ご家庭で手網で珈琲豆を煎る方、家庭用卓上の焙煎機がある方によく聞かれることは【生豆】(ナママメと呼びます)の販売ですが、当店はすこし高いです。理由は当然、仕入れが高いからです。
今日は、コロンビアの新しい袋から煎ります。が最近は写真のように、昔ながらのドンゴロスの中に緑色のビニールの袋に入ってきます。この袋をグレイン・プロと呼びますが、何か特別な機能があるのでしょう。勉強不足で知りません。
が、グレインプロの袋には小さな字で何やら能書きが印刷されてますが、空袋になったら読んでみます。
時代は日々進歩し、運送方法も冷蔵コンテナもあり、梱包も真空パックもあります。
私の買っている豆はスペシャルティですので欠点豆は殆どありません。ハンドピックする必要などありません。
勘違いするのが、欠点豆を除けば、「スペシャルティ」になるような錯覚です。見た目は同じです。実は豆自体が別モノです。
さて、台風が過ぎで久々の晴れ間に今日は沢山の豆を煎ります。
【Pre-washed加工】とは?水洗いコーヒーです。
これで1.5KGです。これを洗うと
これ位、汚れているのです。ホンマ
このドロ水の色は、その土地の色によって変わります。ケニアは赤黒い、ブラジルは緑っぽい茶色(多分チャフの色も混じる)などなどですが、チャフは網の中、豆の周囲にみえますね。
■2回洗って、とてもキレイになりました。
「一体どう違うのでしょうか?」
だから、抽出して1日置いてもらっても、当店のコーヒーは絶対に飲めます。そんあ大袈裟なことしなくても、1時間後、2時間後でも、他店のコーヒーと同じ淹れ方をして比べて下さい。
冷蔵庫に入れてアイスコーヒーにしてもOKです。そうすると、
アラビカ種だけのアイスコーヒーです。素敵ですね。
市場にあるアイスコーヒーの多くは深煎りしたロブスタ種(ベトナム産)を多く含みます。苦いのがコーヒーと思う原因です。
焙煎屋さんでアイスコーヒー用の豆を買うときも聞いて下さい。
「ロブスタ入ってますか?」
そういう情報が知らされてないこと自体が詐欺に近い。
Pre-wash処理したコーヒーは「切れがあり、飲み心地が良い、冷たくなても変化しないのです。」
冷めても美味しい珈琲が、美味し珈琲の基本であることは昔から言われることですね。
洗うと「コク」が無くなると言う人は、生産本国で精製の段階での「washed」(洗う)を知らないのでしょうか?(笑)
生産本国で洗ってOKで、日本で洗うと「コク」がなくなるのは、どうも合理性に欠ける意見ですね・・・・