今回は,受験生の夏季講習について,のお話。
(注意:こちらの記事は、過去にブログで書いた記事を再編集したものです。)
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高校入試を控えている中学3年生受験生
および
私立中学受験を控えている小学6年生の受験生
の夏期講習の過ごし方についてアドバイス。
塾によって夏期講習の期間や内容は異なりますが、日数としては大概は10~20日でしょう。
受験生にとって、夏休みの勉強が受験に大きく影響する,と
言って過言ではないでしょう。
勉強の成果が表面に現れるのは、3か月後だと言われています。
・・ということは,7・8月に勉強した分は、三カ月後の11月ぐらいに出てきます。
10・11月・12月からは受験校の過去問を本格的にとりかかる時期になるので、
ちょうど夏休み中に勉強した成果がでたころに入試問題を行い、
そこでがんばり、受験期の1・2・3月にその受験勉強の成果がでて合格する!という流れになります。
だから夏休みの勉強はとても大事になります。
ではどのような勉強をするべきでしょう?
① まずは、3年間の総復習!
中1~3年1学期(私立中学受験なら小5・小6で塾で習ったこと)までに
習った基本的な問題(教科書問題)をすべて網羅して勉強して、
わすれないぐらい問題演習をすることです。
夏休みはそれだけでも十分ともいえます。(超難関校は除く。)
それだけでほとんどの人は精いっぱいなのですが、
中には1回習ったら忘れないタイプの人もいるので、
その人はどんどん受験レベルの問題も解いていきましょう。
そうすれば、受験間近の勉強は超難関問題も解ける余裕がでてきて、
偏差値60以上の難関レベルの学校に合格する可能性が広がります。
② もちろん、苦手教科の克服も大事です。
小6・(中3)の夏休みに克服ができなければ
、受験生はもう二度と苦手教科の克服は無理かもしれない!という覚悟をもって頑張ってください。
ただ、苦手教科ばかり勉強をして、得意科目をそっちのけにしておくと、
得意科目がどんどん下がってきて、全体的なレベルが落ちてきます。
なので、
レベル維持・レベル向上をしていくには、
得意科目も苦手科目も最低限の時間はしっかりと勉強して(塾の夏期講習に参加しているのなら、塾のテキスト内をしっかりやりとげる。宿題・復習・やりなおしは必ずする。塾に行っていないのなら、市販の受験生用総復習問題集を演習・やりなおしして完璧に解けるようにする)、
あまった時間に苦手科目を基礎からじっくりやる、という形にするのがお勧めです。
③ 限界ぎりぎりまでがんばる&長時間の勉強に耐えましょう!
受験生は、お盆を除いては、毎日最低8時間は勉強することを目指しましょう。
限界ぎりぎりまでがんばることで、能力は伸びます。
ただ、体調を崩すことをしないような努力も受験勉強の1つなので、
しっかり自分の体力を見極めてがんばりましょう!
とくに、体がほとんど出来あがっている中3は無理しても大丈夫ですが(もちろん限度はありますが)、
まだ体の成長期真っ最中の小6は必要以上に無理をすると体を壊しやすいので注意しましょう。
とくに、まだ小6の男の子は睡眠時間がかなり必要な子がいます。
③ 本気でどの学校を受験するのか考えはじめる
中3生のみなさんおよび保護者の方:ほとんどの部活は夏休みで終了になるので、あとは受験まで勉強一色になります。
ここに行きたいな~というあこがれの気持ちでなく、
この学校に行くためにどれだけ偏差値をあげなければいけないのか?などの
真剣な気持ちで受験校考え始めて、ある程度目標をはっきりさせておかないと
、部活という気分転換もしなくなった2学期からは途中で気が狂いそうになるときが出てきます。
夏休みのうちに、ある程度候補を出しておきましょう。
私立中受験をする小学6年生のみなさん,および保護者の方:
自分の学力が、現在どのあたりなのかをはっきり確認して、受験校を考え始めましょう。
みなさんががんばっているので、夏休み以降に急激に順位が,よほどのことがない限り,
あがることはありません。
各々の学力自体は夏期講習の頑張り次第でグンと上がりますが、
みなさんが同じような状況なので、順位自体は,あまりかわりません。
しかい逆に順位がかわらないからと言ってがんばらないと、すごい急激に順位がおちていきます。
たとえば、いままでは常に偏差値55以上キープしていた子が、
夏期講習をいい加減にうけて偏差値40まで下がり、そのまま上がれなかった子も毎年います。
夏期講習明けの8月末もしくは9月の模試での順位である程度受験校を決めておいて、
11月・12月の模試でほぼ最終決定をするとよいでしょう。
あまりに自分の学力よりも高いところばかりを狙っていると、
いつまでも到達できない自分にイライラしてやる気が消失します。
自分の学力相応および偏差値5ぐらい上の学校を受験校と考えて、
努力のやりがいがあるようにした方が結果としてやる気がでるかもしれません。
また、私立中受験をするかどうかを迷っているのなら、この夏期講習で決めるのもよいかもしれません。
激動の夏期講習を乗り切れば大丈夫!と思って受験をするのを決めるのも1つの手です。
逆に夏期講習でもう耐えきれないと思ったら、これ以上の忍耐は続かないかもしれないので、
受験をするかどうか,再検討をするのも1つの方法です。
それでは受験生のみなさまが
全員志望校合格できることを
お祈り申し上げます。
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