Political correctness
実を言うと、この20年間で折に触れ読み返してるのは、この著者:小浜逸郎氏である。思った事、感じたことを諸々の「差別」というフィルターを通過させる時に、誰もが表現力(説得力)の足りなさを感じる。その時に彼の著作が要る。
時代は変な方向に向かっているが、やがて修正が入り、より良い社会になって行くのであろう。
因数分解した思想を組み立て新たな高みへゆく為に必要な知性がここにある。
決して難しい本ではない。
読めば理解出来る。が自分の言葉だけでは表現が出来ない。誰もできない。
思った事をどう文章に落とし込むのか?
けっこう回り道しながらの橋本治、有無を言わさぬ筆圧の立花隆、緩い直球勝負の小浜氏である。
難しい事を、丁寧に読み取れば誰でも理解出来るけど、現場で他人相手にやってる暇はない。けれど、ここに書いてる事を自分の言葉で的確に表現出来れば、それが知性だと思います。
私は団体を主催してた頃も、それが出来ず彼から借りて来た言葉を多用してた。
「弱者」のルサンチマンに打ち勝つ思想で皆が幸福になるとは思わないが、それを笑ってやり過ごす事が出来れば個人的にはINですが、まあ、面倒臭いので、「無視」しちゃってるわけです。
世間もそうかな?
世間は「鬱陶しい」ので無視ですけれど、それが弱者の増長を招く。
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小難しい語句を並べ立ててる批評家とは違い、やはり世間に支持されるのは前述の3人なのですが、小浜逸朗氏ははお薦めです。過去の著作で、今の諸問題を解くカギが沢山あります。
「弱者」とはだれなのか? その「ルサンチマン」を理解出来る。
Cafeでコーヒー飲むくらいなら本を買いましょう。
スタバで650円支払うくらいなら、「ブックオフ」で10分で瞬間5冊選び、コンビニでコーヒー買って660円です。
書籍エンゲル係数を高めましょう。私は下降の一途です。
スマホを使う時間を読書に当てましょう。
週に一回は、「新刊本」屋に行きましょう。
ジジイの運転に腹を立てないようにしましょう。
本は10冊買って3冊読めば良いです。充分です。
雑誌は中のコラム読むだけで充分です。
ええー自慢ですが、子供の頃から「学校推薦図書」なんぞ一切読んだことはないです。(読んだフリはあり、(笑))
クソ喰らえです。
何故かって、その読書感想文は「感動!」することが前提です。
学校推薦図書を (選択は業者との談合だろうけどね)
「アホみたいにつまらん。」とは書けませんのわね。
そんな読書はしなくてよいです。通知簿は下がります。
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この著作の中で、太宰の短編「男女同権」も言及されてます。
今月の「kotoba」も引き続き「トカトントン」に寄せてます。
太宰の「人間失格」で感動しましたな若者など「ゾッ」とします。
「アホか?お前は?」と思います。
そんなデカダンな生活してのか?お前は(笑)
考えてみれば「同調圧力」は昔からあるわけですよ~~。
「感動しなければいけない」みたいなね。
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コンビニスイーツを美味い不味いなんて語る大人だけには成らないで下さい。
今日は、これくらいで・・。