昼過ぎ、マンションの通路にはセミがバタバタもせず、力無くしていた。
つい手を出して指につかまらせ、階段下の樹木の枝にとまらせた。
このセミは、いつまでここにいるのだろうかと、ふっと思ってしまう。
でも、通路で息絶えるのはもっと辛かろうなぁ。私は少しセミの為になったのだろうか。と思った。
ドルカス
つい手を出して指につかまらせ、階段下の樹木の枝にとまらせた。
このセミは、いつまでここにいるのだろうかと、ふっと思ってしまう。
でも、通路で息絶えるのはもっと辛かろうなぁ。私は少しセミの為になったのだろうか。と思った。
ドルカス