Youtubeの功罪は色々あるけれど、亡くなった方々の貴重な音声や講演を聞くことが出来ます。
仏教法話 正法眼蔵精読 真実の自己は宇宙である その(1)
■ 私は宗教は嫌いですが、仏教は好きです。
その中で、紀野一義氏は 私がもっとも尊敬する仏教学者(仏教者)です。
壮絶な半生です。
過酷な兵役から広島に帰ったら、家族は原爆で全員なくなっていた。
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■ 仏教者の著作も逝去されると復刻されることは少ないと思います。
澤木興道氏の著作も古書でしか入手できない。もっとポピュラーな坊さん私が子供の頃の高田好胤氏は忘れられています。
日本人の宗教は【仏教】だと言われてますが、どれだけ勉強してるのでしょうか?
インドで興った原始仏教も釈迦入滅後、弟子によって経典化され、
三蔵法師によって中国に伝えられ、長い間に色々なものを取り入れ、やがて日本に伝わり、そしてまた分派して解釈され、今は葬式の儀式として形式化された状況だと思います。
仏教哲学は、どう生きるか、何故?を示したものだった筈です。
何か迷ったら 【道元】さんに逢ってみる。
しかし、この天才の言ってることは、凡人の私にはサッパリ判りません。
そこで、この二人
紀野一義氏 と 西嶋和夫氏 の著作は社会の違う面からアプローチで非常に判り易い、日本一難しい「正法眼蔵」を日本一平易に解説されてます。
原語から漢訳された時点で間違ったことは、お二人とも印哲出身で判っていたが、当時はそんなことも大きな声で言えず、解釈に悩まれたかもしれません。
私は実践者でもなく、ただ読んでるだけです。
チベット仏教の「マニ車」みたいなものでは満足できない。
「道元」さんで手一杯どころか、色々中断があり何回もこの最初に戻る。
で、途中に「澤木」さん行ったり、あっちこっち全く違う分野に飛びまくり 、果ては「太田垣連月」から「自由律」まで行って、また戻っている。自由に生きた「種田山頭火」「尾崎放哉」しか意味がないと、
時間切れです。
当家の宗派は西本願寺です