【臍でお茶を沸かす】
馬鹿馬鹿しくてしようがないこと.
(辞書より)
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こんばんわ
御茶飲大学珈琲学部インチキ焙煎研究室の毛利グラントです。毎度おさわがせです。
今日は、へそ焙煎についてです。
その日の湿度でダンパーを微妙に調整したり・・・と
一度、この目の前で見てみたいものです。
ヘタな漫才よりも面白いですから、本当にヘソで茶が湧くかもしれません。
皆さんも、昨日と今日の湿度が数%違うだけでダンパーを半分絞ったら、梅雨時の湿度100%では気になるから訪問してみてはいかがでしょうか?
きっと、風が吹けば桶屋がもうかる式の解説で逃げられかもしれません。言った、言わないでケンカはいけませんから、最初の焙煎のときに、湿度が何%違うからダンパーを動かして、どれだけの時間やってるのかスマホで動画を取りましょう。ほんの僅か時間だけそうしてるだけの人も実際にいます。つまり意味はないのです。
Mrマリックさんも驚くでしょう。ダンパーの操作で味が変われば良いですが、大きな期待は負担ですので、せめてブラジルをガテマラに変えて貰って下さい。私には、そんな事は出来ません。一体どんな味に変えてくれるのでしょうか?
「来ました、来ました。ダンパーパワーです。」
コーヒーの味は焙煎度で変化します。焙煎度合いですね。
その為にガスで熱(カロリー)を与え続けます。さてここからが本題です。
ダンパーを開ければ、熱が逃げてゆくから時間が掛ります。
ダンパーを閉じれば、こもってゆくとするなら短くなります。
つまり焙煎度合い(時間を含め)が変わってきます。 これが手品のネタです。
この手の臍(へそ)焙煎を私が笑うのは、その目標がないから、どんな風にも解釈出来ることなのです。
そこに「桶屋の理論」で「やれフルシティー云々」だのと抜かされるから大笑い。
結局、目標値がない(屁理屈だけがある)焙煎ですから、結果は自在です。
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今日は、マジックの「ネタばらし」をします。
当店2つブレンドの「987ブレンド」と「Firenze」は配合も同じ、色も同じ色ですが、焙煎度は大きく違います。
[firenze]はエスプレッソ用の深煎りです。
つまり、色では焙煎を判断出来ないのですから、その逆手を取って、知らない人に、ダンパー弄る動作をして、この様な深入りを作れば、劇的にコクが出ますから、もう簡単に騙されます。
その為に必要なことは、焙煎は色で判断するという「嘘」の前提です。
その前提さえ在れば、ダンパー弄れば、カロリーは変わるわけですから、時間を変えれば味は変わるのです。
もっと、単純化すれば、ダンパー弄らなくても時間で味は変化出来ることを、ダンパーを加えて、それらしく見せるテクニックなのです。2重トリックなのです。
まあ、それを意図していなくても・・・ダンパーで変わったように思えるのです。
do you understand this tric ?
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そういう人の書いてあることは漫才よりオモロイ。
中には釜が窒息しているから温度が上がらないなんて書き込みもあります。
まあ、どうでもいいです、縁無き衆生でございます。南無阿彌駄豆
南無阿弥駄豆
毎日、プロ講座をしておりますが、
当店では焙煎講座で火を消していてもボトム温度までいくと反転して温度がどんどん上がって行きます。
何故なら、理論的にそれが当り前だからです。それをお見せしてます。
これが常識です。(驚いてもいいのです。目の前の事実を正面からみることです。)
知らないことを知ることは喜びです。
出来ないことを信じるのはアホです。
サンマを焼く、私は火力で焼く、そのフィッシュ・ロースターに煙突つけて、その煙突の直径を変化させてサンマの味を変えようと、私は思いません。そのロースターに水盤もないのに「蒸れる」とも思いません。
サンマとコーヒー豆を一緒にするなという声が聞こえてきそうです。
アンタ何サマ?馬鹿?
ハンドピックするような豆で焙煎を語られても、免許のない中坊がGTRを語るより始末が悪いです。
ガテマラSHBを煎上げることも、焙煎は【色付き】では絶対に判らないことを学んでもらう為です。
当プロ講座の大事な課題の一つでもあります。
それを、アナタ自身で実際に確認し身につけていだきます。
間違っても、釜が窒息するだの、オーバーフロー(何が?)なんて抜かしてる人は来ないで下さいね。縁がありません。
会話できない人も来ないでね。
ああ~今日もまた人を斬ってしまったぜ。