■ 当コーヒー焙煎プロ講座ではフジローヤルR-101を使用しますが、理由はこれが一番難しいからです。
私はR-101、103、105も同時に所有し使って来ましたから、これは断言出来ます。半熱風・直火それぞれ長く使ってました。
これらの評価は、両方使わないと出来ないです。
■ プロバットを普段から使ってる焙煎屋さんは、実は技術的なことは殆ど理解出来てません。10年使おうと焙煎の基本は判らない。それほどこの優秀な機械がすべてをやって呉れます。だからこそ高価で高級ともいえます。アメ車ATみたいなもの・・・。
フジローヤルは国産車で小排気量のMT車です。フジローヤルを使いこなせればプロバットは一日で技術は完成します。これ、お約束です。
(但し、操作は慣れが必要です。)
反対にプロバット使用者は、フジローヤルはまず運転出来ません。それが同じプロファイル焙煎を試みてもです。
この意味は、当受講者さんしか理解出来ませんが、信じて下さい。
ここから一段上がった焙煎をプロバットでも受講して頂きます。
■当店のプロバットは5キロ釜ですが、500g位から焙煎出来ます。
他所さんは3キロ以上からです。(メーカー推奨です。)
どうして、そんなにも柔軟性があるのか?
焙煎燃費も電気代もグッと安く納まります。
現実に、5キロ機の燃費で3キロ焙煎すること自体も無駄ですね。
暖気運転もたった20分で完了します。1時間なんて掛けるのは全くアホです。
■ これは日本人の感性にあった焙煎法でもあります。
50キロ機以下のマイクロロースターでは、少量多品種焙煎をする意味があります。
実は、ドイツ人はこんな焙煎はしません。
ドイツ国内におけるプロバット機の設置状況は日本と随分違います。
だから、次期プロバットは、この私と同じ仕様になるかもしれません。
(インバーター制御する)
■ 多くのプロバット使用者は高級機を購入したから、自分が高級な技術を持ってるような錯覚に陥ってます。申し訳ないですが高級だから技術は不要なのです。それで最大に膨らみ焙煎が出来るのは95%熱風だからです。
プロバットを買ったら、その日から最高の焙煎が出来ますが、
反対に、最低の焙煎は難しいです。(笑)
■ フジローヤルはMT車だから適正ギアでトルクバンドで乗ってゆく感覚があります。エンジンコントロールはアクセルだけですが、世の中にはなんと!「排気ダンパー」を使ってる人もいます。「芯が残る」なんてことも言ってます。超不思議ですが、こんなものは、それなりに何とかなります。
まったく、デタラメを講釈しても釜の中は見えませんから、大笑いです。
「蒸らす」「水を抜く」「ニュートラル」「排気ダンパーを操作」「中点」全てデタラメです。