時間がかかるか

「その学校に受かるためには、

どのレベルの問題までは解けるようにならないといけないのか

ということです。

 

そして,その努力を,自分が実際に出来るのかを考えます。

そのときに,

「部活は辞めたくない」とか

「この問題は一生かかっても私には解けない!」とか

「1時間以上勉強するのは私に無理」など

 

その努力に自分は耐えられないと思うなら,その学校はあきらめるべきです。

 

こういうとき,

「いや,今はいそがしいから無理だけど,来週からはしっかり勉強できるから大丈夫!」とか

「今は本気でないけど,私は本気になったらできるはず」とか

「お隣の◎◎さんは,偏差値が10上がったらしい。だから私だってがんばればできるはず」

ということを言う人は,

本当に,努力の見積もりと自分の能力を見極めているのかあやしいことが多いです

もちろん全員ではありませんが・・。

 

ただ,このような言葉には

 

「今の私は本当の私ではないの」

「明日からがんばるけど,今日はしない」

 

という逃げの姿勢が見て取れます。

逃げている間は,努力は出来ません

 

 

ただ,こういう風に言うと,自分の能力を低く見積もる子がいます。

 

それもダメです。そうしたら,いつまでも,現状維持のままで,能力は向上しません。

 

ですので,ちゃんと,真正面から自分の性格を見つめ,努力の見積もりをしましょう

たとえば「私は本当に負けず嫌いだから」と思ったら,その負けず嫌いを利用して勉強すれば良いんです。

 

また,最初は無理だとあきらめた学校があっても,努力していくうちに能力があがり,

結果的に最初無理だった学校まで能力があがっていくことだってありますので。

 

 

ということで,「努力の見積もり」と「自分の能力・性格に真正面から向き合うこと」は

目標達成には大切かな,と思います♪

 

その「努力の見積もり」「自分の能力・性格に真正面から向き合うこと」は

受験生なら、この秋には始めないと、手遅れになる恐れもあります。

 

真正面から向き合うことは、とても怖いことです。

それは自分の弱さや悪いところも見つめなければいけないから。

でも、それが怖くて、逃げていたら、最後に、とてもつらい現実が待っているかもしれません。

なので、辛いですが、受験に向かって,みなさんがんばっていきましょう!

 

 

 

※こちらは私個人の意見ですので絶対のものではありません。

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※現在,過去の記事を削除・編集しております。その中の記事の中でいくつかピックアップして

 ブログに再度アップしています。この記事はその1つです。

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