りんご収穫から2週間ぶり、高速道を上田の手前、東御市で下りるとそこはもう、冬になっていた。写真はお昼ご飯に寄った豚カツ屋さんの軒先。この時間でもつららがキラキラ七色に光って、それはそれはきれいだった。
昨夜は近年になく異例の-8度にまで下がったという。都会ではこんな光景に、なかなかお目にかかれない。
水の面白い話を聞いた。結氷の話である。寒い日、湖とか池とかの表面が凍る。しかし凍るのは底や中心部分からではなく、必ず表面からなのだ。「なぜ表面からなのか?」「表面からに決まっているからそうだ!」では答えにならない。
水は4℃が一番密度が高く重い。だから4℃に冷やされた部分は水底部分に沈む。そして後からさらに冷たい0℃に凍った結氷がどんなにがんばっても、4℃の部分の方が比重が重いので、これを氷部分で追い払うことができない。 結局どうなるか?水底部分に凍らない所ができる。そこで魚、水草などの生き物は、どんなに氷の世界となっても、生き延びることができるのだ。
私はこの話に驚いた。今まで何とも思わず冷蔵とかの知識として、漠然と4℃のことを知っていた。しかし神がこの世界と仕組みを創造する時、水と緑の惑星であるこの星に、厳寒時でも魚たちが生き延びれるような仕組みもお造りになっていた。4℃はその大いなる秘密である。 ケパ