この親指の爪を見て欲しい。
実は何ヶ月も前に、うっかりドアで挟んでしまった。見る間に爪の中で内出血していった。痛みの中で、「主よ、どうか出血を止めて下さい。」と祈った。すると出血は止まったのだろうか、もうそれ以上は大きくならず、痛みも収まった。
喜んで神に感謝した。ところか、である。しばらくするとなんと!爪の中心というか、爪をつくりだす源のところに黒い出血が現れ、それは次第に大きくなっていった。これはまず間違いなく爪が死に、生え変えるまでに半年以上もかかってしまう事態だと思わされた。
それは同時に、あのいやし、神に祈って応えられたいやしが反故(ほご)になってしまうことを意味する。それは信仰にも関わることなので、「まあ、いいや」と済ますわけにはいかなかった。
「ああ、神様、あなたは確かにいやしのわざをお与えになりましたが、あれは何だったのでしょうか? わたしを戒めるためなのでしょうか? しかし主よ、御心なら、あなたのいやしが真実であるためにも、到底無理と思えるこの爪の芯での出血を止めるだけでなく、生え返させることもなく、ただいやしてください。」と祈った。
祈ってると異変を感じた。爪の中心とも芯ともいえるところが、まるで熱を持ったように熱くなったのである。神はわたしの祈りを聞いてくださったことがわかった。
これはさらにその数ヶ月後の、明白なしるしである。神は生きておられ、信じて祈る者に答えてくださる。怪しい宗教、いかがわしい神々は数多くあれど、それ故に真の神はいないと決めてはならない。唯一の神は確かに、永遠から今に至るまで、生きておられる。(ケパ)