ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』
これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

神さまに会いたい

2012年05月15日 | 信仰

 世界最大の宗教は? キリスト教である。Photo
 世界でもっとも起源が古い宗教は? ユダヤ教と共に、天地創造から、B.C.2000年前のアブラハムに起源を持つキリスト教である。
 世界で最も人類の歴史と文明を影響を与えてきた宗教は? キリスト教である。
 キリスト教は奴隷解放、一夫一婦制、弱者の尊重と保護、奉仕など他宗教には見られない基本的人権の母体となった。

 浄土真宗の家庭だったが、中学1年生の時一番心を惹(ひ)かれたのは、キリストが全人類の罪のために十字架で、実に悲惨な死を選んだことだった。こんな教祖なんていない。
 以来還暦を過ぎた今に至るまで、18歳からの2年間、学生運動に挫折した期間を除いて、この一神教の神から心が離れたことはない。しかし、である・・・・・・・・・。U17341427

 十数年まで、神に実際に会えるなんて、知らなかった。そんなことがあるなんて知識もなかった。いや、聖書が明確に記していても、その知識はあっても、聖なる神は高く天に座して、罪深い人と親しく交わるなんて、あり得なかった。受け入れないことは、知らないのと同じだ。もし知っていたなら、その瞬間から狂ったように「会いたい、会いたい」と願ったことだろう。
 今日でも多くのクリスチャンは、経験上だが、私と同様な方が多いと見ている。しかしこれは間違っている。なぜなら聖書自体に、聖霊は「神を信じる者に内住される」とはっきり記している(使徒1:4-5)。それどころか、確かなことに、キリストは、信じる者に聖霊を送る(個々人に内住させる 
ヨハネ16:7)ために十字架にかかられたのだ。
 ※聖霊とは、「父なる神、子なる神イエス・キリスト、聖霊なる神は神であり、唯一である」というキリスト教の三位一体の神の呼称。

 ところが私ときたら、ボヤーっとは感じても、はっきりと神を知らないのに、それでも「熱心なクリスチャン」で、必ず天国へ行ける・・・・と信じようとしていた。だが、実際に知らないので迫力がないこと、確信が無いこと・・・・おびただしい。「まぁ(周辺のクリスチャンを見ても)、みんなそんなもんだナ」と。
 そんな私が「(内住されている)神を体験できる、会える」らしい、という情報を得た。
 クリスチャンである私は、いつも殉教を考えていた。中学生の時、遠藤周作の「沈黙」
を読んだためだ。「自分はクリスチャンだと言っているが、では本当に神を選べるのか?」この問いは頭から離れることはなかった。だから「なんとしても、神に会いたい、いや、会わねばならない」と瞬間的に決心した。

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 願い続けていると、いつかかなうものだ。
 それまでのいきさつはオールカットするが、「聖霊のバプテスマ(マルコ1:8 使徒1:5)」と言うものがある。このこともきちんと聖書には重要なこととして記されていた。実は私の場合、その直前に、聖書で言えばサウロがダマスコ途上で神に会い打たれたように、神が語ってくださる体験をした。
 その瞬間からコペルニクス的転回というか、劇的に信仰が変わった。
Calva03

 人類の祖アダムから、四千年前のアブラハム・イサク・ヤコブから今に至るまで、神は生きておられ、それは人間の一人一人を(造られたのだから当然)、認識し関心を抱いておられる。何よりも私たちを十字架の愛で、今も愛しておられる。間違いありませんでした。今は断言できる。小説「沈黙」は間違いだ。  (ケパ)

 
 
コメント
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